ハレルヤ

ウーマン・トーキング 私たちの選択のハレルヤのレビュー・感想・評価

3.7
2010年のとある村。キリスト教徒による自給自足のこの村では、長年男性による女性への暴行が横行していて、彼女たちは自分たちで報復するか、服従するか、この場を去るか、その決断をする2日間を描いた実話ドラマ。

タイトルの通り、まさに女性たちの話し合いが中心の作品。なので起伏は少なく、ハラハラドキドキな展開を求める人ならば物足りないのは間違いないです。

世間から切り離された村でしか生きたことのない女性たち。読み書きもろくに出来ないし、他の場所へ行っても生活できる保証もない。今まで通り服従か、戦いか、脱出か。各々で意見も分かれる。映画というより討論会のような感じでしたが、彼女たちにとっては命をかけた選択。かなり見入っていました。

こんな出来事がわずか10年ほど前という事実。今も世界の何処かに同じようなところがあるかもしれないと思うと、恐ろしさと悲しさが胸に迫ります。
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