pilotis

ウーマン・トーキング 私たちの選択のpilotisのレビュー・感想・評価

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好みでない作風の時、自分の性格や考え方と向き合うことになる。

舞台的な会話が苦手だった。ここまで会話劇だと思っていなくて寝入ってしまったので殆ど頭にないだろうけど、子供の台詞も年配の人も比較的若い人も相違あれど其々意見を受け止めているように見えた。それが私にはちょっと信じられない。閉鎖的な村の割に土着感がなく、これだけ意見を言い合える、複雑で色んな意見が出るのが不思議だった。私の田舎だったら、年寄りは腰が曲がってて自分の考えが絶対で、苦しくても知らない土地に行くより耐え忍ぶ事を絶対選ぶだろうし、行くならもっと怖がる。
若者の中にはフワフワと意見を持たず出てきた意見に右往左往する人もきっといる。
金持ちの家とか本家が意見強くて、全然相手にされない人だっているはず。窮地に立たされた中で団結しなければいけないからそういうのないのかな。
この映画の中ではみんな身綺麗で背筋が伸びているのは、宗教がそうさせるのだろうか。侘しさや哀愁がないように見えるのは貧しい所ではないからなのか(それでも文盲なのだけど)
デイドリームビリーバーの選曲は何なのだろう。親近感?
あまり行かない映画館の最後尾で、お客さんが黙って(当たり前だけど)この映画を見届けているの、凄いなと思って観たり寝たりした。。
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