葦見川和哉

アンビュランスの葦見川和哉のレビュー・感想・評価

アンビュランス(2022年製作の映画)
3.8
頭のネジ1本どころか全本無理矢理捻じ千切ったイカれっぷりが超楽しい! こまけぇことは気にすんなオラベイチコベイチコ! な勢いで救急車ぶっ飛ばしつつ観客まで全力で殴りつけてくるし、大半がドローン空撮で(物理的に)地に足ついてないベイベイしさ特盛でハァお腹いっぱい。

でもこれ100〜110分に収めてたらマジで傑作になったんじゃないかというくらい面白い。ジェイク・ギレンホールのキレっぷりはさすがだし兄弟愛なんかにもホロっとしたり。エイザ・ゴンザレスの肝の座り方もいい。ただIMAXで開腹手術モロ見せられるとは思わなんだ。さすがベイやん。

なんだかんだ言ってもやっぱりマイケル・ベイのセンスは誰にも真似できないしマイケル・ベイというジャンルが確立している時点ですごい人物なんですよ。あと『6アンダーグラウンド』に続きローン・バルフェの鳴らしまくりな音楽も良かった。サントラ4月配信なのでこれは買い。
葦見川和哉

葦見川和哉