いろはさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

いろは

いろは

映画(295)
ドラマ(79)
アニメ(0)

オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

3.6

さとしが鳥の求愛をたびたびやるところが後々のさとしの感情的な行動によく繋がっていて面白いお話だと思った。
最後のホームランスマイルもとても無邪気で可愛くて、飛ぶボールを鳥を見るように目で追っているのか
>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

5.0

こんなに見やすくて心も動いて面白くて社会性を表す映画を観れて幸せだ。
ヘアスプレーも人種差別問題があったが、華やかなミュージカルやコメディが好きでないと慣れない人もいるかも知れない。その点、この作品は
>>続きを読む

蒲田行進曲(1982年製作の映画)

4.4

年代、年齢、人物設定などは自分とかけ離れている。男性の情けさ、それを愛してしまう女性の普遍的な姿が心を打つ作品だった。銀ちゃんは奔放で酷い人にも思えるけど、小夏をヤスさんに手渡した後にキレてしまうとこ>>続きを読む

GO(2001年製作の映画)

4.9

在日という言葉が、使われる側からしたらどういう言葉なのかをいう場面がソウルフルだった。魂を余すことなく爆発させていく怒りと叫びとが混じり合った彼の告白。「差別なんて今まではどうでもよかったけど...」>>続きを読む

ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008年製作の映画)

4.3

七日間戦争を思い出す、青春バカ盛りだくさんでかみごたえが爽快な映画。賀来賢人さんが近年の作品とは違う真面目な青年の役をされていたのが新鮮だった。ママチャリが母と夜道を歩くシーンや、その母がコンビニで働>>続きを読む

るろうに剣心 伝説の最期編(2014年製作の映画)

3.8

戦った後の神木隆之介さんの叫びが凄かった。シシオ自身やシシオの肩を持っている者たちの過去をさらっと明かされる場面があるのだけど、それに見合った重みがある人もいればそうでない人もいた。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.4

「お母ちゃんはどん底に、、、落ちませんでした。」という予告が気になって見た映画。あつみが学校と奮闘しているときは母としてのふたばがピックアップされてどんなときでも強い母ちゃん像ができていた。そこから、>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.3

音楽は、ロックは、生き様だ。という言葉を耳にしたことがある。フレディはまさしくそうであったし、彼を演じた役者さんは自由を演じていた。父にお決まりの言葉を言われ反抗していた彼が、お決まりの言葉で父に孝行>>続きを読む

映画 刀剣乱舞-継承-(2019年製作の映画)

4.6

舞台キャストは2年間培ってきたキャラクターを活かしつつ新しい本丸、新しい歴史を受け入れていて、新しく関わってくれた方々がより刀剣乱舞という世界観を劇場に広げるために共に「戦い続ける座組み」を押し出して>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

5.0

中島監督は進化し続けますよね。映像と音の融和した迫力では日本で一番、世界でもこれ以上の方がいるのかというくらい、今作は凄まじかった。ホラーもあるのだけど、ホラーの怖さは感じなかった。きっと、得体の知れ>>続きを読む

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

4.1

ラブコメ!ラブストーリーは苦手ですが、前半がかなり面白く仕上がっていてその合間にあるときめきのバランスがいいです。途中からの、皆一生懸命に彼女に真実を知らせながらも愛情深く身守る姿は単なる恋愛としての>>続きを読む

リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.5

リリーの悦びが、女性を真似る手つきや視線やフェイスラインににじみ出ていた。手術後のリリーの涙は見ていて痛さを感じた。一番最初になにかを成し遂げる人の、周りの人たちの困惑や不安と、それを打ち破る本人の強>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.2

最期のシーンは、衝撃的で胸の奥が重くなってつっかえるような感じがした。しかし、そのあとに出てきた字幕は、明るく終えるのかそれとも違う色で終えるのか観客に物語の結末を委ねているようで、セルマを残すのにう>>続きを読む

永い言い訳(2016年製作の映画)

3.7

優しいなぁ。人ってこんな汚いところあっても結局許してくれる懐の広さがあるのを不意に感じるんだろうな。出番がそんな多いわけじゃないのに池松さんの言葉の重みが強くて印象に残った。トイレでの本木さんの悲痛な>>続きを読む

青春デンデケデケデケ(1992年製作の映画)

4.4

おっもしろい!まさかのキャストがカメラ目線を取ってナレーションするっていう、しかも絶妙なタイミングで!小説から先に入ったけれども、テンポ感が増していて爽快だった。キャストのみなさんが本当に生き生きして>>続きを読む

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

4.5

勇気をくれる。実話物ってシリアスで悲しくて泣けてしまうものが多いけど、この作品では、実在していた鹿野さんの性格もあり楽しくて笑いが絶えない。でも泣けてくる。楽しそうに自信満々にさらっと言う一言に力をも>>続きを読む

宵闇真珠(2017年製作の映画)

2.5

アンジェラ・ユンの白くて細長い手足がきれい。邦画と違う距離感だ。感情が動くというより見るという感覚のがうんと強い。娘に出ていかれる父親の辛さはどの国でも共通なんだな。愛しいお父さん。
私が今までいい映
>>続きを読む

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.7

巧い。「泣ける!感動!」っていうものじゃなくて、展開の面白さや台詞やアイテムの使い回しがただただ賢くておしゃれ。出演の少ないちょい役もみな立体的なキャラクターだった。画面に映るもののおしゃれさから三谷>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.5

見に行くような映画ではなく、生活の隣にそこに在るような映画だった。気付かないのが罪なら私は一体どれだけの罪を犯したんだろうと思った。気づいたところでサキのように共に居られることはできなかったと思う。青>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.6

生まれつき恵まれてるかどうか。それは愛されるための条件の必要項目だろうか。パフォーマンス力が非常に高い映画であるのは誰が見てもわかる。しかし、登場人物ひとりひとりの一体誰の気持ちを拾うかで人によってこ>>続きを読む

下町の太陽(1963年製作の映画)

5.0

倍賞さん演じる女性は芯が強くて工場の仲間や下町のご老人との考え方の違いに流されることがなく、たくましい方でした。デートシーンはテンポが良くてただカップルのイチャつきを見てるというよりは二人の関係性だっ>>続きを読む