Atsushiさんの映画レビュー・感想・評価

Atsushi

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.4

無垢な主人公を通して人間が成長していくために必要なことは何かを突きつけられる感じ。美術の世界観が本当に素晴らしくて、モノクロからカラーになった時の喜びがハンパない。

サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.8

もはや今だに新作が観られるだけでありがたい。おっさんの妄想が身に沁みる歳になってきたなぁ。

笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

4.1

面白いと同時に苦しさがつきまとう。
岡山天音はもうそういう人にしか見えず、ちゃんと役が抜けるのかと思うほど入り込んでいた。
サトミツは姑息なヤツとして描かれていた。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.1

繊細で気品高くめちゃシブの殺し屋。
音がすごそうなので映画館で観た方がよかったと思う。

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.8

めっちゃ応援したくなる2人。キング・ルーが青木崇高に似ている。
リリー・グラッドストーンのはこの佇まいが目に留まったんだろうか。

ほかげ(2023年製作の映画)

4.6

ほぼ部屋の中のシーンだけで戦争のおぞましさが伝わってくる。心をジリジリと掴まれる大傑作。子役の子もめちゃ良いけど、なんせ趣里がすごい。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

ぶっきらぼうで金もなくて華やかさも一切ないが、なぜか品がある。
この時代に81分で潔くまとめてるのもカッコいい。

Saltburn(2023年製作の映画)

4.2

バリー・コーガンの魅力全開。違うキャストならこんなに面白くなかったと思う。
オリヴァーとフェリックスが接近していくまで、そんなに時間をかけてないのに無理を感じさせないのがうまい。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.9

トイレと人生のコマーシャル。規則正しい日常の中に入ってくる些細な非日常が心地良い。石川さゆりママが歌ってくれる店って最強やな。

市子(2023年製作の映画)

4.8

最初から最後までずっと面白くて、緊張しっぱなしで、すごいものを観た感。
設定の辻褄が全部合いまくってて緻密すぎる。出てる人みんな良かった。杉咲花ちゃんものすごい。今年No.1。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.2

VFXにほとんど違和感がなく、海のシーンの迫力は特にすごい。ドラマパートのクサさは否めないけど、でもまんまと泣いてしまった。
アメリカでもヒットしてるらしいけどアメリカ人はどんな気持ちで観るんだろう。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

4.3

ユルさのなかにしっかり伝わるものがある、とてもいい映画だった。
社会に簡単に馴染んでたまるかというイーニドのあがきが微笑ましい。
ちょこちょこ出てくる脇役も回収がバッチリで胸が躍った。

(2023年製作の映画)

3.7

加瀬亮とたけし(出演者としての)のカロリーのコントラストが笑える。
巨匠の待望の新作だと気合い入れて観るものではないかもしれません。

ヨーロッパ新世紀(2022年製作の映画)

4.1

邦題がシャレている。
あまりにも短絡的で言いがかりがすぎると感じつつも、実際に今起こっている問題ってこんなことなんだろうなとも思う。
傍観者丸出しの主人公が迎えるラストにハッとした。

正欲(2023年製作の映画)

4.0

ガッキーの死んだ目が素晴らしい。多様性の教科書のような前半に、あぁなるほど、普通の押し付けって怖いなぁと納得して観られていたが最後の方はちょっと消化不良。
吾郎がまたハマっていた。

理想郷(2022年製作の映画)

4.2

田舎への勝手な理想と昔からそこに暮らす人の現実。劇中の兄弟はあまりにもヤバすぎるけど、少なからずこの軋轢は至るところで存在してると思う。
後半の妻の、悟りを開いたような強さに惹きつけられ救われた。

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