アケオさんの映画レビュー・感想・評価

アケオ

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月に囚われた男(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

基本的に好きな話なのですが、この作品の肝となる舞台設定の1点が納得できないので気持ちよく「いい作品だった」とは言えないもどかしさがあります。

何が気に入らないかと言うと、クローンを使い捨ての労働力に
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

率直に言うとかなり「面白くない」寄りだったのですが、冷静に作品のエッセンスの部分を振り返ってみるとそこまで悪い内容だとも思わないので、何故自分が「面白い」と思えなかったのかを整理してみました。

・劇
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レオン(1994年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

個人的にはレオン側からの感情がもう少し希薄だと好みだったのですが、
裏稼業の大人 x 訳アリの子供の組み合わせはやはり鉄板だなぁと。

結果的には大人がちゃんと子供を守ってあげた(表の道に戻してあげた
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

スタート時点から人類に救いの手を差し伸べる(と思われる)存在の説明がなされているので細かい部分の都合の良さは気にならなかったのですが、ブラックホールに落ちても無事だったことについては最後の重要な場面だ>>続きを読む

それいけ!アンパンマン 勇気の花がひらくとき(1999年製作の映画)

3.5

そこまでシリーズを見ている訳ではないですが、結構異色な作品だという印象でした。
今まで触れてこなかったとこに踏み込むなぁ~みたいな。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.6

奇をてらわず、細部は取り繕わず、非常にシンプルでまっすぐな作りです。
面白いオチを期待すると肩透かしかもしれませんが、途中の緊迫感を楽しむ作品としては十分楽しめると思います。

MEMORIES(1995年製作の映画)

3.5

まずどれも作画の質が高いので目は楽しいです。
ケレン味で誤魔化すのではなく淡々とレベル高いことやってます。

内容が一番分かりやすくて人に勧めやすいのは「最臭兵器」でしょうか。
テーマも演出もストレー
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.2

このようなテーマだとパートナー側(この映画だと妻のゲルダ)に「性愛を超えた無償の愛、それに基づいた適切な理解」を外部から期待・要求されがちですが、私はその身勝手な第三者側の人間当事者としてその事をどう>>続きを読む

無垢なる証人(2019年製作の映画)

4.0

登場人物にほぼ無駄がなくて良かったです。
都合の良い設定と捉える人もいるかもしれませんが、フィクションなのだから複数属性を持たせて人数を圧縮するのも大切だと思います。
この作品はそれをしていて好印象で
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

4.1

まず、これは完全に原作のファン向けの作品なので初見でこれだけ観ても楽しめないのは前提で。

内容はちゃんと原作ベースで余さず映像化されている上にファンサービス的なカットもあり、ファンが「0巻の映像化」
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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.5

あらすじを読んで想像した内容が、期待以上でも期待以下でもなくそのまま出てきたという感じ。
人が頑張る姿には普遍的な良さがありますよね。

サブタイですでに希望大学に合格するのが確定してしまっているため
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.3

王女との邂逅はいろいろあったとは言えたった一日だったので、別れのシーンは感情移入の点でちょっと弱いなぁなどと思っていたのですが、その後の作りが綺麗すぎて視聴後の満足度はかなり高かったです。

しかし人
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.0

登場人物の主観と真実のズレ、細かく描写されていて感心しました。(視覚だけじゃなくて聴覚も?)

あと他人の人生を物語として消費しようとする人間の俗っぽさを自覚しようと思いました。

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.7

小説の内容を映像化することで主人公が物語に没入してることが分かりやすく表現されており、なるほど映像作品だとこういうことが出来るのかと初歩的な気づきを得ました。

物語としては、自分は割とシンプルな復讐
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.6

派手さのない等身大の群像劇という感じで良かったです。
映画側から強烈なメッセージを発しているわけではないので、どの視点から観るか・どのように観るかで印象が変わる作品だと思います。

映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

いやここ10年ぐらいの作品の中では頭抜けてませんか?

まずこの作品のテーマの柱の1つであるミステリーの部分がわりとまっとうに作られてたのが良かったですね。手始めに容疑者候補紹介とばかりに印象的なキャ
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シングルマン(2009年製作の映画)

3.3

なんか綺麗なものを観たなっていうか、映画というより美術品を鑑賞したような感覚でした。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと大人向けにし過ぎた感もあるけど、面白いものは面白いのだから仕方がない。

同じく戦国時代にタイムスリップする雲黒斎の野望と比べるとだいぶ毛色が違う(どっちも大好きです)。
例えばタイムスリップ
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

5.0

なんというか、ここまで完璧だと逆に語ることがない感じがしますが、細かいところで個人的に好きなシーンを一つ。

クライマックスで一家がタワーを駆け上がるシーンの中継が民家の白黒テレビを通して描かれる最初
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.4

邦題と煽りを見た感じでは「音楽の力で目が覚める」みたいな筋書きかと思いきや、監視対象の行動や自分が所属する組織の腐敗具合などいろいろな事の積み重ねで徐々に自分が今まで信じていたものに疑念を抱いていく過>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

凝った演出とかケレン味ある映像や派手な音楽で観ている間はなんとなく楽しい気分にはなるのですが、終わってからよくよく考えるとおかしくね?みたいな点がいくつもあります。

重要なところで言うと、まずこの作
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.2

サイコホラーな部分は良いのですが、現実と虚構が過剰に入り混じって何が事実なのか分からないという作りは好きになれませんでした。かといって駄作だとは思っていません。
細かい演出にも意味が持たせられていて、
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.8

描かれているテーマは「家族愛、家族との別れとそれを通した成長」とシンプルだと思うのですが、感想は複雑でなかなか言葉にするのが難しいです。
地に足のついたストーリーで好みでした、主役の少年の演技も良かっ
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

ハイスペックな主人公二人がそのスペックをぶん回す作品。
特にベンの方はあまりにも理想のおじさん過ぎて観ててこっ恥ずかしいですが、ここまで突き抜けていると爽快感があります。

作中、一応当人にとってのト
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

4.1

ミュージカル要素は好きではないのですが、この作品について言えば雰囲気に合っていてそこまで違和感は無かったです。
後味も爽やかで娯楽映画として完成度が高いと思います。

世のほとんどの人間はランチョーで
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

4.0

タイムリープものの教科書みたいな作りだと思います。
シンプルでストレートで好感が持てます。

劇場版 STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)負荷領域のデジャヴ(2013年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

簡単に言うと原作のトゥルーエンドの後を「描いてしまった」作品です。
内容は紅莉栖ファン向けのアペンドディスクみたいな感じで、岡部と紅莉栖以外はかなり影が薄いです(まゆりすら)。

ストーリーとしては紅
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魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

2.9

あらすじを見て面白いコンセプトだなぁと思っていたのですが、出来上がった作品を観るとう~んという感じです。
3人分の問題を消化するにはちょっと尺が足りないと思いました、どれもなんとなくいつの間にか解決さ
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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

テーマはめちゃくちゃ重いんですよね、意識は本人そのもののクローンロボットって。
でもシリアスなストーリーとして消化するには、ナンセンス系のギャグが過剰に挟まっててノイズなんですよね(特に最後のロボット
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クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃(2015年製作の映画)

3.0

パニックホラーとしてちゃんと人食いサボテンは不気味で怖かったですし、制作側が作りたかったものがちゃんと形になっていたという印象です。
たまにはこういう作品があってもいいと思います。

ただ別に面白くは
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クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃(2016年製作の映画)

3.7

話の主軸はしっかりしてたし決して悪い作品ではなかったのですが、
いろいろ細かい部分で粗が気になって今ひとつ没入出来ませんでした。
根っこの部分は良かっただけに色々言いたくなるというか、なんとももどかし
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映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ギャグもキレ気味で、ストーリーもヒロインが悪堕ち(というか正義が行き過ぎて害になる)するところまではハラハラして観られたのですが、最後にサイケな方向に着地しちゃってずっこけました。

ちゃんと真っ向か
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(2004年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

中盤ちょっと退屈になるんですがそれでも最終バトルの爆発力としんみりとしたラストの余韻は気持ちがいいです。

いちばん好きなのはやはりラストの映画館を出ていく場面です。
これ一昔前の作品だったら「ありが
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劇場版 SHIROBAKO(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

TV版が好きなのでこちらも観ました。
十分面白かったですがTV版でやりきった作品だと思っているので、続きを作ってもこんなものかなと言う感じです。

導入はデフォルメキャラによるTV版のあらすじなのでほ
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ザ・フレーム(2014年製作の映画)

3.3

ストーリーというよりも設定の妙を楽しむ作品だと思います。
アイディアは面白いけど作品として面白いかと言われると少し悩む、そんな作品です。

スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.7

アメコミ系はデザインが好みではないのであまり見ないのですが、思っていたよりも格好いいヒーローでした。
敵側にも魅力があればもっと引き立ったのだと思うので少し惜しいです。

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