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パリ・ブレスト 〜夢をかなえたスイーツ〜のpilotisのレビュー・感想・評価

3.0
パティシエの作業場見るのもフランスのケーキも大好きなので楽しみにしていた。
動機がどれもあんまり描かれてないように感じて分からない事が多かった。部屋に貼るほどの憧れシェフは、ただトップだからというだけ?急にコートダジュールに来た理由は?どうして母ともっと距離をおくよう周りが交渉できない?
黒人の友人と差別や文無しから抜け出してやる!と居残って研究するのとか、ブーランジェリーのオーナーにコンクール出るために創意工夫して出場とか、熱くて盛り上がるのに説明が薄くて乗れずに話が進んでいく…

それに、自分のパティスリーでないのに下っ端が急に作らせてくれ(下処理とか、当日どこまで作ってる?)とか、配合変えたりとか、そんな自由度あるもん??
「パリブレスト作ったのは誰だ!」(一人🙋‍♀️)
「これがパリブレストか⁉︎」
(どう見てもチョコのケーキやん)
主人公が作る→チョコのケーキ でえっこれがパリブレストなの⁉︎とよく分からなかった。
パンフレットにそのあたり書いてあるかと思ったけど書いてないし、なんならケーキのレシピや説明(作れないけど…)とかも無いし、作品もパンフももっと補填してほしかった。。漫画とかの解説役って大事なんだね。。
ケーキは全部実際のご本人が作られているそうで、だからこんなに映画に馴染んでいるんだな。
差別発言も悪い人も少ない方だけど良いシェフがかける言葉とか、才能を素直に認める様子は清々しかった。素材キラキラより、もっと手の込んだところや作業風景見たかった。
感覚的なサントラ好きでした。
「子供の頃の記憶」と言って、誰もが楽しく無邪気な思い出があるわけじゃ無いと教えてくれる。
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