2秒前さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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バレー・オブ・バイオレンス(2015年製作の映画)

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こんなものを撮ろうとする奴がまだアメリカにいることに少し安心する。この悪役が次々と銃を捨てて主人公の銃口にその身を晒すような西部劇を誰が必要としているか分からないが。
恥ずかしながらタイ•ウェストの過
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パワーレンジャー(2017年製作の映画)

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最終決戦のロケーションだけで勝ってる。敵がバイバイキンするのも良し。

キャット・ピープル(1942年製作の映画)

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黒豹の影に追い詰められた女が逃げ場所を求めてプールに飛び込んでしまうのが面白い。
夜の追跡場面に不意に飛び込んでくるバスに意表をつかれた。
シモーヌ•シモンのギラリと光る眼にゾクリ。

ラ・パロマ(1974年製作の映画)

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意外と経済的な語りで驚いた。最初のカジノで賭け金が釣り上がっていって男が拳銃自殺する件なんてB級ノワール的だし、物語上重要な出来事を手紙の文面で説明してしまうのもサイレント的。
常に喜劇と紙一重のラス
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今宵かぎりは…(1972年製作の映画)

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人物の挙動のあまりの遅さに痺れる。
様々な人物が次々とフレーム内に入ってくる2カット目からもうすごいし、再び反復された瞬間これがラストショットになると誰もが了解できるほどの強度がある。
一応ファースト
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!(2007年製作の映画)

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ムトウユージ監督作では一番良かった。しんのすけが絶対に泣き顔を見せないのが良い。ただ長い。

クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!(2006年製作の映画)

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ボディ・スナッチャーものをしっかりやっている前半はいいが、後半はもう少し跳ねて欲しかった。
松坂先生がカッコいいのは良かったけど。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

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あまりノれず。『ハードコア』の監督なので期待してたのだけど暴力描写が一本調子でまいった。投げた椅子が怪我人の顔面にヒットするところと一度仕切り直すバスでの格闘は良し。

ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

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終盤の団地でのアクションシーンは目を見張る出来。体技そのものの素晴らしさに加えて舞台設定の斬新さと上へ下への動線が見ていて楽しい。スナイパーのスコープを通して位置関係がわかるのも見やすい。一人だけ段違>>続きを読む

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

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極限状況下で最適化されたキャラクターをこそ見たいのに、子供=ポカする存在として描かれているからひたすらノれない。主要登場人物が子供であることはプロフェッショナル活劇を望んじゃいけない理由にはならないは>>続きを読む

亡霊怪猫屋敷(1958年製作の映画)

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初っ端の正体不明のカメラと照明から怖〜という感じ。
古典的な幽霊映画風の現代パートに対してカラーの時代劇パートがかなり活劇していて、『魔人ドラキュラ(1931)』と『吸血鬼ドラキュラ(1958)』を一
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ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

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夜霧と照明の演出はベタだけどちゃんと不気味になってて良い。
床下や隣家でのかくれんぼとかちゃんと演出しなきゃいけないところは真っ当に撮ってて好感。
実質80分だし申し分ないのだが焼死体はしっかり見せて
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クルエラ(2021年製作の映画)

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ギレスピーの前作『アイ、トーニャ』がめちゃくちゃ嫌いなんだがこれは結構楽しめた。相変わらずカメラぐるぐるぐらぐらで音楽かけときゃ良かんべって感じだけど、エマ•ストーンの愛嬌に軍配。再解釈ものの例に漏れ>>続きを読む

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

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ハサウェイがジンジャエールを飲みながらギギに気づくところ、一つのアクションを様々なアングルから割って繋ぐことで印象付けていて、少し万田邦敏『接吻』の携帯を投げるシーンを思い出して背筋を伸ばした。
ナイ
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血槍富士(1955年製作の映画)

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子供がめちゃくちゃ可愛く撮られてる。
身売りの娘のエピソードも泣けて泣けて。
雨が上ったかと思ったら悲壮になだれ込むラストの大立ち回り。大傑作。

周遊する蒸気船(1935年製作の映画)

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下手な鋸を弾くと囚人たちが歌い出すくだりにグッときた。
斧を振り下ろすニュー・モーゼに爆笑。
アン・シャーリーが様々な衣装を着るのが良い。船員服が可愛いですね。

国境事件(1949年製作の映画)

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拷問のアイデアが斬新。拷問器具、処刑装置としての車。
最後はお得意の高低差活劇。

黄金の大地(1953年製作の映画)

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冒頭の金鉱襲撃→乱闘→馬で逃走→革命軍による待ち伏せの流れが実に鮮やか。
主人公が切符売り場で襲撃される場面で窓ガラスに銃弾の跡が一つだけポッと空く、背中を撃たれた男から血が吹き出す。『最後の酋長』で
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殺人!(1930年製作の映画)

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冒頭、悲鳴に驚いて次々に人々が窓から顔を出す。その一つが美しい女性のシルエット、かと思ったら顔を出したのは老婆。また、舞台の幕が上がったと思ったら拘置所のヒロインにつながる、といった調子の意地悪なサス>>続きを読む

青いガーディニア/ブルー・ガーディニア(1953年製作の映画)

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ドレスを燃やす場面と垂れ下がって揺れる受話器のイメージが印象に残る。
種明かしされたことで殺人場面で映画が大ウソついてたことがわかるのも良し。

裸のキッス(1964年製作の映画)

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コンスタンス・タワーズ演じるケリーが娼婦の元締めのキャンディを引っ叩いて口にドル札を詰め込むところで否応なく惹かれる。
婚約者が少女に悪戯をするところを見てしまう場面でのアップショットによる暴力的なつ
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ヒットマン:インポッシブル(2016年製作の映画)

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銃の入ったビニール袋の魅力に抗えない。車椅子の殺し屋がボス(犬使い)に転がされるガードレール沿いの原っぱなどのロケーションの“安さ”に感動。

続・荒野の用心棒(1966年製作の映画)

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今更初見なんだが、ネタが全部割れてても面白いな。

キル・ザ・ギャング 36回の爆破でも死ななかった男(2011年製作の映画)

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実際にそうなんだからしょうがないだろと言わんばかりにあっさり一発の銃弾が走行中の運転手の頭に命中する。良い。

桜の代紋(1973年製作の映画)

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めちゃくちゃ面白い。余裕でオールタイムベスト入り。
場面転換のたびにキマった構図のショットが挟まれる。麺を啜る若山富三郎の口元から場面を始めるなんてどうやったら思いつくのだろう。
ドンパチのキレも凄ま
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パペット・マスター(2018年製作の映画)

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S・クレイグ・ザラーの名前に釣られて観た時点で俺の負けだ。こういうのは事故的に観るのが一番良いはずなのに。
パルプフィクション的なチープさを志向していることはすぐに了解できるが、輪を乱すヤツが出てこず
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ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)

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投げたコインを撃っただの撃ってないだのってなんでこんなに面白いんだろう。
右方から迫り来るインディアンの群れから左方で迎え撃つ騎兵隊へパンするショットがキマってる。
地理的に不利な上下から水平な高所へ
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日本侠客伝 花と龍(1969年製作の映画)

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高倉健と星由里子が戸畑に旅立つ船場での質量を伴った灰色に輝く海が印象深い。
藤純子の最後に身を引く姿や死地に赴く星由里子の顔など、女優陣が映えている。