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フルーツバスケット -prelude-の0i7のレビュー・感想・評価

4.5
原作未読、TVアニメ1st〜Final Season鑑賞済み
息つく隙がないほど、終始悲しみ、喜び、苦しさ、幸せが押し寄せて改めて物凄い物語だなと思いました
沢城みゆきさんと細谷佳正さんの良い声×良い声による、それぞれの芝居も掛け合いも絶品でした
草摩夾(CV:内田雄馬さん)、本田透(CV:石見舞菜香さん)、本田今日子(CV:沢城みゆきさん)がそれぞれ抱えるものはあまりに寂しくて苦しいけれど、
本田勝也(演:細谷佳正さん)が今日子の抱えるものを今日子諸共抱きしめたからこそ、透と夾の知る明るくて愛情深い今日子になって、
透は今日子がいたから勝也と今日子の優しさと愛情をしっかりと受け継いで、
夾は今日子と透と出逢ったから愛することと愛されることを受け止められるようになったわけで、
すべての始まりである勝也と今日子の物語に苦しさと温かさで胸がいっぱいになりました
フルーツバスケットは救いの物語ですが、一方が救って他方が救われるという一方向ではなく、双方向で対等に救って救われる姿が描かれているのがとても素敵で、勝也も今日子を救うだけでなく今日子に救われていたんだなと思える描写が素敵でした
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