掛谷拓也さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

さがす(2022年製作の映画)

3.0

パケ写の印象だけで見た。70年代アメリカ映画からサイコパス物は好きで見るけれどこれはなあという感じだった。

ステージ・マザー(2020年製作の映画)

3.3

カミングアウトの両親の受容がテーマ。テキサスに住む両親という設定が頑迷でマッチョなテキサスというステレオタイプ。それでも母親は息子を理解する。サンフランシスコのゲイタウンで、死んだ息子に変わってゲイク>>続きを読む

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.3

舞台はマサチューセッツ州グロスター。ボストンより北にはこんなひなびた港町がある。まずアメリカの都会でもなく中西部でもない、北の港町が好み。マンチェスター・バイ・ザ・シーの舞台よりさらに北にある。聴覚障>>続きを読む

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

2.8

たぶん一作目を見てないのが良くない。登場人物の誰一人にも感情移入できない。舞台の島は美しいと思うものの、たぶん一作目の前や後の話なんだろうとは思ったけど本当にわからない。自由奔放な女性の生き方讃歌みた>>続きを読む

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(2009年製作の映画)

2.7

マイケルジャクソンの音楽を初めて聴き、ダンスを見た当時の記憶に遠く及ばない。ノスタルジー補正だけではない気がするがどうだろうか。バックステージでの完璧な演出は興味深かった。

レディ・バード(2017年製作の映画)

3.0

思春期女子の話はそのときの気分によっては見るのが面倒だと思ってしまうけれどこれは見れた。サクラメントは「秘蹟(神の恩寵のしるし)」という意味なので都市全体が宗教都市かと思ったが、そうでもないみたい。主>>続きを読む

Mile...mile&a half(原題)(2013年製作の映画)

2.8

ジョンミューアトレイルに興味があったので視聴。特にこれといったストーリーはない。長期間トレッキングするのは大変そうだが、一度はこういう長期間自然の中だけを歩くことをしてみたい。関西では高島トレイルや、>>続きを読む

ロンドン・エディンバラ・ロンドン(2016年製作の映画)

3.0

トレッキング、登山より自転車の方が経験が少ないのに、ドキュメンタリーがあれば見てしまう。ジョンミューアトレイルのドキュメンタリーは期間は長いがみんな楽しそうだったが、これは違った。完走できない人も多い>>続きを読む

行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.2

アメリカのラストベルトに住む青年たちの閉塞した生活のドキュメンタリー。毎回15分くらいづつ一ヶ月ほどかけて見通したので、登場する若者たちの何年にもおよぶ人生がシーンの多くが心に残った。スケートボードの>>続きを読む

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.4

タイムループ物の中ではバカっぽくで好み。タイムループ物は難しいものが多いので見てるときも見た後も頭を使うからなあ。ぶっ飛んだ男女の話は痛快でたまに見たくなる。これもたまに見たくなる映画。砂漠のリゾート>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

2.9

邦題は意味不明と文句も言いたくなる。演者の演技は誰も素晴らしい。ストーリーはどこまで実話なのだろうか。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.2

英語の「ノーバディ」には「つまらない人、取るに足らない人」という意味があり、ストーリーの最初は妻からも子供からのバカにされる頼りない夫であり父親の主人公という設定。しかし、過去にFBIに勤めていた頃の>>続きを読む

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

3.1

音楽はもちろん覚えている。CDも持っていた。しかし映画の記憶はかなりおぼろげ。もう一度見たい気もするが見るかどうか。

リトル・ロマンス(1979年製作の映画)

3.0

以前テレビで鑑賞。ダイアンレインのデビュー作だったとは。

ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.0

ビヨンセが歌うテーマ曲「ドリームガールズ」は何度も映像を見ていたので、音楽を聞いて振り付けを見ると気分が上がる。モータウンサウンド黎明期の雰囲気が良い。シュープリームス、ダイアナ・ロス、アレサ・フラン>>続きを読む

抱きしめたい(1978年製作の映画)

3.2

1980年12月にジョンレノンがニューヨークで射殺され、数日後NHKFMでビートルズを全曲放送し続けたとき初めてビートルズの曲を網羅的に聞いた。高校生のとき貸しレコード屋でレコードを借りてダビングした>>続きを読む

マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.0

イギリス軍のスパイとしてブラッドピットが飛行機からパラシュートで砂漠に降り立つシーンから始まる。その後の第二次世界大戦末期のカサブランカの街並みとエピソードが良い。「カサブランカ」を知っている往年の映>>続きを読む

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.2

邦題では「ブラッククランズマン」だが、原題を見ると「ブラック」の最後のKと「クランズマン」の最初のKのあいだにもう一つKがあるので、「KKK」と読める。舞台はマルコムXが暗殺され、ブラックパンサー党が>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.4

「プロミシングヤングマン」という言葉はあっても、本来「プロミシングヤングウーマン」という言葉は英語にはなかった。「前途のある若い男子」なので軽微な罪で将来を壊してしまうのではなく情状酌量をお願いします>>続きを読む

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.0

各国語の翻訳者が一ヶ所に監禁され国際的ベストセラー小説の続編を翻訳させられる。出版社のコーディネーターが悪人だが、悪事がバレたときに、各国後の翻訳者がそのコーディネーターには理解できない外国語を同時に>>続きを読む

希望の灯り(2018年製作の映画)

3.8

旧東ドイツ圏の大型スーパーで働く人たちの日常と恋愛。セリフは少ないが人物の内面が見えるような静かで説明しすぎない演出が多く音楽も少なめ。こういう映画が好きなんだと思い出した。

オールド(2021年製作の映画)

3.0

隔離された中南米の島に秘密の研究所があるというのはジュラシックパークシリーズでも、なんなら007シリーズでもありがちだが、国際的製薬会社が組織的にマッドサイエンスにのめり込むという映画的設定には気分が>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.0

原作漫画「ザ・ファブル」とは違って主人公の岡田准一がイケメンすぎるのでストーリーになかなか入り込めなかった。

劔岳 点の記(2008年製作の映画)

3.2

登山する人と話をすると話題になるので見た。監督の木村大作と立山で会って話をしたという人もいる。陸軍の陸地測量部と発足したばかりの日本山岳会の剱岳初登頂競争がテーマ。測量部の浅野忠信、山岳会の仲村トオル>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.2

007シリーズなのでカーチェイス、格闘画面を含めてアクションはゴージャスで痛快。個人的な恨みから人類滅亡を目論む悪の組織が大西洋の島に工場を作るという設定が荒唐無稽だという批判はアクション映画には当た>>続きを読む

パッセンジャーズ(2008年製作の映画)

3.3

アン・ハサウェイの美しさを愛でる映画。若い白人女性の理想のような容貌、表情、所作が素晴らしい。女性セラピストとして男性患者と関係する倫理観が問われるエピソードから話に没入できなくなった。叙述トリックと>>続きを読む