暗闇でドッキリカルヴェロさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995年製作の映画)

5.0


満男と泉ちゃんを見ていてふと思い出した
30作目の三郎青年と蛍子を覚えていますか
そう沢田研二と田中裕子です
田中裕子さんが好きでね〜
あの観覧車の中で螢子さんが言う言葉が忘れられない

蛍子さん「
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

3.5

それぞれがそれぞれの場所で自らが信じるものを守っただけ
情報に操られて真実も知らずに何となく体制側に付くことが多いのは今も変わらないでしょうね
多いから正しくて少ないから間違ってるなんて事はないのに
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ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

3.5

歳をとるのは生きてる上で当たり前のこと
動けるうちに出来るだけ動いておかなきゃ
めんどくさいとか言って何するにも億劫になり
自分で自分に言い訳して諦めていつのまにか引きこもりになったりする人を何人か見
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.2

大人たちに都合のいい子供とは何なのだろうか

世界はほぼそんな人たちが大人になっている
だからと言って子供に都合がいい大人とは限らない
いい子でいるのは子供の時だけなのだからね
子を信じて育てるのは難
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わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

3.8

「ただ歩いてるだけじゃねーか
それで何がどうなるんだよ」
とお思いの方は少なからずいると思います

歩き出すきっかけなんて何でもいい
良いことでも悪いことでも何でもいい
沢山歩かなくたっていい
ほんの
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3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

3.6

かっこいいとか悪いとか関係ない
身をもって実行しそれを見せつける
言葉でなんか届かない
ただ信じて行動するだけ
根っからの悪党さえ変えるほどの信念を持って

その志は死にはしない

自分に出来るのだろ
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男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様(1994年製作の映画)

4.3

「満男の成長」


「燃えるような恋をしろ
大声をだしてのたうちまわるような
恥ずかしくて死んじゃいたいような恋をするんだよ」

寅さん、僕は少しは成長したと思います
いくつかの恋はしました
のたうち
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男はつらいよ 寅次郎の告白(1991年製作の映画)

4.5

恋は若者の特権なんかじゃない
誰でもどんな時でも幸せになりたいと願うもの
型はどうであれ誰だって幸せになっていい
辛くて辛くて苦しくていっそ何処かへ消えてしまいたい
そんな時が誰にだってある
「あーこ
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

4.5

体制は新しいものを嫌う
今まで築き上げてきた努力が新しい力によって一気に崩れ去る事を知っているから
アメリカンニューシネマの時代が正にそうだ
映画界じゃ一大事!
それでも良いものは大衆には受け入れられ
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レンタネコ(2011年製作の映画)

3.3

軽くふわふわと長めの毛並みの猫のような映画
ゼリーや靴下といろんな穴が出てきます
私にも覚えがある、ドーナツの穴はなぜあるのか
さすがにどうやって食べるかとかまでは考えたことなかったな〜〜
穴を埋める
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裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.1

何をどこまで信じるのか
忠誠心と言われても日本人ほど大戦後にガラリと変わった民族もいないのではないでしょうか
侍の頃は藩主の為に命を投げ出し
開国後は国の為に命をかけてきた日本人

この映画の方々はど
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男はつらいよ 寅次郎の青春(1992年製作の映画)

4.6

「寅次郎の青春」
全部観ていたつもりになってました
この作品初めてです
なるほど「青春」だった

思ってるだけで何もしないんじゃな、
愛してないのと同じなんだよ。
お前の気持ちを相手に通じさせなきゃ
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PAN ネバーランド、夢のはじまり(2015年製作の映画)

3.7

地上での全ての夢を叶え実現してしまった彼
マイケル・ジャクソンが、憧れ どうしても行きたかった国「ネバーランド」
そこには妖精が住み心から分かり合える仲間たちがいる、そして心が弾むような冒険がある
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ハードコア(2015年製作の映画)

1.8

これほどレビューに困る映画もない
どんな作品にだって長所もあれば短所もある
あまり短所は言いたくないのが本音
ただ感じたままをダラダラと書き殴るだけなのだが… 困った

面白い撮り方をする映画でした、
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ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

3.3

この白人はあくまでも自分が正しいと思ってる
理屈をこねて法を曲げてでも自己を正当化する人は世の中にいくらでも居る
政治家、金持ち、有名人そして一般人
そう、どこの誰でもそうなりうる
自分ルールは自分だ
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.7

兄の名はグドゥ

25年辛い思いをしていたんじゃない
でも、突然その重みがのしかかると途端にもう今までのように生きていけなくなるだろう

兄を思い母を思い、寝ても覚めてもけっして頭から離れることはない
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スティング(1973年製作の映画)

5.0

神様にお願い事ができるなら…
1番最初とは言わないけど叶えて欲しいことがあります
そう、この映画の記憶をすっかり消し去ってほしい
最後のシーンだけじゃない、最初から全部

この映画を最初に観たのはテレ
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ミッドナイト・バス(2017年製作の映画)

4.5

一月の終わりに79歳の誕生日を迎えた母からこんなメールが来た

「新潟で撮影をした映画が見たい
 20日公開だけどもし名古屋でも見る事出来る 私見てないけど
 懐かしいかもよ ご案内まで
      
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リミッツ・オブ・コントロール(2009年製作の映画)

3.0

映るもの全てに意味がある
発する言葉全てに意味がある
伝えるのではなく 表現するのだろう

受け取り方は様々 

ザ・ロード(2009年製作の映画)

4.5

良き行いを全うするには並大抵のことではないと思う
悪しきものに染まるのはとても容易く誘惑はすぐそこにある
子を持つ人は我が子の為にも前者であるべきだ

世界が終わり人々は悪しき者へと成り下
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.0

「一人殺せば悪党で
100万人だと英雄です
数が殺人を神聖にする」

あまりにも有名なセリフです

あのパイロットも
海岸の兵士たちも
敵のドイツ兵も
下級兵も上級兵も
国民も国家もみんな同じ
英雄と
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.5

 何度も何度も観るうちに、とてつもなく繊細で突飛用紙もなく大胆な映画であることに驚きます
 今回はアン王女の心の動きを注意しながら観ていたのですが
結局映画全体に引き込まれ目的など忘れてしっかり楽
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コラテラル(2004年製作の映画)

4.3

悪でもある程度賢いと自分さえ騙すほどの
理屈をつけて己の行為を正当化させようとする
出だしから考え方が間違ってるから話す価値すらない
何かと比べてそれよりはまだ自分の方がマシだとか
幼稚な理屈まで言い
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ムーンライト(2016年製作の映画)

4.0

生まれてきた場所によって幸せや
辛さが変わるのだろうか
子供の頃の環境は人を左右すると思う
必ずしも辛いからと言って悪いわけでもないし
満たされてるからって良い訳でもない

私はどうだったんだろう
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.7

もしもこの先の事が全て分かったとしたなら
幸せな日々は何倍にもなり
立ち直れると分かっている深い悲しみは
怖がらずに待つことが出来るような気がする

それが分からないから未来は未知数に広がると思う

先生と迷い猫(2015年製作の映画)

4.0

野良猫っていいな
いろんな顔があっていい
たくさんの名前があっていい
好きな時に好きなことがやれていい
気に入らなければどこかへ行けるからいい
みんなが心配してくれるからいい
高いところへ軽々と上がれ
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赤ひげ(1965年製作の映画)

3.8

人の死をもって生を見る
語らずに逝くもの
語らなければ死ねぬもの
今の世も昔もなんら変わりがないはず
当たり前だけど
人の数だけ生と死があるのだと気付かされる
作家の佐野洋子さんがこんな事を言っていた
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.7

ぼろぼろと泣きましたよ
はいはいあたしゃ歳とって涙もろくなりましたよ
分かってたって涙の方が勝手にまなこからショロチョロと逃げ出してくんだもの仕方ないさ
母ちゃんの愛は深く熱く父ちゃんなんか足元に及ば
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.5

どうでしょう藩士としては喜ぶべきなのでしょうがどうにも洋ちゃんがカッコよく見れないのです
シリアスな演技の時も″寝てる時は目が開いてるくせに〜″
とか
真面目な格闘シーンでも″ホントはマジギレしてマシ
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素晴らしきかな、人生(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

死は死であり
時間は時間であり
愛は愛でしかない

すべてを憎み すべてに落胆し
すべてを諦める

何も変わらない
死も時間も愛も消えはしない
箱に押し込んでも消せはしない

必ずまた顔を出して今の生
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ザ・ブリザード(2016年製作の映画)

4.0

バーニー! あんたはどれだけ神業を使うんだよ!
それからシーバートさん、その船ホントに座礁させたんかい!
コレが作り話なら出来すぎてて苦笑しちゃうけど実話だってんだから驚き桃の木ってなもんです

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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.7

50を過ぎてから少々焦り始めてる
このまま後10年ほどで定年してその先に何があるのだろうか
そのために、その為って訳じゃないけど「趣味」を増やしたい
1つに絞って突き詰めるタイプじゃないしたくさんある
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.0

宗教のことはわからない

でも神や仏の存在はあるのだと思う
人にもモノにも自然でも人工のものでも

自分の信じるものを信じ他の者たちが信じるものを否定するのはなぜなのだろう
皆が信じるものが違っても皆
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.8

もしも自分の過去が総てまがい物だったら
レプリカントだったら

当然今の世は人が主と思われている
しかし人はどこから来たのかは定かではない

ならば今いる自分は誰が作ったのかも定かではないように思う
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どら平太(2000年製作の映画)

4.0

なかなかの秀作!

用心棒シリーズや椿(桑畑)三十郎などの作品をさらにグレードアップ!

好きだねー この人、だらしないのがカッコいい
次男坊だからこその自由な発想でね
かくゆう私も次男坊ですがそれは
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