Yuuさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.9

現代の有名アーティスト、エドシーラン本人を連れてきて『敗北』と言わしめるシーンにビートルズへの並々ならぬ敬意を感じた。

その敗北の例えにモーツァルトとサリエリが出てくるところで、名曲は時代を凌駕する
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.8

公開当時は小学校低学年だったにも関わらずかなり鮮明に一つひとつのシーンを憶えている。
魔法という心ときめく設定とイギリスらしい重厚感が折り重なった世界観に、大人になった今も変わらぬ魅力を感じる。

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キングダム(2019年製作の映画)

4.3

原作が好きなので実写にはあまり期待しておらず、話題作りのために鑑賞したら良い意味で裏切られた。

王騎ファンとしては、正直中途半端な実写化は見たくないと思っていたけれど、大沢たかおさんの再現性が高過ぎ
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.7

ある貧困家族が自分達とは対局の暮らしをする富裕層の家庭に一家総出で雇われて芋づる式に寄生し、内側から侵食していくストーリーを通じて格差社会を風刺した作品。

終盤のひっくり返し方に民族性の違いを見せつ
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.9

先天疾患の影響で人々と異なる顔を持って生まれた主人公が社会(学校)に適応していく様子を描いた作品。

主人公に親の愛を独り占めされたと感じている姉の苦悩や、友人など周囲の人々の立場から見た情景も織り交
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

2.7

DAIGOってこんなに役者だったんだ、と気付かされた。
恋人の素性が完全に嘘でも、重ねてきた感情が本物なら許せてしまうだろうなと思うなどした。

設定は所々違和感だけど、キャストがいい。

茶々 天涯の貴妃(おんな)(2007年製作の映画)

2.6

主人公のミスキャスト感が否めない。
和央さんの演技は映画向きではない上に、戦国時代の女性の儚げな強さや雰囲気とは程遠く、終始違和感。

驚いたのは渡部篤郎さん。
現代作品が多いだけに、時代ものをこんな
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ハードロマンチッカー(2011年製作の映画)

2.8

狭い世界と、理屈も道理も無い短絡的な輩感がリアル。
ストーリー性は最後まで定まらないけど、松田翔太さんはかなりハマり役だと思う


後半もう少し警察、反社、グーという三者の絡み合いが欲しかった。

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

3.0

‪痛々しくて脆くて、エリカ様はリリコがハマり役だったと思う。
腐敗していく様も美しいし、それを自分の手で封じてしまう美への執着も尊い。

筋書きや演出は少しわざとらしくて、あまり好みじゃない。
ただ、
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リトル・マエストラ(2012年製作の映画)

2.0

作り込みや現実味に欠けるところが、机上の空論が先行する田舎の地域振興にありがちな雰囲気に似ている。

行きずりの街(2010年製作の映画)

2.5

特に引き込まれるわけでもなく、面白いわけでもないのだけれど、仲村トオルがかっこよかった。

橋のない川(1992年製作の映画)

3.5

刷り込まれた概念によって存在が忌み嫌われる、いくら説明されても理解したと軽々しく言えない境遇。
水平社決起の時代と現代の同和を取り巻く環境は、もはや異質なものに思える。

それにしても、中村玉緒さんが
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リンジー・ローハンの妊娠宣言!? ハリウッド式OLウォーズ(2009年製作の映画)

2.7

いかにもアメリカらしいラブコメ。
あまりに計画性のない嘘がバレないままストーリーが進んでいくので、見ているこちらがハラハラする。
軽めのノリでラストもハッピーな仕上がりなので、眠れない時に観るのにぴっ
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シングルマン(2009年製作の映画)

4.4

抑えられた色彩や、エンドロールの色味フォントまでもが美しい。
コリンファースの色気がトムフォードの卓越したセンスによって引き出され、あっという間にラストに辿り着いてしまう。

クロエ(2009年製作の映画)

3.0

クロエは母性と愛を錯覚しているように見えた。
少し辛くも思えるラストだけど、ああでもしなければ終わらなかった感もある。

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

3.8

癌検査を受けて結果の電話が来るまでのクレオが過ごすアンニュイで普遍的な2時間。
誰も先が見えないモヤっとした感じが、映画の雰囲気を引き立てる。

タロットの手元のシーンだけがカラーだったり、ワンピース
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美女と野獣(2014年製作の映画)

3.5

ディズニーのそれとは別物で、映像の美しさとストーリー展開を含め個人的にはむしろこちらの方が好きかもしれない。

鬼平犯科帳(1995年製作の映画)

3.8

吉右衛門の存在感に全て持ってかれる。
今でこそ貫禄のある役が多くなった尾美としのりさんだが、忠吾を演じていた頃はなんとも愛らしい。
おまさ役の梶芽衣子さんも慎ましやかで綺麗。

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

3.5

こういう家庭って実は少なくないのかもと思いつつ、結婚して親になったとはいえ所詮男女である事に変わりはないと思いながら鑑賞。

少し退屈気味。