kenkenさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

紀子の食卓(2005年製作の映画)

4.2

ハッピーエンドかバッドエンドか。紀子、ユカどちらの選択にも納得感がある。

モノローグが多いけど、本当に知りたい事は言ってくれない。ずっと本質の周りをウロウロ彷徨ってるような。でもそれが効果的だったり
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真夜中乙女戦争(2021年製作の映画)

3.4

どうしたって『ファイト・クラブ』と比べざるを得ない作り。もはやオマージュ。

日本が舞台で、並行世界で(コロナ禍の世界と一瞬だけ接続する)、先輩がいて…新しい要素を活かしながら本家とどう変えるのかと思
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エスター(2009年製作の映画)

4.1

とんでもねぇ…。王道のホラー演出でここまでハラハラさせられるとは。嫌な気持ちになりながら観てたけど、終わってみればどこか爽快、面白い!

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ずっーとどこか嫌な空気が漂い、人物も主人公のホリガイ含めて抜けが良くない。そんな中で奈緒演じるイノギの存在感、空気感は飛び抜けてる。

だからこそ、映画の中で直接的に語られる以上の闇、秘密を感じさせる
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運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.9

前半あまりにもスローペースで気持ちが離れかけたけど、後半に怒涛の種明かし。何なら緩い展開すらフリになってて、流石『アフタースクール』の内田けんじ。

ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

3.5

夜が来る度に絶望する。もっとエグい決定的なシーンがあると思ってたけど、何か映り込むんじゃないかって雰囲気だけで緊張感、恐怖感を引っ張り続けるのも凄い。

ひらいて(2021年製作の映画)

4.3

主役3人がメッチャ良くて、特に山田杏奈は全てが役にハマり過ぎ。打算的、衝動的、暴力的、自分の事しか考えてなくて、全てどうでも良くなって、それでも心をひらいて。

孤狼の血(2018年製作の映画)

4.4

湿度の高いヤクザ×警察映画。血、汗、涙だけじゃない湿り気。豪華俳優陣の演技や妥協しない映像、何より話が面白い。圧倒的にエンターテインメント。終盤ちょっと駆け足だったのが残念。

ミスミソウ(2017年製作の映画)

3.2

ルックの良さ。白い雪景色に赤い服と鮮血のコントラスト。ビジュアルの強さで一点突破するような映画。その他は…。

あと山田杏奈、清水尋也、大塚れなの存在感。

セッション(2014年製作の映画)

4.6

常に緊張感。話の展開も登場人物も絶妙に好きになれない。ニーマンにもフレッチャーにも、もう音楽しか残ってないんだろうな。何かに熱中する素晴らしさとか、そういう事を描いた映画では無いと思う。

不快指数高
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.0

サメが見えても見えなくても怖い。予感の怖さと造形のグロさとパニックのワクワク感。「この人は何がしたいん?」ってシーンも割とあったけど、そんな違和感も忘れさせるラスト10分の衝撃。

The Witch/魔女(2018年製作の映画)

4.0

溜めて溜めての超絶パワーバトルに魅せられた。特に主人公はチート過ぎてハラハラとかは無く、爽快感すらある。血塗れの爽快感。ストーリーは単純、序章みたいなもので分かりやすい。コメディリリーフのコ・ミンシが>>続きを読む

世界の終わりから(2023年製作の映画)

2.8

バグってる世界を救うのか終わらせるのか。そもそも世界の定義とは?人の内面とも結び付き、夢も現実も曖昧になっていく。
色々チグハグで陳腐、そして言葉に頼り過ぎでは。もっともっと映像で、『CASSHERN
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

回想多いけど、試合の展開で魅せながら宮城だけじゃなく各キャラの背景を掘り下げていくの上手い。そもそも試合の迫力が凄い。動きだけじゃ無くて静と動の使い分け。鳥肌立つしこれは何回も観たくなる。
最後、アメ
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.6

設定ぶっ飛んでて展開も詰め込んでて実写で、それを成立させてるのが凄い。コスプレ感や安っぽさが無いからこの世界観に入り込めるし、ツッコミどころはあっても力技で納得させられる。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.5

単調なストーリーとか棒読みの演技とかダサいアクションとかよく分からない引きと寄りのショットとか、全部狙ってやってるんだろうしマニアックな拘りがあるはず(自分が読み取れないだけで…)。途中からそういう違>>続きを読む

ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.1

奇妙なアングルのショット一つ一つに意図があるとはちょっと思えず。デジタルビデオカメラで撮ってるし記録、ドキュメンタリー風を狙った?それにしては演技にリアリティを求めてない。平田満と手塚とおるの怪演は印>>続きを読む

PicNic(1996年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

あんまりハマれなかった…。映像とかセリフとか、そこまで惹かれず。ファンタジー感が中途半端で。サトルの最期は良かった。

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

3.9

トムの気持ちもサマーの気持ちも分かるから辛いが、そういうもの。演出は凝ってても映画的、フィクション的なラブストーリーにはしない誠実さ。

HANA-BI(1997年製作の映画)

4.6

死に引き寄せられていく感覚。印象的な青と絵と淡々とした暴力。久石譲の劇伴とのコントラストが素晴らし過ぎる。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

序盤で掴まれず「なんか馴染めないな〜」と思ってたらそのまま最後まで入り込めなかった。
戦闘シーンのアイデア、斬新だけどもはや何でもありの大喜利。終盤もマルチバースを矢継ぎ早のモンタージュで観せたらそり
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わたしの見ている世界が全て(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

セリフにとにかく隙が無い。表情、立ち振舞い、後ろ姿だけでも伝える役者陣の凄味。

分かりやすい成長物語にしないの良い。盛岡の行方とか描かないのも本当に良い。丁度良い。

観終わった後に、自分の事につい
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CUTIE HONEY キューティーハニー(2003年製作の映画)

1.9

マジで何…。色々気になり過ぎて話が入ってこなかった。

殆んどのテンポ・間を細かいカット割で作ってしまうのはハマればカッコ良い。あと兎にも角にも市川実日子が良い。

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.6

歪なリズムの暴力と平穏と、通底する緊張感。沈黙がこんなに意味を持つとは。
印象的なシーンが多過ぎる。

犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.9

映像の面白さ。何度でも見返したい細部までの拘り。ストーリーはもっと色々欲してしまった。

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.9

アリータのキャラデザと溌剌としたアクションに惹かれる。物語自体は王道で悉く先が読めてしまった。展開も早くて、色んな要素を駆け足で回収していく感覚。

オリバー・ツイスト(2005年製作の映画)

3.3

映像は本当にメチャクチャ美しい。
オリバーは主人公だけど、物語の牽引役というよりは巻き込まれていくタイプ。常に彼に寄り添った視点で映画は進んでいくけど、もっと一歩引いた描写の方が却って話に入り込めた気
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.7

全篇しんど過ぎて観てる側も追い詰められる中、ミュージカルパートの美しさが際立つ。でもずっとそこだけ流しててくれとも思ってしまった。歌のシーンだけが救い。

手持ちカメラのドキュメンタリー的映像がめちゃ
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タイタニック(1997年製作の映画)

4.0

王道のラブストーリー。でも沈没していく船と乗客の画は流石に迫力ある。

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

3.8

前作のユルさを更に突き詰めた、ダラダラした日常会話が良い。ストーリーはあって無いようなもので、とにかくキャラの掛け合いを楽しむのがメイン。今回は何故戦ってるのかすら段々曖昧になっていって、背景とか動機>>続きを読む