圧倒的没入体験。これこそ映画館で見るべき映画だ。
長尺の映画ではないけれど、それでもあっという間の時間感覚だった。
大人からすればなんてことのない、"校庭"のよくあるできごとなのかもしれないが、も…
「平気?」と聞いてくる担任の先生、約束を守らず怒りに任せ短絡的に解決しようとする父、端っこを見ない監視員、「仲良くできるよね」という学校、「ならもう遊ばない」と脅す友達、軽く放たれる「死ね」や「殺す…
>>続きを読む没入感がすごくて途中から目がカピカピに、観終わったあとは眉間が痛かった
ノラと同じく、兄を持つ妹として(兄は至極普通の人間だが、私と性格が真逆なため)兄のことが恥ずかしくなることはあったし、学校で"…
心がえぐられる映画だった。
小学生の兄妹、アベルとノラ。最初のシーンはノラが学校に入学して、不安だらけで兄のアベルにしがみついて泣いてるところ。優しいアベルはノラに、大丈夫だよ。と言う。休み時間にな…
こどもにはこどもの世界の地獄があり、そこから抜けだす方法があるとすれば、それはこどもじゃなくなることしかないんじゃないかと思う。
閉じられ家庭内という平穏からむりやり世界につれだされたノラの感覚を、…
小学校に入学した7才のノラは、クラスになかなか馴染めないでいた。そんなノラは休み時間になると3つ年上の兄アベルのもとへ行く。しかしノラが見たのは、校庭の片隅でアベルがいじめにあっている現場だった。
…
なんか久しぶりな感じ
3週間ぶりくらい?
ほら、私4月から余計なこと、別に余計でもないんだけど、引き受けちゃって
自分の時間がないっていう
時間は作るものなんで、映画を観る時間はあるんですけど
イ…
カメラは執拗なまでにノラを追う。一部に焦点が当たっていてそれ以外はぼやけているなど、まるでノラが見ている世界のようだ。舞台は学校、子供にとって初めて"社会"を経験する場所。人見知りのノラは不安で泣き…
>>続きを読むこいつぁくらうねぇ
圧倒的没入感
置かれた状況をまだ俯瞰できない子供の視座を表現するかのような「全て見せない」カメラワークと、視野の狭さを表現するかのようなピント。いい大人をイライラさせたら制作サイ…
多くの子どもたちにとって、家庭そして学校が世界の全て。閉ざされた狭い世界で、理不尽に揉まれながら社会で生き延びられるよう"成長"していく。
学校でいじめられる兄アベルは犠牲者であり、残念ながらカイン…
©2021 Dragons Films/ Lunanime