映画ファンさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-(2020年製作の映画)

3.3

J・D・ヴァンスの回顧録を基に親子3世代の物語をロン・ハワードが映画化
エイミー・アダムス演じる母ベヴは良かったがこのテーマをやるには明らかに尺が足りてないように感じた
構成がとっ散らかりロン・ハワー
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.3

28歳の時に途中で断念してしまったフロリダ海峡横断を64歳で再び挑戦したダイアナ・ナイアドを描いた伝記映画
ジョディ・フォスター演じるボニーがよきりかいしゃでありパートナーとしてダイアナを支える流れが
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死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

3.7

約10年ぶり死霊のはらわた映画
冒頭から第1作目を彷彿とさせる主観視点の迫り来るカメラワークは良かった
2013年版よりも派手でダークホラーに寄ったなという印象も受けた
そろそろキャプテンスーパーマー
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ダーティハリー4(1983年製作の映画)

3.8

クリント・イーストウッド自身が監督を務めたシリーズ第4弾!
全体の構成は一作目を踏襲しつつこれまでのシリーズと比べハリーの老いも感じさせる中々良くできた作品

あなたの死後にご用心!(1991年製作の映画)

3.6

事故で命を落とし生前の行いで天海が下界か決められてしまう街にたどり着いてしまう、そこで出会った天界行きのジュリアに恋をしてしまいなんとか自分も天界にいくため奮闘していくコメディ映画
死後の世界がホテル
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シューター(1994年製作の映画)

2.6

プラハを舞台に大使暗殺犯を追うサスペンスアクション映画
90年代の長髪ラングレンは今となっては新鮮

マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.5

死に際の母の掟を守り残虐的な父から逃れるため屋敷にひっそりと暮らしていた四兄弟を描いていく映画
ホラー映画から後半のどんでん返しによってセラピー映画のようにトーンが変わっていくのがこの作品の醍醐味
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.4

実在のエクソシストガブリエーレ・アモルトの回顧録をラッセル・クロウ主演で映画化
想像していたよりもかなり派手なVFXを使ってアクションに振っていたのが印象的
取り憑かれてしまった時のガブリエーレの演じ
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スター・トレックVI/未知の世界(1991年製作の映画)

4.1

5作目の不評から本作が制作されシリーズ最高作を撮ったニコラス・メイヤーに再びメガホンを取らせた完結作!
カークとスポックの老いを明確に描写しメンバー間のヒューマンドラマを重視し完結作に相応しいものにな
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

3.4

ガレージでバカ騒ぎしていたら仲間のディックが死んでしまい残されたバンド仲間たちは痕跡を隠蔽していくブラックコメディ映画
若干コーエン兄弟に近い作風でありながら群像劇としてもそこそこまとまりは良かった
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.5

いじめられ続けリリィシュシュの曲とファンサイトのみが精神的支柱となっていく少年蓮見を主人公に描いた映画
冒頭からサイトの書き込みが淡々と流れる掴みには惹きつけられた
終始いじめの現場は手ブレカメラでド
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スター・トレック5/新たなる未知へ(1989年製作の映画)

3.3

前2作はレナード・ニモイが手掛けたからか今作ではウィリアム・シャトナーがメガホンを取る5作目!
スポックの兄に驚くカークが印象的
本作で最後のする予定だったからか当時放送されていた新スタートレックに無
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ダーティハリー3(1976年製作の映画)

3.3

シリーズ3作目、ベトナム帰還兵をメインとした当時の情勢を反映した映画
前2作と比べてもより後味が悪く地味な印象は否めないが映画としてはそこそこまとまっていたと思う
他の刑事と違い44マグナムに拘る理由
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

アリ・アスター4年ぶりの監督作!精神病を患ったボーの視点で展開していくブラックコメディホラー
生まれた瞬間から母親の悲痛な叫びとともに始まり、まるでジャック・タチの映画を見てるかのように妙に奥行きのあ
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レディ・マクベス(2016年製作の映画)

3.8

富豪に嫁いだ少女キャサリンだったが、夫は手を出してこず欲求不満をおぼえ使用人と不倫関係になっていく映画
全体のセリフこそ少ないが人間のエゴがこれほどまでに強調された映画も珍しいと思う
表情と佇まいで表
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バーン・ノーティス 元スパイの逆襲:サム・アックス 最後のミッション(2011年製作の映画)

3.5

サムを主人公にしたバーン・ノーティススピンオフTV映画
軽快なテンポで本編と遜色ない出来にはなっていた
ブレイク前のペドロ・パスカルが出ていて驚いた

グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.8

48時間以内に彗星が衝突すると宣告され選抜避難民となった3人の一家の視点で描いていくディザスタームービー
一家の視点のみで話が展開されていくので構成としては見やすく緊迫感が途絶えなかった点は評価できる
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モータルコンバット(2021年製作の映画)

3.0

20年ぶりにハリウッドリメイクされたモータルコンバット!
序盤スコーピオンとサブゼロの戦いがピークに感じられた
フェイタリティの残虐描写にもっと振って欲しかったなぁのと映画オリジナル主人公がイマイチパ
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ダーティハリー2(1973年製作の映画)

3.7

ドン・シーゲルから奴らを高く吊るせのテッド・ポストに監督バトンタッチしたシリーズ2作目!
ダーティハリーをシリーズ化としての基盤を作ったのは1作目ではなくこの作品では?と感じる
アクションは1作目より
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野良犬(1949年製作の映画)

3.8

拳銃を盗まれてしまった新米刑事村上とベテラン刑事市川が犯人を追っていくクライムサスペンス映画
冒頭からドキュメンタリータッチで淡々と場面転換していき黒澤作品の中でもかなりテンポが速いなと思う
後楽園球
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故郷(ふるさと)への長い道/スター・トレック4(1986年製作の映画)

4.1

公開時の1980年代現代にタイムスリップしてしまうエンタープライズ一行を描いていく4作目
20世紀の文化や言動になかなか慣れず苦戦していくカークやスポックが新鮮
23世紀の医療を知っているマッコイが現
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ガントレット(1977年製作の映画)

3.6

訳あり娼婦の証人をフェニックスまで届けにいくやさぐれ刑事ショックレーを描いていくアクションスリラー映画
プロットだけ見ると単純なストーリーだがショックレーの型破りな暴れっぷりがいい
チンピラ集団に銃を
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スター・トレック3/ミスター・スポックを探せ!(1984年製作の映画)

3.6

衝撃の2作目から実はスポックが魂をマッコイに託していたことが判明する3作目!
復活させるならとレナード・ニモイ自身にメガホンを取らせたというのも納得
ただ前作、前々作のような衝撃は薄く凡庸に感じられて
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トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

3.5

父竜平が失業したことをきっかけに崩壊していく4人家族を描いていく映画
余裕がなくなっていきいつまで経ってもプライドを捨てきれず些細な事でも即否定し自分の現状を隠し続け嫁や息子たちから全く相手にされなく
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ハイ・ライフ(2018年製作の映画)

3.9

宇宙船で生まれたばかりの娘や死刑宣告された重罪人たちと暮らしているモンテを描いていくSF映画
序盤はジェームズ・グレイのアド・アストラを連想させる
中々ハイコンテクストな内容でありながらホラー映画のよ
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.6

デンマークの同名映画をアントワン・フークアがリメイク!
ジェイク・ギレンホールの捜査に燃えるオペレーター役は本家より迫真性が増していた
オチこそは本家と同じだがこちらの方が陰惨で後味の悪さは段違い!フ
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ゼイ・クローン・タイローン/俺たちクローン(2023年製作の映画)

4.2

貧困街の黒人たちをマインドコントロールしたりクローンを製造する政府の陰謀に気付いた売人のフォンティーン、ポン引きのスリック、娼婦のヨーヨーの3人組を描いていく映画
前半の3人のドタバタブラックコメディ
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マーベルズ(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

キャプテン・マーベルだけでなくミズ・マーベル、ワンダヴィジョン等のドラマシリーズの直接続編にもなった作品!
バングルやクリー人のせいで混乱する中、カマラがオタク特有の早口で興奮する件などコメディとして
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デンジャラス・プリズン ー牢獄の処刑人ー(2017年製作の映画)

4.1

麻薬の運び屋をやっていた元ボクサーのブラッドリーが収監されてしまう、そんな中ギャングにある敵対組織の男を殺せば取引失敗はチャラにしてやるという条件を飲んでしまうクライム映画
骨を折るボキッボキッと鳴る
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パラダイス・アーミー(1981年製作の映画)

3.8

タクシー運転手をやっていたジョンだったが彼女に振られ陸軍に入隊していくコメディ映画
女湯を覗いてる場面や最後の爆破騒ぎなどポリス・アカデミーに近い作風だなと感じる
ゴーストバスターズ以前でアイヴォン・
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.1

クリスマス直前の高級レストランを舞台に様々な困難に見舞われるオーナーシェフと従業員たちを描いていく映画
全編ワンカット風長回しで展開され現場の焦りや緊張感が節々とこちらにも伝わってくる、全体的にドラマ
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スタア誕生(1937年製作の映画)

3.7

後にブラッドリー・クーパーとレディ・ガガでもリメイクされたハリウッド史に残る作品
ハリウッドに憧れたエスターの栄枯盛衰を2時間未満の尺にまとめ上げた構成が見事
1930年代の映画として構図も人物描写も
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リトル・シングス(2021年製作の映画)

3.4

デンゼル・ワシントン、ラミ・マレック、ジャレッド・レトの豪華キャストで贈るクライムサスペンス映画
デンゼルのキャラがイコライザーとトレーニングを足して3で割った感がいい、容疑者役のジャレッド・レトも雰
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アメリカン・レポーター(2016年製作の映画)

3.7

アフガニスタンに派遣されたジャーナリストキム・ベイカーの回顧録を基に映画化
2003〜2006辺りまでを時系列ごとに掘り下げ構成としてはゼロ・ダーク・サーティに近いが本作はある種、軽快な作りにもなって
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ザ・ハーダー・ゼイ・フォール 報復の荒野(2021年製作の映画)

3.9

ルーファスが出所し仲間を集め報復に向かうナットを描いていく西部劇
冒頭に表示される赤一色のタイトルロゴや血飛沫の激しさはかつてのマカロニウエスタン的でコルブッチやレオーネっぽい画作りもありちょうどいい
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ボトムス ~最底で最強?な私たち~(2023年製作の映画)

3.5

同性愛者でチアリーダーと寝るためにファイトクラブを始めたジョシーとPGを描いていくコメディ映画
マイノリティーでスーパーバッドをやったらこうなるのかなと思うと意外と悪くない
オチはもうちょいぶっ飛んで
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