ClaudeFelixさんの映画レビュー・感想・評価

ClaudeFelix

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ラヴレース(2013年製作の映画)

2.5

ポルノ映画「ディープ・スロート」に出演し、一躍ポップアイコンとなった女優リンダ・ラブレースの半生を描く伝記映画。

(注:以下ネタバレあり)

アマンダ・サイフリッドの体当たり演技(脱ぎっぷり)が申し
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愛について語るときにイケダの語ること(2020年製作の映画)

4.0

我々は、果たしてイケダの何が分かったのだろうか?愛の何を語られたのか?愛と言う綺麗事ではなく、本来、イケダが残したかったのは、己の滑稽さと醜悪さではなかったのか。五体不満足とは言え、自らの身なりの良さ>>続きを読む

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

下世話と言われようが、漂白された偽善的伝記物語など観る価値は1ミリもないと、自分は思う。
他人の人生に学ぶ事は多い。
人生とは程度こそあれ誰でもそれなりに複雑で、表裏や不可解さ、矛盾や複雑さがないまぜ
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.5


選曲の大仰さも相まってか全体的にオペラ(バットマン映画全般なら「オペラ座の怪人」)のような荘厳な作りを根底に感じ、やや複雑な展開とは言え謎解きありサスペンスあり、ノワールさを更に色濃くしたようだ。
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ノット・オッケー!(2022年製作の映画)

4.0

アメリカ版「渋谷直角の描くサブカル自己承認欲求因果巡りSNS編」。もしくは、アメリカ版「岡崎京子の描く自己顕示欲に侵された乙女あるある」と言った趣きのブラックコメディ…と揶揄すれば、日本人にもお馴染み>>続きを読む

蝿の王(1990年製作の映画)

4.0

ゴールディング原作『蝿の王』の映画化作品です。

あの原作を実写化するだけでも賞賛に値するのですが、物足りなさを感じました。

これがもし、『フィッツカラルド」『アギーレ 神の怒り』のヴェルナー・ヘル
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バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)

2.5

タイトル直訳だと、マズイんでしょうね。それだけでB級ピンク映画の風合いが出ちゃいますから。

ペドロ・アルモドバル監督作は大好きなんですが、これはちょっと頂けませんでした。監督の自伝的要素も感じたんだ
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ロバと王女(1970年製作の映画)

3.8

「ほんの少しのつまずきで
愛は、ほつれるもの
思い出に捕らわれすぎて
いずれ、愛は死んでしまう
そんな愛でも私は愛が好き
愛だからこそ、私はオマエが好き 」

カトリニーヌ・ドヌーヴ主演のミュージカル
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地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.5

Fear is infectious
恐怖は感染りやすい

観てる時間よりも、見終わった後の膨大な時間にこそ、黒沢映画は影響する。時間を経るにつれ、口数が多くなるからだ。これは、寓話的な物語構成と、
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

4.5

take care yourself Young Man
自分を大切に
心の底から言いたい
自分を大切に
君の頭脳ならいい弁護士になれた
法廷で活躍する姿を見たかったが
君は道を誤った
我々がこの法廷
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

1.5

成長譚としてジュブナイル物と考えれば悪くない作品です。マルチバースを通し、同じ過ちを繰り返さない、もしくは繰り返したらどうするのか。その教訓を子供に植え付けるのにピッタリな作品でしょう。

(要注意★
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ハードコア(2015年製作の映画)

1.1

「ありふれた事件」を観た時のような感想が持てるのではと、勝手な期待をした自分が馬鹿だった。

一般的には、新感覚の映像体験ってとこなんだろうけど、ゲームの主観映像FPSの実写化でしかなく、物語の体験上
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

町山智浩が、ラジオでSF版「北の国から」なんですよ。と言ってたとおりの内容だった。最新の宇宙科学の研究を反映し、かつアナログで撮影されたと言う、明らかに「2001年宇宙の旅」を意識してのアプローチが、>>続きを読む

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

5.0

寓話にも通じる普遍的テーマ「ノスタルジー」を巡る時空散歩ストーリー。
ピカソや、ダリ、果てはヘミングウェイやフィツジェラルドの逸話が折り込まれた1920年代。その目眩く夜が、現代の穏やかで退屈なパリの
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