2025年2月27日飯田橋エスパス・イマージュにて月永理絵さん(ライター、編集者)、矢田部吉彦さん(前東京国際映画祭ディレクター)の上映後トークイベントつき試写会を鑑賞。
小学校に入学し新生活に不安なノラが目の当たりにしたのは上級生にイジメられ告げ口を拒む兄。そして軒並み役に立たない大人と差別的で残酷な友達。ノラの行動で何がどう変わるのか、という映画。
すごく濃密な70分強。主人公の目線の高さのカメラで主人公に見えているものだけを映す。環境音はあるけどBGMもエンディング曲もない。観てれば分かるけどダルデンヌ兄弟監督の影響をモロに受けているそうで、次回作はダルデンヌ兄弟がプロデュースするそうです。
上映後のトークイベントでは右の席の人はずっとケータイを弄っていて全く話を聴いていませんでした。左の席のノーマスクくしゃみおばさんは寝てました。ノーマスクなのに酸素不足か?疲れてたなら仕方ないけどスマホは失礼だろ。絶対アウトだと思う。行きたかったけど当選しなかった人もいるんだからちゃんとトークを聴こうよ。スマホって人間を傲慢にさせますね。
監督はイジメの芝居で子役たちの人生を曲げないように相当気を遣っていたらしいんだけど、苛められっ子の兄がお漏らしをするシーンが唐突だったので「我慢するところからじっくり見せてほしかった」と不謹慎なことを思ってしまった。