hirokiさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆(2015年製作の映画)

4.0

昨年から続々と公開されている山岳映画の中では、最も娯楽映画として楽しめる作品だった。
「エベレスト3D」も良くできた作品だったが、実話ものらしく、淡々とドキュメンタリータッチで進んでいく映画だった。
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栄光のランナー 1936ベルリン(2016年製作の映画)

4.1

オリンピック開催に合わせて公開されたと思われる、実在の金メダリストを扱った実話もの。
その時点で感動的な物語になるのは分かっているようなものだが、やはり感動してしまった。
それなりに知られている俳優は
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青空エール(2016年製作の映画)

3.9

原作者の河原和音の作品は「高校デビュー」と「俺物語!!」が映画化されているが、これらが徹底的に漫画の世界を再現したようなコメディタッチの作り方だったのに対し、「青空エール」は普通の青春映画として楽しめ>>続きを読む

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.9

最近の3D映画の中ではかなり優秀で、ゴーストたちや捕獲光線(?)が画面から飛び出しまくっている。
前作に出演した俳優たちは5名ほど出ているが、物語自体は独立したものなので、前作を見ていなくても大丈夫。

キル・ユア・ダーリン(2013年製作の映画)

3.2

DVD上映ではあるが、一応映画館で上映されていたので見てみた。
同性愛もので物語が暗く、ラドクリフは新しい役柄に挑戦してはいるものの、丸眼鏡のせいで、まだハリー・ポッターに見える。

FAKE(2016年製作の映画)

3.9

監督である森達也が、ゴーストライター騒動で話題になった佐村河内守に迫る1時間50分。
面白いのは、佐村河内の話を聞いても、本当か嘘か分からないところで、行動ひとつを取っても怪しく見えてくるところ。

ペット(2016年製作の映画)

3.6

字幕版で鑑賞。
本筋よりも本編中に散りばめられた小ネタの方が面白かったりする。
終盤登場するバスの後ろにイルミネーション製作の新作「シング」の広告が貼ってあったのがおかしかった。

ギジェットの声を担
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ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

3.3

今年6月に亡くなったアントン・イェルチン主演の「ゾンビ・ガール」と似た筋書で気になったので見てみたが、「ゾンビ・ガール」の方があっけらかんとしたコメディタッチで楽しめた。

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.7

ジャウマ・コレット=セラ監督にハズレなし。
彼の撮るサスペンスあるいはホラー映画は、人間の怖さや犯罪を描いてきたが、今回初めて自然界を相手にした。
ラストの解決方法は少し甘いが、1時間半未満の上映時間
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

2.8

ノア・バームバック監督作品では、「フランシス・ハ」の方がずっと洒落っ気たっぷりで楽しかった。

私にとっての「ヤング・アダルト・ニューヨーク」の見所はナオミ・ワッツの父親役で、チャールズ・グローディン
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.0

体育館での撮影が、カメラが回転すると本格的なMVに変身するシーンは見事。
笑顔で映画館を出られること間違いなし!!

全員、片想い(2016年製作の映画)

3.8

オムニバス映画はそれぞれの挿話の出来にムラがあることが多いが、これは全体的に良くできていた。
個人的に一番気に入ったのは、広瀬アリスと斎藤工が出演の「サムシングブルー」。
これは映像と音楽のみで表現さ
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レジェンド 狂気の美学(2015年製作の映画)

4.3

トム・ハーディの一人二役に感心しきり。
エミリー・ブラウニングは古風な顔立ちなので、この作品のような1960年代の女の役はピッタリ。
久々に楽しめるギャング映画を見たという印象。

監督・脚本のブライ
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.1

白石和彌監督作品では、「凶悪」よりもエンターテイメント性が強く、2時間15分飽きずに楽しめた。

筋書きが似ていると感じたのが、「64 ロクヨン」にも出演していた菅田俊が、警察犯罪に手を染めていく刑事
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ホーンテッド・キャンパス(2016年製作の映画)

3.2

冒頭、校舎の屋上から飛び降り自殺する女の子が、「ソロモンの偽証」で車にはねられて死亡する松子を演じた富田望生だった。
早く彼女に明るい役をあげてほしい。

見どころと言えば、島崎遥香のあまりやる気が感
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セトウツミ(2016年製作の映画)

4.0

全国の映画館で60館足らずの公開だが、大ヒットしている模様。
ブロードメディアスタジオは、今まで地味な外国映画ばかり配給しているというイメージだったが、これを機にもっと話題作も送り出してほしい。

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インデペンデンス・デイ:リサージェンス(2016年製作の映画)

3.3

MX4Dで鑑賞。物語の薄さを迫力満点の3D映像と揺れでカバーしている感じ。

死霊館 エンフィールド事件(2016年製作の映画)

4.1

ホラー映画にしては長めの2時間14分。ところが、全編見せ場に次ぐ見せ場の連続であっという間だった。
怪奇現象の描写の量や派手さに関して言えば、前作を上回っている。恐怖演出登場のタイミングの良さには感動
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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016年製作の映画)

3.0

前作よりは楽しめたかな。でもジェームズ・ボビン監督としては「ザ・マペッツ」の方が好き。
アラン・リックマンが最後に関わった映画。
彼の声を聞くために、ぜひ字幕版で鑑賞しましょう。

ウォークラフト(2016年製作の映画)

2.8

故デヴィッド・ボウイの息子であるダンカン・ジョーンズは「月に囚われた男」と「ミッション:8ミニッツ」を監督していることもあり多少は期待したが、ファンタジー映画が苦手なこともあって、退屈さは免れなかった>>続きを読む

ブルックリン(2015年製作の映画)

4.1

ひねりの利いたストーリーでもないし、意外性のある結末でもない。
それでも見終わった後に残るすがすがしさ。それがこの映画の魅力。

「つぐない」ではまだ少女だったシアーシャ・ローナンもずいぶん大人になり
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オマールの壁(2013年製作の映画)

3.8

民家の間の狭い路地を主人公オマールが走って逃亡するシーン。劇中何度も登場するこのシーンをBGMなしで描ききる素晴らしさ。

ハリウッド映画なら、絶対に派手な音楽をガンガン鳴らしまくることでしょう。

ヴィクトリア(2015年製作の映画)

3.4

全編ワンカット撮影に挑戦する意欲は素晴らしい。しかも上映時間140分とかなり長い。撮影に参加したスタッフ、キャストの皆さんお疲れさまです。

エルミタージュ美術館の中を縦横無尽に動き回ってワンカット撮
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葛城事件(2016年製作の映画)

4.0

あれ、三浦友和ってこんなにうまい役者だったかな?と感心させられた作品。
長男役・新井浩文がこんな穏やかな人物を演じているのは初めて見たし、無差別殺人を犯し死刑囚となった次男役・若葉竜也はもうそういう人
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

3.7

予告編の印象とは少し違い、ヒトラーが街中で一般人と話をするアドリブシーンが意外と多かった。

クリーピー 偽りの隣人(2016年製作の映画)

3.6

作品自体は期待を上回るところまでは行かなかったが、香川照之の不気味としか言いようのない演技が大きなプラスになった。
彼の下では主演の西島秀俊をはじめ、他の出演者が全て霞んで見える。
ただ「ソロモンの偽
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MARS ただ、君を愛してる(2016年製作の映画)

2.7

窪田正孝の鬼気迫る演技がなければ、最後まで見れなかったであろう作品。

シークレット・アイズ(2015年製作の映画)

3.3

この作品のオリジナルであるスペイン・アルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」は、アカデミー賞で外国語映画賞を受賞したこともあってか、大変な話題作だった。
2010年に日本で公開された際は、シネ・リーブル梅田の
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オオカミ少女と黒王子(2016年製作の映画)

3.5

映画の批評サイトを見ていると、廣木隆一が監督しているというだけで、点数が下げられているように感じる。
この作品もそうで、ちゃんと鑑賞した人なら、そこまで低評価にはならないと思う。

映画の後半、神戸に
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ノック・ノック(2015年製作の映画)

3.6

ひたすらいたぶられ、情けない姿をさらすキアヌ・リーブスを見続ける90分。
彼が制作にも名を連ねているので、さぞや楽しい撮影現場だったのでしょう。

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.2

前後編に分けて公開される映画の作り方の難しさに気付かされた作品。
前編は、後編を見に来てもらわなければいけないため、気合いを入れて取り組むのは当然。だが後編となると、製作者たちも疲れてしまうのか、出来
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

4.0

おそらく2016年公開の邦画で最も話題になった作品のひとつ。
サスペンスとしても見応えがあり、後半への期待が膨らむ出来だった。
各演技陣も迫力があり、台詞のない役者でも有名な人たちを使っており、非常に
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植物図鑑 運命の恋、ひろいました(2016年製作の映画)

3.4

ホラー作品を多く手がけている監督が一般映画を監督する場合、どこかにホラー要素が紛れ込んでいることがある。
例えば、黒沢清監督の「トウキョウソナタ」や「岸辺の旅」、清水崇監督の実写版「魔女の宅急便」など
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ラザロ・エフェクト(2015年製作の映画)

3.0

「パラノーマル・アクティビティ」や「インシディアス」のプロデューサー、ジェイソン・ブラムが製作しているだけのことはあり、「ラザロ・エフェクト」にもそれらとよく似たシーンが出てくる。
映画の中の現象より
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雨女(2016年製作の映画)

2.5

4DXのための映画で、上映時間35分に納めなくてはいけないためか、物語はあってないようなもの。
1500円という料金は高く思えるが、4DXお試し価格だと考えることにした。

「雨女」のタイトルの通り、
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