高価な陶芸品を回したり上に投げたりする寅さん笑 お偉い先生と会っても、ただの爺さんとしか思わず気軽に話す寅さん、それが新鮮で素直で、普通の人間に戻れて嬉しい先生。肩肘張らずに、世間を気にせずみんな生き>>続きを読む
本当は1.0の評価にしたいけど…岩下志麻が出てるから!
これまで観てきた全員集合シリーズの中で冒頭から退屈しなかった稀な作品。こんな喜劇映画に木暮実千代が登場するのにも驚いたが、まさか岩下志麻まで登場>>続きを読む
汽車か車か、男女の別れや逃避行、流れる曲はいつも…花も嵐も踏み越えて!笑
男は黙って…の目線の先にはサッポロビール。
この映画はクイーンの歌によって、クイーンの歌が心に響くからこそ感動的なものとなっている。クイーンの曲が流れるたびに目頭が熱くなり、ライブ・エイド場面では堪えきれず涙した。映画『飛べないアヒル』を何十回>>続きを読む
山中貞雄監督の遺作にして時代劇の傑作と言われる作品。
江戸の貧乏長屋に暮らす人々、彼らの愉快なやりとり、どんちゃん騒ぎ、野次馬根性、陰口、噂をさらりと描いている。
浪人又十郎の朴訥さに歯がゆさを感じ、>>続きを読む
ドリフの絡みは、ある意味いじめだな。あまり楽しんで観れる映画ではない。裏切った加藤茶を土に埋めようとするシーンや木暮実千代が母親だとわかって迷うがそれでもハードボイルドだなんだかんだと言って、殺してし>>続きを読む
二人が近づいていくところを足だけ映し、女性の靴が背伸びをしたところで手前にキャメラ引いていき、抱擁キスを水面(湯)に映す。この演出よかった。
5年前に観た時はなんとも思わなかったが、今見返してみると…いい話だなぁ。
杉村春子の父親を見つめる表情、演技に哀切を感じた。そして、かつての教え子が立派に成長し偉くなっているのは嬉しいだろうが、暮らし>>続きを読む
嫌味な女たちの怖さ狡猾さを描いた映画。サスペンスのことはわからないが、この作品はなかなか手の込んだものだと思う。
コンクリートの家が冷たさを感じさせる。今でもああいうコンクリートの家はあるが1960年>>続きを読む
手錠で繋がれた二人の霧煙る暗闇逃亡シーン、宿シーンが、なぜか『或る夜の出来事』を思わせた。宿シーンにおけるエロチックな雰囲気は手錠ありしこそ笑
おもしろい映画だったが、どうもミステリーは自分が内容を>>続きを読む
最初はつまらないと思いながら見ていたが、意外に深い!中3女子の妊娠に関する諸々の場面など目頭が熱くなった。
たとえお決まりの文句に御涙頂戴の演出ときても、ヒューマニズムを貫いていれば心揺さぶられる。>>続きを読む
現実を見つめ捉えようとした作品だと思う。
「世間の人は私達に同情はしてくれても理解してはくれません 私もこの家の中だけが天国です」
息子の耳は「聞こえている」と喜ぶ夫婦。その時々で夫婦にとって最も大事>>続きを読む
スピードスピードスピード!
ホント、なんてテンポがいいんだ!!凄いとしか言いようがない…。ハリウッドのスクリューボールコメディに勝るとも劣らぬ傑作だろう。
恐るべし川島監督。科白の速さ、俳優陣のやりと>>続きを読む
スポーツマンはバカと言っているようなもの。最低ランクの映画で、スポーツにもアイスホッケーにも芸術にも映画にも…全てに愛のない人間しかこんな低劣で退屈な映画は作れないだろう。誰のために、何が伝えたくて作>>続きを読む
1970年、戦後25年。これは長いのか短いのか…。戦争を体験した者にしかこのような内容の映画は作れないように思う。「喜劇」として作ることが、戦後70年経た現代の方が恐れ多くて不可能な気がする、また、大>>続きを読む
なんて爽やかな元気ハツラツ青春ものなんだ!笑
日活映画と言えば1930年代の沈痛深刻な傾向映画、真面目な芸術映画(城戸四郎云はく「ノーセンス、ノーテンポ、愚直、ノーテクニックの雲助映画」)それに195>>続きを読む
途中、格闘シーンやピストルの撃ち合い…1960年代は暴力シーンが流行りだったのだろう。無理矢理そういうシーンを撮って挿入しようとしているような…。松竹映画はこんなシーンなくていいのに。
規則を破った少>>続きを読む
さすが島津保次郎監督!気持ちのスカッとする勧善懲悪映画。しかし誕生日の席で「愛馬進軍歌」を笑顔で歌っているシーンには驚いた!まさかの軍歌。ただ当時広く愛唱された歌だから今の流行歌と同じように思えばおか>>続きを読む
名言多く愉快で奥行きある名作だ!
世の中はカネカネ金儲け。日本で最近取り上げられるクリスマスなどの商業主義。資本主義の先輩アメリカでは、既に1947年の時点で問題視されていたのか!結局、アメリカの商業>>続きを読む
2時間の長さを感じさせない映画だった。料理も美しく美味しそうで食欲がそそられた。物語の中で一つ気になったのは、食べた後「うまい」と言っていたこと。女性が「美味しい」ではなく「うまい」と言うのは、普段あ>>続きを読む
恋愛は人間の美しい感情、恋をした時は寝ても覚めてもその人のことしか考えられない。中学、高校時代を思い出すほど寅さんの科白は純情で心揺さぶられる。「いい、この人のためだったらなんでもしてやろうと。命なん>>続きを読む
人は目を見れば大体のことはわかる、目は嘘をつかない、口よりも多くを語る。
全く映画とは関係ないが、目つながりで好きな科白を思い出した。
森鷗外『青年』「己(おれ)はあの奥さんの瞳の奥の秘密が知りたかっ>>続きを読む
今回のマドンナは珍しく、寅さんが自分に好意以上の想いを持っていることを感じていて、有難いんだけど…あなたの気持ちには応えられないの…と、婉曲だが正直に伝えている。ある意味優しい大人なマドンナでした。
地道な労働に張り切る寅さんのあのヤル気満々ポーズは…当時の労働者、サラリーマンの象徴的なポーズなのかしら笑
この作品で山田洋次監督に戻ったが、やはり『男はつらいよ』は、山田監督がメガホンを取ったほうが>>続きを読む
「あの人誰だい?美人だなぁ」
感じたことを思わず口にしてしまう寅さん、いいなぁ笑
4話は…、なんか寅さんが可哀想。他の回よりも皆からバカにされてる気がする…。
摩訶不思議なロマンチックコメディ映画。ヴェロニカ・レイク、ガラスの美貌ここにあり。木、煙、瓶、箒、黒猫、黒いコート、炎…演出がなかなかおもしろい。
「愛は魔法より強い」
これが一番言いたかったんだろう>>続きを読む
「いくら可愛くっても妹じゃしょうがねぇや」
3作目は喜劇要素が一層強く、テンポが良い。
香川美子も出てたんだなぁ。驚き桃の木山椒の木。
1話より好きだなぁ、いい話。
フランキー堺の「旅行シリーズ」でお馴染みのミヤコ蝶々が母親だったとは!
そして、『男はつらいよ』は意外にシビアな映画だったんだなぁ。
紫の服を着て…忘れな草を初めて知り見つめるリリー。
紫の…小さなその忘れな草を…彼女は自分のように感じたのだろう。
「何百万回も惚れて、何百万回も振られてみたいわ…惚れられたいんじゃないの、惚れたい>>続きを読む
ホワイトハウスと外の世界、白人に仕える執事の父と白人と闘う大学生の息子、交互にシーンを挿入していく演出は、対比となっていて興味深い。
戦後、全てではないがどの国でも、形はどうであれ世代対立、学生運動が>>続きを読む
松竹は 千代に八千代に大メロの ラヴロマンスに 苔生えるまで
これは傑作だ!ここ最近観た映画の中で一番魅せられ、惹き込まれる作品だった。
年齢性別が異なる男女6人がそれぞれの立場で自らの人生観を貫き>>続きを読む
『ウエスト・サイド物語』を思わせる、なんと言ってもジュリーがカッコよすぎる!そんな派手な夢シーンから始まった。今はなき松竹歌劇団(SKD)も踊り踊り、ウエスト・サイド…はどうでもいいが、夢シーンの中で>>続きを読む
庭から打上げ花火を眺める吉永小百合に「浴衣も綺麗だね」と言う寅さん。
寅さんが言うとどんな科白もキザに聞こえない。それが不思議。
津和野と言えば森鷗外。吉永小百合が図書館に勤めていたのも、文豪森鷗外と>>続きを読む