パニックの先にあるものは。
人を陥れる者、ただ怯える者、
それでも人を守ろうとする者、
結局は個々人の本質しか表れない。
そして何かになることは容易でない。親子でも、夫婦でも、ひとりでなれるものではないからだ。
自分のことばかり考えていると、その本質を見失いがち。自分が何者かになるためには相手のことを考えよう、良質な気づ>>続きを読む
国家は誰のために存在しているのだろうか。
「経世済民」、この尊厳に満ちた言葉が虚しく感じる。
危機の時こそ権力が民を救済してくれるなんて思わない方がよい。この映画から伝わってくるメッセージは現下のコロ>>続きを読む
思っていたよりアクション少なめな気がする。
関西ローカルで正月の昼間にやる新春ドラマスペシャルみたいなノリやった。
フォルトゥナの瞳、着想が良いだけに映像として表現するには難しかったようだ。
もっと劇的に、もっと複雑に、運命を交錯させてみたらもっと面白くなったのかもしれない。
運命という抗えないテーマを扱った意欲作>>続きを読む
サモハンだ、キンポーだ、ゲジゲジ眉毛のムササビ道士、異様にスペック高そうなフルメタルキョンシー、挙げ句の果てには金おじいさんの白塗りと方向性がとっ散らかっている。前段もなく当たり前のように新キャラが現>>続きを読む
わがまま言ったっていいじゃないか。お互いに迷惑をかけまいと我慢を重ねてギスギスするよりも、いっそお互いに迷惑をかけ合う人生の方がQOL、生活の質は高まるのではなかろうか。
共同体の在り方、社会で生き>>続きを読む
若尾文子は「さようなら」という台詞がよく似合う。「左様ならば、」という接続語を挨拶にする粋な精神性が失われつつあるのか最近ではあまり使われない。
絶対に失いたくない普遍的価値、当時の街並み、世俗、しか>>続きを読む
日本の総力を挙げたアクション大作だと思う。でもやっぱり物足りない。残念でもある。
「やー、やー、やー、我こそは源氏の…」と戦の前にどうしても口上を垂れてしまうのは最早日本人として拭えない性なのか。日>>続きを読む
手に汗握るどころの騒ぎでないthrilling‼︎
韓国映画の底知れぬエンターテイメントをこれでもかと見せつけられた感じ。2人の愛嬌溢れるアクションにBlabo‼︎
この男に任せて大丈夫か。
あ、えーと、映画の話です。
記憶を失わずとも変わってほしいものです。
終始、映像の美しさを追求した作品。しっとりとしていて何だか儚い。
情熱の部分はどうだろうか。各人が背負うものの描写がいささか淡白に映る。
演奏シーンは圧巻、ピアノに向き合う人たちの苦悶と希望が響き渡る>>続きを読む
今観るべき映画かと問われると迷う。目下の状況において、小生にとり本作を見ることは精神衛生上良くなかったように思う。
映画としては非常に大作で見応えありです。
運命とは誰しもが想定することはできないが、これ程までに数奇な運命を辿ることは想像にも及ばない。常人には語ることのできないドキュメントである。
同じ時の流れの中で大切な人と過ごし、分かち合えることって奇跡、ちゃんと理解しているようでしてないんだよなぁ。過去も未来もない、いま目の前で起きていることが人生なんだと。
それにしても…小松菜奈って天>>続きを読む
これは史実なのか。重層的な面白さがある。韓国映画お約束の生き別れた姉妹ネタもある。辿々しい日本語はご愛嬌!
どの場面を取り出してみても雨上がりのように澄みきった様が美しい。映像から人の感情の機敏がよく表れていて、淀みなく趣ある作品に仕上がっている。
少女とおっさんの心の雨宿り、いい歳した大人の心に沁み入りま>>続きを読む
パイラ人地球に現る!昭和的!!宇宙的!!!パイラ的怪作!!!!
是非その眼でパイラ人をご覧頂きたい。パイラ人の容姿、会話(字幕付)の内容に爆笑必至!!!!!?
ドタバタはしているけどそれほどに痛快というわけでもない。
わかっちゃいるけど選べない、認知的不協和が生じるような相手を選択をした方が案外と楽なのかもしれない。高望みはダメ。
こういうの冗談だから笑えるのに、今や冗談じゃないから笑えない。緊急事態です。
後悔を消し去る方法はないだろうか。起きた事象は変わらなくても過去に戻ることにより自分の感情に変化を与えることができれば…
残念ながら本作のようにはいかない。
本作から教わったこと、ごめんなさい、大>>続きを読む
信じる心と支える力が重なり合うとき、可能性が生まれる。意志の先には結果が待っていること、不安定な暮らしの中ではついつい忘れがち。
これではいけないなぁと気づかせてくれた。これぞ映画の持つ力。
こんな>>続きを読む
よりよく生きるためには。独り善がりの人生から潤いある暮らしは生まれない。成熟したひとりの紳士の経験と振舞がひとりの女性の成長と再生を生み出す。人と人との関係性が美しい。
懐古主義ではなく、正当なクラシ>>続きを読む
社会情勢の悪化が人間の弱さを増悪させ、人間の弱さが更に社会情勢を悪化させる。何が正しいのか、誰を信じたらいいのか、眼に見えたことだけで判断が出来れば生きることだって苦しくないのに。
平安の世も、令和の>>続きを読む
人間によって作り上げた体制が人間の行動と思想を縛る。それは自らの手で自らの体を縛るようなもので、時に残酷で、時に滑稽にさえ思えてくる。
自分が生きる体制を選ぶことはできない、ただし、自分の生きる道を選>>続きを読む
新感覚といえばといえばそうなんだが、いつ何が起こるかわからないが故に台詞が頭に入ってきづらい。ストーリーとして愉しむのではなく臨場感を楽しむことなんだろう。物語として馴染めなかった。
それぞれの時代を取り巻く価値観こそ違うものであるが、本作を通じ、男女の事然り、家族の事然り、根底では今も昔も同じ事、価値観を超えた普遍性を見出すことができる。
佐分利信の趣きある父性がいい。菅原謙次>>続きを読む
阪神タイガース創設85周年を記念し我らのサンテレビが制作した作品。
バース・掛布・岡田のバックスクリーン3連発、江夏のノーヒットノーラン、JFK、桧山の現役最終打席ホームラン、代打の神様の系譜等々…猛>>続きを読む
こちらが本家本元のキョンシー映画ですが、個人的には亜流の幽幻道士の方が幼い頃の印象に強く残っている。
いやはやこちらも面白い。法術の凝った感じは幽幻の方が強いがアクションが秀逸。霊幻はテンテンではなく>>続きを読む
強烈な社会風刺、社会を風刺する気概が無くなった現代社会においては最早笑いにもならない。
学歴社会のレールの先にあるものとは。競争、画一的、安定、そして格差、当時からその歪みに警鐘を鳴らす人々はいたので>>続きを読む
一定期間の猶予の中では結局自分から事を起こさないと何も始まらない。そうモラトリアムということは。
そういう意味では短い時間で端的に表現できた作品だと思う。それにしてもタマ子よ、不機嫌だ。
何度観ても面白い!ホラーアクションコメディの至宝です。テンテン、金おじいさん、スイカ頭はじめとする孤児たち、そしてコメディリリーフとして忘れてはならないデブ署長など、登場人物の小気味良さ、多彩さが魅力>>続きを読む
過去と未来を憂いてしまうことがある。強く生きることはそう容易くない。
時間の緩急が出会いを左右しているように思える。時間の流れは一緒でも一人ひとりの人生の流れの速さは違うのだから。
巻き戻せる人生はそ>>続きを読む
琴線に触れる、じっくりと生き方について考えさせてくれる。やっぱりみんな不器用なんだと思うと少しは気が楽になる。そんな風にじわじわ効いてくるようなお話。
出演者全員で醸し出す世界観が良い、池脇千鶴が好>>続きを読む
一足飛びにハイライトを迎えようとするような、肝心なプロセスのところを端折るような演出に好感が持てない。全体を通じて見所が無い印象。
完成したやっサダルマンPR動画、映る場所が校庭とか知らない広場とか、>>続きを読む