ロブ・ゾンビ監督が60年代ドラマシリーズ『マンスターズ』をリブート。
ヴァンパイアのリリーと人造人間のハーマンの恋の物語。

グロ・ゴア描写が全くないロブ・ゾンビ作品。
コメディ全振りの割にはあまり面白くもない笑
ゴシックでファンタジーな世界をポップでカラフルな配色映像で描く。
この奇抜な世界観はとても好みです。
そしてシェリ・ムーンは何をしても魅力的。
個人的には内容✕、映像・演出◎

ロブ・ゾンビ 脚本・監督による60年代怪物ドタバタコメディのリブート

・ロブ・ゾンビ先生に期待する変態性や残虐性や毒はほぼゼロ
・完全にファミリー向け(PG)
・シットコム由来の演出とか笑いがちょっとサムい

というわけでホラーファンが「ロブ・ゾンビ」の名前だけに釣られてうっかり観ちゃうとがっかりしちゃうかも
ロブ・ゾンビ実はファミリー対応の映画も撮れるんだよぉ…とかどうでもいい！

カラフル＆ポップなセットとかわいらしいシェリー・ムーン姉貴を愛でるだけのハロウィンの季節モノお祭り映画と割り切って観れば良いのかも

ロブ・ゾンビ監督最新作。
60年代に人気を博した怪物一家のシットコム番組『マンスターズ』のリブート。
といいつつハーマンとリリーの出会いを描いたTVシリーズの前日譚的内容。

ロブ・ゾンビ映画初の血が流れない残虐要素ゼロのドタバタコメディ。
オフビートなギャグは滑り気味で退屈だけど、原色バリバリのカラフルでポップなビジュアルに凝りに凝った小道具や美術を背景にゴシックな魑魅魍魎が跋扈してる画は個人的には観てて楽しめた。

そしてシェリ・ムーン・ゾンビ姐さんに尽きる！ゾンビ映画は奥さんの魅力によって支えられてます。
ハーマン役のジェフ・フィリップ・ダニエルも悪くはないんだけど、オリジナルのフレッド・グウィンの存在感にはやはり敵わず。

前日譚な内容なのでマンスター家唯一の人間であるマリリンや狼男の息子エディは出てこないし、カリフォルニア（TV版はニューヨーク郊外）での人間社会に溶け込んだ日常生活もほぼ描かれずに終わるのも残念。
しかしなんだかたんだロブ・ゾンビが撮りたかったものを楽しそうに撮ってるのは伝わる。

笑えるかは微妙だけど、これからのハロウィンの季節にダラダラ流し観するのには最適なポップコーンコメディでした。
とはいえ日本ではいつ配信されんのやら…。