KREVA727さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

KREVA727

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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

4.5

上映当時広告で気になって映画館で実際に観ました。この作品を見て超人者と殺人者は紙一重だなとつくづく感じました。主人公の生真面目な性格が何かの弾みで一転、創作する犯罪者へと変貌するシーンがとても印象的で>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.8

映画の深層部、終盤に差し掛かって2人の関係と歩んだ路があまりにも酷過ぎて設定に無理があり過ぎる。
ただこの映画としては、母の思い(思惑のような懺悔)が交錯して母の突然の死をそれぞれが知り、探すシナリオ
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RRR(2022年製作の映画)

1.5

インドの典型的な映画です。
ストーリー重視で観るというより『インド映画のアクションどうだっ』みたいな内容です。
ストーリーの合間の踊りとアクションと踊りとアクションみたいな、、、
正直1時間半が限界

ぼくたちの哲学教室(2021年製作の映画)

4.8

戦争や内部紛争、その他の諍いは子どもたちにとってみたら恐怖のなにものでもない。ただ上部だけの口だけで解決できるのは国として(きちんと)成り立っている国だけなのかもしれない。
だが、それは子どもたちの世
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Winny(2023年製作の映画)

4.6

この作品は技術者を目指す方やこれから目指す子どもたちに是非観てもらいたい作品です。
何故そう思ったかと言うと実際にあった事実と生真面目な主人公の健気にさらなる発展を臨む心構えは古今問わず必要な精神だと
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

4.6

水俣病という社会問題、事件を1人の写真家の目線で起こっている出来事とその事実を世の中に知らしめるための映画。
小さい頃重要な出来事としてしか知らなかった私はこの映画を通して今一度日本のやってきた(歴史
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香川1区(2021年製作の映画)

4.5

大島監督の作品はドキュメンタリー作品中でも上位にのぼる作品です。
選挙戦を与野党構わず撮影し、選挙戦の難しさを生々しく編集して映し出し、途中幾度となく感動する場面がある中、終盤での小川議員の娘の言葉に
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さよならテレビ(2019年製作の映画)

4.5

この映画はメディア系の映画の中で指折り数えるレベルの傑作品だと思ってます。
メディアのリアルを惜しみなく収録していて、キャスターの変更のリアル感、またタブーとも言われている誤報をしたテレビの真相などを
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

5.0

ワンショットの作品と興味があったので公開中に拝見しました。
飲食店で働く料理長の多忙な1日の営業をワンショットで撮影、毎回違うオーダーの料理、厨房とホールでの認識のずれや人間関係、お店の評判維持など様
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.3

休む余裕のないほどスリリングで衝撃の真実に唖然もする内容の映画です。
主人公の由宇子は、メディアの職をしていることもあり、真実を求めてまっすぐ前に進む毎日の中に、仕事とプライベートと両方に衝撃の内容が
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赦し(2022年製作の映画)

4.0

ストーリーはシンプルだけど、中身がとても深い映画で観ながら加害者側と被害者側を行ったり来たりして正しさとはなんなのかを考えさせられる映画でした。
もちろん殺人は犯罪だし、決して赦されるものではないが、
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.3

ニューヨークに片隅にある町に主人公のたちは育ち、大人に進学で今いるこの地を離れ留学している設定。
そこで始まりは留学先からの休みなのかこの小さな町に遊びにきてその陽気な温かい雰囲気が主人公にとっては心
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.4

コロナ前後で上映されて映画の中でも除菌や感染しないようにするシーンが時々ある。
この時代の父親が亡くなった後に残される主人公と息子の環境が一変する。お金がないと生きていけないから、お金を稼ぐことと生活
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映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)

4.2

まっすぐな気持ちを持つルビッチがまっすぐな気持ちで排気ガスなどの汚いガスの向こう側には何が見えるんだろうと素直に疑問を持ちその煙突から出てくる煙を一揆させてる目的で話が動く、空の曇を掻き消すため空に大>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

有罪にするか無罪とするかを審判する陪審員12人の意見が割れるなか1人の主人公が思考をフル回転させて説明し、残りの陪審員を1人ずつ説得していくシーンがとても絶妙にできた映画です。
白黒でここまで臨場感あ
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

4.3

凶悪犯罪を犯した事件を再現した映画で内容がとてもスリリングです。
本当にあった話だからこそ観ててゾッとする感情を感じました。最後の取り調べシーンにもまるで反省の色を示さない犯人と反省の色を示さない印と
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解夏(2003年製作の映画)

4.0

小説を読んで映画も見たいと思い映画を見ました。徐々に視力を失っていき、周りに迷惑をかけまいと恋人とも一方的に別れを告げて実家に戻っていく主人公大沢たかおの役が大変感動しました。
そして恋人の石田ゆり子
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

この作品は作り物かもしれないが、実際の現実社会(発展途上国、貧困国)で起こっているだろうと推察できる出来事をモチーフにした映画です。
大人の勝手な都合で未来を担う子どもたちに危害を平気な顔をする大人、
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DAU. 退行(2020年製作の映画)

4.2

前編に引き続き、後編も超長編ムービー。終盤に表現される殺傷シーンはとても生々しく、超人のために行われていた超人研究にも限界と、時代を統治していた指導者たちの理想と現実の皺寄せが少しずつ顕になり、国とし>>続きを読む

DAU. ナターシャ(2020年製作の映画)

4.0

当時のソ連が軍国主義のため、水面下で国民を超人研究していたという事柄をモチーフに描いている映画。歴史にそれほど詳しくないが、とても綿密に表現している作品だと感じました。
そして戦争という諍いの一方で、
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

2.0

セリフが一つ一つ長くて理解に苦しむところが多数あり、話を仕上げきれずにまとめた感を感じる映画でした。
話の設定やセリフをもう少し練る必要があると思います。
特別印象に残ったところはなく、進んで推薦はで
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ぼくは君たちを憎まないことにした(2022年製作の映画)

4.3

主人公にとって最悪な1日が突然訪れる。子どもの世話の一息の休憩に奥さんを遊ばせたその日に同時多発テロが起こり、奥様は帰らぬ人になってしまった。
そんな中状況が掴めない子どもはどうしてお母さんが起きない
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

4.0

世の中の男性はこの映画を観て男性の好意と行為の区別がつかなくなる心理があることを理解するためにうってつけの映画だと思います。
まだ幼い子どもが道を逸れて悪い脇道に進んでしまうことを防ぐことと、男性から
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

4.8

本編後半の緒方直人の演技の高さにこの作品の良さに磨きをかけていると感じました。
自分の子どもの身に何かあったのではないかと不安と苛立ちを隠せない演技は必見です。
前後編を一気に観てしまったので整理がで
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

4.5

テレビでやっていたものを拝見しました。
予備知識なく拝見しましたが、サスペンスに慣れている方ではないと初見では難しい内容に感じました。事件の凶悪性、刑事と新聞記者との確執を生々しく描いていました。作品
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祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.5

サスペンスはあまり見ない方ですが、東野圭吾✖️阿部寛の作品はついつい観てしまう作品のひとつです。
この作品も心をどのように動かされるか期待して鑑賞しましたが、犯人とそれに関わる家族たちがあまりにも酷い
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丘の上の本屋さん(2021年製作の映画)

4.5

友人から薦められてAmazon primeでレンタルして拝見しました。
観る前はヒューマン映画の温かい物語程度としか思ってなかったが、映画を観終わってから子ども教育についてとても深く考えさせられる映画
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

題名の通り、人が落下した(させられた)事実を裁判で解明する映画でとても絶妙に仕上げているなと感じました。
その絶妙というのは、この映画を見た人と話し、結局のところ誰が関与して被害者が亡くなった(殺され
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.5

当時上映してた時に観に行きました。
ドラマーで今後の活躍も期待し(され)ていた主人公が徐々に音が失われていく物語、はじめ本人自身が障がいを患うとは思いもせず、音を感じることができなくなる自分を受け入れ
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フィリップ(2022年製作の映画)

4.4

著者が体験した戦時中のタブーの出来事を映像化した映画になります。
主人公(ポーランド出身のユダヤ人)の身の回りの家族、友人、恋人が戦争という出来事で身も心もボロボロになるところから話は始まり、2年後に
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

この作品は主人公の娘が失踪した状態から話が始まる。その中で両親が必死にビラ配りして情報提供に邁進する。その事件をメディアが俯瞰して取材をしていく。
鑑賞しながらこの映画はどちらに重きを置いて取りまとめ
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

4.8

日頃の生活で嫌なことや悩んでいる時にぜひ観ていただきたい作品の一つだと感じました。戦時中の人の苦しい生活と宿命がどんなに酷なことであるかが知ることができる。その中で山本幡男の知恵と経験を活かし、獄中の>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

4.5

この映画は映画本来のセリフと鑑賞者の想像力とを融合する事で傑作へと昇華するとても面白い作品です。
声だけで周りの状況とその状況に適した判断を相手に言葉だけで伝え合い、その事件を解明に務める主人公の姿に
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前科者(2022年製作の映画)

4.2

この作品を観て恥ずかしながら保護司という職業(仕事、役割)があることを知りました。
連日報道されている事件はメディアで必要以上に取り上げられているが、犯罪者が立ち直る、更生して新たな一歩を歩むまでのス
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

5.0

上映されてからおよそ1年経ちますが、スラムダンクの漫画をご覧になった方は必ず観てほしい作品です。
決して期待を裏切らず、漫画では映画での主人公に深く触れていなかったことが、この映画で主人公がどんな気持
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ディア・ファミリー(2024年製作の映画)

4.2

メディアで実話を元にした映画と知り鑑賞しました。主人公の父親の人間性にとても感銘を受けたとともにその頑な性格を後押しする妻の懐の深さに圧巻しました。
感動するシーンが幾つもあり、その度に主人公の揺るが
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