ながのさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ながの

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母の聖戦/市民(2021年製作の映画)

4.0

メキシコの現実。
メキシコを扱った映画を観るたびに絶望的な気分にさせられる。
実話ベースというのが本当にきつい。
治安が悪いってこういうことなんだなって現実が見える。
こうなっては絶対にいけない。
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霊幻道士(1985年製作の映画)

3.5

コメディーカンフアクションホラー映画。
子供の頃に観た記憶はあるけど、内容についてはまったく覚えてなかった。
ただ、あの頃は怖いと思ってたけど、改めて鑑賞するとコメディー要素が大きいな。
コメディコメ
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バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版(2022年製作の映画)

3.5

ドラマ版が存在したことも知らずに鑑賞。
主人公周りの人間関係は完成しているものの、特に見ていなくても問題はなかった。
映画の作りはドラマの延長戦という感じ。
舞台も閉鎖的なので制作費とかはあんまりかか
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地獄門(1953年製作の映画)

4.0

酷すぎるだろ。
頭のおかしいストーカーに目を付けられたばっかりに命を落とすことになる女性の話。
とにかく男が身勝手すぎる。
見ててちょっとムカムカしてきた。

ただ、映像は綺麗だし、カメラワークとかも
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織田信長(1940年製作の映画)

3.3

アマプラだと風雲児信長ってタイトルで配信している映画。
若き日の信長をポンポンポンと非常にテンポよく描いている。
ただまぁ、内容は古典的信長という感じで、真新しさはない。
というか、1940年制作映画
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.0

それなりに幸せな生活をしていただろうに、もっともっとと欲望を抱いてしまったが故に、不幸になってしまう話──とでも言うべきなのだろうか?
でも、それが人だよなぁ。
だからこそ、希望があるラストにはなって
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.0

シベリア抑留を描いた映画。
本当に絶望的な状況。でも、希望ってものはあるんだと教えてくれる。
普通に泣かされてしまった。
始まりと終わりの繋がりがいい。
観て良かった。

演技面がいかにも演技です!
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.0

宮崎駿作品からエンタメ要素を綺麗にこそげ落とした作品。
前衛芸術みたいな映画。
面白いか面白くないかで言えば、正直面白くない。
好きか嫌いかで言えば好きではない。

ほら、考察しろ──みたいな映画は好
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ザ・ミソジニー(2022年製作の映画)

3.0

うーん、分からん。
わからんと言うことしか分からん。

支離滅裂すぎんか!?
人に内容を分からせるってことを放棄してる。
まぁ、何度も見て理解しろってことなんだろうけど、何度もこんな無茶苦茶なの観たく
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サイコ・ゴアマン(2020年製作の映画)

4.0

なんだこの映画は!?

封印されていた宇宙レベルのヤバい悪魔と、悪魔のようにヤバいくそガキの友情特撮スプラッタコメディ映画。

昭和みたいな手作り特撮。
出てきた化け物の一人が日本語話してたところから
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チャーリー・セズ / マンソンの女たち(2018年製作の映画)

3.5

マンソン事件をマンソンに洗脳された女視点で描く映画。
映画の大半はマンソンによる洗脳。
孤立させた上で飴と鞭を使って自分の支配下に置いていく。典型的洗脳って感じ。
ただ、マンソンがなんでこんな事を始め
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アクアスラッシュ(2019年製作の映画)

3.5

く、クソ映画……。
でも、なんというか、愛せる映画だったなぁ。

ウォータースライダーを滑り降りたら、その先に鋭い刃が仕掛けられてました!! ってそれだけの内容。Twitterのマンガかな?
って感じ
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タワーリング・インフェルノ(1974年製作の映画)

4.5

面白い。
傑作パニックムービーだなぁ。
超高層ビル火災って事態を、発生から収束までどこまでも分かりやすく見せてくれる。
最初はのんびりしてるのに、あっという間に事態は最悪な方向に……。

160分越え
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サメストーカー(2020年製作の映画)

3.5

分かりやすいストーカーものにサメ要素をトッピングした映画。
サメ要素があるだけで、内容は至って普通のストーカーもの。
すっごい普通。
でも、だめ映画って訳でもない。
映画テンポがそこそこいいから観られ
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紅い服の少女 第一章 神隠し(2015年製作の映画)

3.5

紅い服の少女につれて行かれた人が行方不明になる。
連れて行かれた人が名前を呼ぶと、呼ばれた人も行方不明になる──っていう割とオーソドックスな連鎖系ホラー。

内容も昔の和ホラー感満載。
静かでじっとり
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江戸最後の日(1941年製作の映画)

3.3

江戸城無血開城の映画。
そんなに長くはない映画だけど観てて疲れる。
集中できない。
理由は音声、映像、共に不明瞭な為。
字幕つけてもらわないとなに言ってるか分からん。 
まぁ、制作が1941年で太平洋
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乞食大将(1952年製作の映画)

3.5

日本昔話映画。
なんというかすべてが予定調和って感じなのだけれど、制作が1945年ってことを考えると趣深くもある。

後藤又兵衛が黒田家を出奔してから、大阪の陣で出陣するまでを城井谷の宇都宮家と絡めて
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サイコ2(1983年製作の映画)

3.8

スクリーム6でサイコ2さいこ~!!
みたいなことを言ってたので鑑賞。

サイコって続編作るような映画かぁ?
と思ってみたけど、なかなか考えられてる一本だった。
結構展開も驚かされたりする。

責任能力
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ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年製作の映画)

3.5

家族で観られるホラー映画。
すっごい安定感がある。
ただ、逆に考えると無茶苦茶普通。
ここがすごい!!
ってところはない。

驚かせ方もお化け屋敷系で特段怖いとかはなし。

でも、ここまで安定感がある
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スクリーム6(2023年製作の映画)

4.0

ド安定シリーズ6作目。
遂にシドニーが出てこなくなったのだけど、出てなくても存在感あり。
というか、シドニーやらデューイがいた前作よりこれまでのシリーズに近い感あり。
前作は5じゃないけど、今作が6と
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.0

そこそこ話題になってたので鑑賞。
うーん、近年和ホラーらしい若者向けならこれくらいでいいっしょ! 感映画だったなぁ。
演技も画作りも演出もどっかで見たことがあるチープ感。

この手のホラーがそこそこ稼
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.8

現代のチャイルドプレイ。
というか、2019年版チャイルドプレイとほぼ一緒と言ってもいいかも。
ただ、襲ってくる人形がかなりキャッチー。
可愛く、美しく、頭脳明晰で優しい人形が、不気味さとスタイリッシ
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

人の限界を感じさせられるような映画。
人は言葉を持っていて他者とコミュニケーションができる。
でも、言葉を交わしても、結局理解し合えるものではない。
そのせいで他者が理解できず、相手が怪物に見えてしま
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テリファー 終わらない惨劇(2022年製作の映画)

4.0

いやー、よかった。
前作がドストライクすぎたのでかなりハードル高めで観に行ったけど、見たいものはみせてもらえたという感じ。

つまり、スプラッタシーン。
うん、今回もよく考えられたグロでした!
特に一
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十三人の刺客(2010年製作の映画)

4.5

バイオレンスエンターテイメント時代劇。
数がある三池作品だけど、その中でもトップ2には入る一本だと思う。
(個人的には悪の教典かこれのどっちかという印象)

とにかくやりすぎ。
色々ぶっ飛んでる。
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突入せよ!「あさま山荘」事件(2002年製作の映画)

3.3

実録映画。
あさま山荘事件をひたすら警察目線で描いてる。

ただ、なんか妙に牧歌的というか、のんびりしているというか、緊張感がない。
妙に生々しい空気感とかは原田作品らしいけど、画作りが今より安っぽか
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.0

かっこよく、そしてエロい官能サスペンス。
ただ、エロいと言ってもお嬢さんの時みたいな直接的なシーンはほぼ無し。
空気でエロさを見せてくる。
画作りとか演技、演出──全部がなんか官能的。
でもってそう言
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海と毒薬(1986年製作の映画)

3.8

戦時中、捕虜にしたアメリカ軍人を生きたまま解剖する映画。
普通に殺人。
でも、それを色々理由付けて実行する。
本当に普通に手術するようなノリ。

医者もなんか流されるように参加する。
ホント普通に仕事
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

4.5

常に他者に対してマウント取ることしか考えていない、中身のない男の映画。

とにかく常に他者に対して自分を上に置こうとする。
何事も自分が上でなければ気に入らない。
だから相手が参加できないだろう会話は
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オオカミ狩り(2022年製作の映画)

4.0

スーパーバイオレンス、ダイナミックストーリー映画。
暴力描写もストーリーも、とにかく限界まで振り切ってる感じ。
観ててパワーを感じるこういう映画は好きだ。

とにかくストーリー展開が秀逸。
こんなのよ
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.8

オリジナルに負けず劣らず、むっちゃくちゃ映画。
とにかくこまけぇことはどうでもいい! 面白ければそれでいいんだよ!! って感じで、ガツガツ進んでいく。

その辺が魅力で、その辺が弱点な映画かも。

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野火(2014年製作の映画)

3.8

戦争によって人間がぶっ壊れる様を淡々と描いた映画。
これがグリーンインフェルノかぁ──とかずっと考えながら見てた。
(食人映画でもあるし、あながち間違いではないかも)

とにかくジャングルをひとすら彷
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愛してる!(2022年製作の映画)

3.5

白石君が挑むSM世界。
モキュメンタリー、怪しすぎる演技、真面目に異様な話を無理矢理進めていく感じ──まさに白石作品という感じ。
白石作品が好きならきっと好きになれるはず!

高嶋政宏が高嶋政弘宏役で
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

SFホラーなのかな。
自分を見たものを喰う謎の存在と、それを撮影して一発成功してやろうとする連中の対決。

そうしたストーリーを見せつつ、きっちり監督の見せたいだろうテーマも上手く入れてきている。その
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

3.8

家族関係も仕事も上手くいってない主人公が、ちょっと酒飲んだ状態なら上手くいくぞ! みたいな話を聞いて、仲間と一緒にそれを実践してみるという話。

実際最初はそれで上手くいくのだけど、どんどん飲む量を増
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空気殺人~TOXIC~(2022年製作の映画)

4.5

これは面白い。
実録映画であると共に、きっちりエンタメ映画でもある。

こんなの避けようがないわ。
最悪の殺人。
こういう事件は対岸の火事ではなくて、常にどこの国でも起きる可能性がある。
だからこそし
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