2002年、建築家を目指して東京藝術大学に通う18歳の伊吹は、美しくチャーミングな女性・李由那と出会う。二人は日本の繊細な建築を辿りながら、忘れられないひとときを過ごす。「将来、私の家を建ててね」そんな他愛ない約束だけを残して砕け散った二人の恋。それから19年、長い空白の時間を経て、離婚・父の病気など人生の苦悩を背負った由那は、突然伊吹の前に現れる。そして、夕陽の街とも言われ、南アルプスと富士山を眺める絶景の西伊豆町に家を建てて欲しいと依頼する。あの頃秘めていた想いを答え合わせするように、二人の距離は縮まっていくー。
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