環奈さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

さらば友よ(1968年製作の映画)

4.9

ラストシーン良すぎて叫びたくなる
不細工な映画だけど、終幕から遡及的に映画全編を素晴らしいものにする魔法

これもだし、ヒートのラストシーンとか、今の映画じゃもう使えない文法というか、飛躍。説明できな
>>続きを読む

エブリワン・ウィル・バーン(2021年製作の映画)

3.8

序盤かなりいい感じで期待したが無駄に出し惜しみするのでイライラしてしまった
説明される部分も、40年前になんか色々あったくらいなもので、決定的なインパクトが足りないからノレない
ただタイトルが好きなの
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.7

ブレードランナー信者としてはドゥニヴィルヌーヴは1番評価が難しい
2049は映画としては嫌いになれないが、ブレードランナーとしては論外だと思う

ディティールを削ぎたいヴィルヌーヴにとって、DUNEは
>>続きを読む

歩みつつ垣間見た美しい時の数々(2000年製作の映画)

-

大丈夫。いつでも十分に壊れる。壊れても十分に直る。呼吸するように産む、螺旋を描いてのぼる。

マッチング(2024年製作の映画)

3.6

白昼堂々ハンマーぶん殴りはスペクタクルを感じた

映画 マイホームヒーロー(2024年製作の映画)

3.6

ドラマの続編という事を知らずに観てびっくりしたけどダイジェストありの親切設計で助かった
ギャーギャー叫ぶ佐々木蔵之介の走馬灯みたいで面白かった

すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

3.8

映画のルックという意味では素晴らしいんだけど、話が弱すぎて、個人的には良いシーンがいくつかある映画という評価で終わる

次回作は観たい

トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.0

スナッフかと思いきや、謎解きで、しかも説明に次ぐ説明の解き明かしでしかなくて
つまんなかったですね

デビルスピーク(1981年製作の映画)

4.8

地獄だけが味方、えげつないカタルシス
今年観た映画のベスト

シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

3.0

序盤の主人公ヅラしてた盲目の旦那、全然話と関係なくてジワる
最後家で電話線引っこ抜いたて言うとこ笑った

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

黒人への配慮がコンテンツ化されて、それそのものが安直に消費されてく社会に対する皮肉としては面白いけど
1+1=2みたいな映画である

黒薔薇VS黒薔薇(1992年製作の映画)

4.0

突っ走り方が気持ち良かった
終盤の唐突にアクション始まるところ
そこから逆算したのか、それとも偶然の産物なのか
どちらともいえなそうだしどっちでもいいのがいい

シナのルーレット(1976年製作の映画)

4.6

動かない人の居心地の悪さ
グルグル回るカメラなのに一枚画として決まりまくってんのが凄まじくて、その作りだけで傑作といえる

画の強さと世界観の完璧な構築で、不条理すらも必然として描けるさまは皆殺しの天
>>続きを読む

テキサス・チェーンソー ビギニング(2006年製作の映画)

4.0

生い立ちを描いてしまうことで、底知れぬ狂気が解体されてしまう感あるけど、その分脚本として魅せる事に重きを置いていて、ゴア度も上げている
奇跡的にバランス取れてると思う

テキサス・チェーンソー(2003年製作の映画)

4.0

自分にとってのデビルズリジェクトに続く入り口になった大事なやつ
原作が狂気を投げっぱなしにする事で最強に上手く行ってる大傑作なので部が悪い というか比較すらできないけど
恐怖を与えるという一点において
>>続きを読む

HOUSE OF BLOOD ハウス・オブ・ブラッド(2006年製作の映画)

4.0

イッテンバッハにしてはジャンルホラーとしてちゃんとやってるやつ
祖父の若かりし頃イケメンすぎてビビる

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.7

面白いけど、アメリカの見たい夢の枠から抜け出せないで終わってしまってる感じがする
ジェイソンステイサムと一生映画作ってるループからは抜け出せたみたいで良かった

マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.6

笑うくらいパンフォーカス多用してて、
オーソンウェルズ主義のありし映画達のような懐かしさを感じて嫌いじゃなかった
ただ指揮者の魅力が死ぬほど伝わらないのがね

メドゥーサ デラックス(2022年製作の映画)

4.5

面白かった。個人的には傑作
ワンカット風であることで面白くしてる部分があって、めちゃくちゃ考えられてるなと思った
そこから予想しない世界に連れて行ってくれる感じも好き。
カツラもありのヘアメイクは芸術
>>続きを読む

ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.8

スポーツ映画は必然的に勝ち負けが物語に大きく関わるわけで

感情の機微や登場人物の背景に寄らないフィジカル同士のぶつかり合いを映画的に描くなら、その結果には説得力のあるロジックが欲しい。
そこを描かな
>>続きを読む

セルビアン・フィルム(2010年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

胸糞映画!!としてのなんか風格をだしすぎてて力みすぎてない?
終盤ヤク中にさせられて犯してたやつ息子でした〜嫁も殺してました〜の件やりすぎてて逆になんか笑えた

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

4.4

まじで、倫理観の一つもないし。、露悪的だし
脚本だけじゃなくて、序盤の会話、というか空気も全て胸糞で
教育的にも機能しないほどの邪悪さで、それでいて現代社会との繋がりを意識させるから凹ませるような
>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

ファイナルディスティネーションの序盤の予知夢のくだりを延々やってるだけで、つまんない

前半1時間「なんだこのヴィジョンは?」みたいなくだり多すぎてかったるい
鳩のシークエンスで充分でしょ

後半はど
>>続きを読む

キュスタース小母さんの昇天(1975年製作の映画)

4.4

都市の阻害と搾取に関する構造を突き詰めて自分の映画に落とし込んでるのすごい

変な映画だと思うしつまらなさを感じる瞬間もあったけど、絵の面白さだけで見れた

共産主義会議の祭壇を後方から追跡するショッ
>>続きを読む

Fuck the Devil(原題)(1990年製作の映画)

4.0

「死霊のはらわた」をやりたい という意欲しかない作品
意欲しかないというのはそのまんまの意味で、予算もないし、映画を撮る技法というものがほぼ全て備わっていない状態で作られた映像

サムライミが死霊のは
>>続きを読む

ハンテッド 狩られる夜(2023年製作の映画)

4.6

滅茶苦茶面白かった
ワンシチュエーションで出せるだけのお土産をすべて貰った感じ
「要因」の追加でテンションが上がる。

アジャとカルフンの座組で余計にそう感じかせるんだけど
P2とかマニアックとかフォ
>>続きを読む

NITRO ニトロ(2010年製作の映画)

3.7

スローモーション人体破壊はめっちゃ上がるんだけど、ちゃちいのもバレちゃってる

36 PASOS(2006年製作の映画)

3.4

ニトロは可愛い感じだったのに、これはガチすぎる
最初20分くらいは、イメージ映像風な意味のない無用シーンがインサートされてばっかで大丈夫か、と思ったけどギアあげておもろくなった