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「娘」「母」。
母性がないことが普通じゃないのか。
母性があることが普通なのか。
その、「普通」では表現できないほど、
分厚く、重い、繊細な感情と性格を持って生まれてくる僕ら人間がどう「母性」と>>続きを読む
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「高級料理」を生んでしまっている社会、味よりも、ランクに翻弄されている権力者への皮肉。
そんな社会に染まらない、
自分の価値観を優先する彼女がスパイスになり、与える側の「美学」を主張する。
計算さ>>続きを読む
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自然で生きる生き物の
「美しさ」を人間に反映させている物語だった。
自然界の生き物にある「美しさ」の中には多様で、歪な「愛」がある。
時にその「愛」で生き、その「愛」から身を守る。身を守るためには捕食>>続きを読む
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「だるまさんが転んだ」の繋がりが心をふわっとさせてくれた。
他にも青色の照明がリリーフランキーの演じるおじさんの悲しみを表している、
それが最後は晴れるのが、希望のようで、心があったまる作品だった。>>続きを読む
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戦争に行かなかった人への差別。
黒人。人種差別。
など、多様な差別の上に建てられた個性と欲が絡まり合った作品だった。
主人公の医師の心の声が、何事も見抜いているように錯覚する人間独自の心理のようで、面>>続きを読む
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人種を超えた愛はタブーなのかと考えさせられる映画だった。親羊への嫉妬心が独占欲に変わり、亡くなった娘の変わりにあの子羊を純愛しすぎた結果、タブーが生まれたのではないだろうか。血の関係なく、子への強い純>>続きを読む
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なんでもかんでも調教しようとする人間への罰?見たことない新しい映画だった。ただのsfではなくて、人間が抑えつけようとしていた生物たちの代表として人間に罰を下す未確認生物を題材にしている社会的な映画でも>>続きを読む
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出会いと別れと再会を経験し続け、
不器用な子供が大人になっても成長し続ける力になった甘酸っぱい夏の記憶。
最後、大人になった彼の顔を映さないのは最高に良かった。
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小説を読んで映画を観たからか、シーンの組み方がまったく違くて新鮮で面白かった。けど、大切な描写が何個か抜けていて少し展開が早い気がする。脚本とカメラワークは、凄い好み。もう少しゆっくり進む感じだったら>>続きを読む
吸い込まれる映画だった。いちかが何かに我慢する時に自分の腕を噛む描写がささった。また、理想を追い続ける凪沙が最後まで自分の理想を崩したくなくて病院に行かなかったのかなと思った。凪沙の理想には、お母さん>>続きを読む
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時代の流れにもがく人を今の社会に染めること、まっすぐな人を変えようとすること。何が悪で善なのか測れない矛盾だらけの世界が素晴らしき世界なのだろうか。男が星を見つめた時初めて光が見えた。けれど、必ずし>>続きを読む
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向き合う大切さが印象に残る作品。男と青年監督が出会うことで、映画作りを通してでの、他人との対話、協力性が芽生えていくストーリー。甘いものを食べないという縛りを自ら切った後の男と監督の変化が繊細に表現さ>>続きを読む
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この時代ならではの、差別意識が繊細に描かれていた。「私は、差別主義者じゃないけれど、、、」という言葉が、差別としてではなく、自分にとって当たり前なことを言うような感覚のセリフが物凄く人間らしさ>>続きを読む
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善悪が分からなくなった。絶望に落ちた後に居場所が見つかるのがノンフィクションのようで、見ていて苦しかった。彼らにとって何が最善の選択だったのか。自首をして、もう一度自分の子供に会おうと公園に>>続きを読む
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密室でぶつかり合う偏見と多様な善意が絡まり合い結ばれることで、人間の美醜を表現していた。最初の会議室の空気は、軽くとても人の生死を真剣に考えている感じではなかった。自分の欲を優先する男。几帳>>続きを読む