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アンビュランスのIKのレビュー・感想・評価

アンビュランス(2022年製作の映画)
4.1
正直最近の若い人はマジで映画の方の「ザ・ロック」を知らなさそう。

ド派手なアクションや軽はずみな大爆発は当然として、終始口が悪くてやかましい登場人物、光や色彩のギラギラ感、何でもない場面でも落ち着きがなさすぎるカメラ等、どこを切ってもマイケル・ベイ要素満載で嬉しい。特にドローンを使ったショットの攻め具合が最高にどうかしてて超楽しい。アクションや爆発てんこ盛りなアクション映画は数多くあるけど、マイケル・ベイ監督作はそれらの密度や濃さが明らかに段違いで、観終わった後はお腹一杯なんだけど、時間が経つとあのギトギト感が恋しくなる不思議さがある。

また今回は「トランスフォーマー」シリーズで時々見られた悪趣味要素が皆無で、且つストーリーやキャラがそれなりにしっかりしているため、マイケル・ベイ監督作としては比較的取っつきやすい部類な気がする。全体的には大雑把にも程があるけど、まぁそれも含めてマイケル・ベイだよねという結論になっちゃうのも不思議な所ではある。
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