2秒前さんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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ドラッグ・ウォー 毒戦(2012年製作の映画)

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警察はただ粛々と悪を追い、裏切り者はそれが使命だと言わんばかりに裏切りを重ねる。それを叙情を廃して淡々と捉え続けると何故か乾き切った叙情が生まれてくる。すごい。

天使の顔(1953年製作の映画)

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ビンタされたらとっさにやり返してしまうジーン・シモンズは悪女というより感情を抑制できない子供だ。むしろ全く温度が感じられないロバート・ミッチャムが恐ろしい。
法廷で異様な存在感を放つ大破したエンジン。
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青髭八人目の妻(1938年製作の映画)

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初ルビッチ。パジャマのくだりとかバスタブのくだりチェコスロバキアの字幕とか、いちいち気がきき過ぎるくらいきいてる。

恐怖省(1944年製作の映画)

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真っ黒な画面に銃弾の穴がポッと空くとこカッコいい〜。
土砂降りの屋上での銃撃戦も最高。

(1949年製作の映画)

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ボクシングの試合よりその前の控室の描写のほうが面白かった。様々な面持ちの選手たちが次々とリングに消えていき、歓喜、落胆、あるいは失神して帰ってくる。一種のバックステージもの。
主人公が控室の窓から眺め
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荒鷲の翼(1956年製作の映画)

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最初の飛行シーン凄すぎ。列車を縦に捉えたショットが印象に残るしプールに突っ込むオチもめちゃくちゃ。
中盤はリハビリのシーンがほとんどだがダン・デイリーのおかげで暗くならない。
モーリン・オハラがジョン
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脱獄の掟(1948年製作の映画)

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主人公たちの隠れ家が別の殺人犯を追ってきた警官に包囲されるシーン、決して画面に映る警官の数は多くないのに的確なショットの連鎖と窓から差し込むライトで大勢に囲まれてるように見える。B級職人の業だな。
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男性の好きなスポーツ(1964年製作の映画)

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序盤の回転テーブルなど大小さまざまな仕掛けが奔放な女と翻弄される男の構図に奉仕するのが良い。
こんなに人が水に落ちる映画もそうそうないね。
熊が自転車に乗ったりビックリして水面を走ったり、カートゥーン
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河内カルメン(1966年製作の映画)

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冒頭の薔薇を加えて自転車に乗る野川由美子に始まり終始戯れの世界なのに嘘くさくならないのが凄い。

女の香り(1968年製作の映画)

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回想シーンとかキム・ノヴァクの声とか色々無茶苦茶なんだけど結局面白さで屈服させられる。異常者しか出てこない映画は良いね。
オスカー像を討ち取った敵の首みたいに飾っているプロデューサー役のボーグナインが
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激怒(1936年製作の映画)

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ピーナッツを持っていたがためにリンチを受ける男の話。
嬉々としてリンチに興じる暴徒の顔面顔面顔面。
裁判の決め手になるのは映像=映画だったりする。
一級のワンちゃん映画でもある。

王朝の陰謀 闇の四天王と黄金のドラゴン(2018年製作の映画)

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最近のツイ・ハークにハズレなし。このシリーズは全作超面白いのだけど今作は特にハメを外した魑魅魍魎っぷり。最後なんて主役そっちのけで大魔神vsコングですよ。

ラスト・ラン/殺しの一匹狼(1971年製作の映画)

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冒頭のジョージ・c・スコットが車で爆走するシーンからもう最高。男の孤独な境遇と後の破滅が感じられる。
ホテルで女の下着を干すところとかなんでかわからないけど泣ける。
黒沢清が檄褒めしてた爆発シーンは確
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カポネ(2020年製作の映画)

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良い。簡単に人に勧められる内容ではないが、まず30年代を描くにあたって当時の映画の質感の再現には目も暮れず、あくまで現代性を模索する手つきには好感が持てる。
要所に挟み込まれるドローン撮影と思しき空撮
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暁の7人(1975年製作の映画)

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敵地潜入ものだが閑散とした空気が全編に漂う。撮影がいいなーと思ったらアンリ・ドカエ。転がってるおもちゃで赤ん坊が生まれていることを知るところとかベタなんだけど良いし、教室で暗殺計画を説明するのも可笑し>>続きを読む

浜辺の女(1946年製作の映画)

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最初の悪夢からしてもう凄い。虐げられる妻と男を惑わす美女、2つの顔を見せるジェーン・ベネット。不気味な廃船につづく足跡をたどると妖しげな美女が待っている。こう書くと怪奇映画のようだけれど、そういえば最>>続きを読む

ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪(2013年製作の映画)

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前作も面白かったが今作もすこぶる面白い。ツイ・ハーク恐るべし。怪獣の尻尾の見せ方などシンゴジラに先んじている。

不滅の物語 オーソン・ウェルズ(1968年製作の映画)

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この世の悪徳を全て煮詰めたようなウェルズの風貌が凄い。ジャンヌ・モローが蝋燭を吹き消すシーンが好き。でもウェルズの作品の中ではあまり好きな方ではないかな。

ボディ・スナッチャー/恐怖の街(1956年製作の映画)

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最初の死体(?)は安置台でも手術台でもなくビリヤード台の上に横たえられている。かかった布をとる瞬間は光源と影による怪奇映画風の演出。警官を殴ってからは一気に活劇化。色んな格好をした奴らがわらわらと追っ>>続きを読む

ダニエル(2019年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

面白い。心理的なスリラーかと思いきや中盤ジャンルが転調してからは即物的、フィジカルなホラーによっていくのが好ましい。で、最後には屋上でチャンバラ。色彩設計がややうざいが80年代風の撮影も良い。

犯罪王ディリンジャー(1945年製作の映画)

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70分の傑作。武器を手に取った次のカットで既に脱獄しているといったような省略の妙味、つまりB映画の面白さを存分に楽しめる。呆気ないラストも好みだ。デリンジャーを売らなかったアン・ジェフリーズの献身はマ>>続きを読む

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