Atsushiさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

Atsushi

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The Hand of God(2021年製作の映画)

3.7

夏のナポリという最高のロケーション。監督の自伝的作品とは思えないほど出てくるエピソードが強烈です。
実際ナポリでのマラドーナフィーバーって凄かったんやろうなぁ。

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.2

バディの感情表現がとにかくかわいい。ケネス・ブラナーの故郷への想いがじんわり伝わってきてすごく良かった。
ご近所みんなが家族のような街はお母さんが離れたがらなかったのも頷けるし、何よりおじいちゃんとお
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.9

社会的ステータスもあってすごくきちんとしているように見える中年女性が抱える一筋縄ではいかない後悔と葛藤。それゆえに、なんでそんな事すんねんっていう理解できない行動を取ったり、自分には母性がないと言い放>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.8

やたら現場検証の場にいたがるバットマン。社会派の方のDCとしてファンタジーをなるべく排除してるのな?ペンギンが普通のおっさんでした。

ジョーカーでハードル上がりすぎたな…

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.1

観る前は悪嫁が私利私欲のためにグッチ家を滅ぼす的なイメージだったが、パトリツィアはむしろブランドの価値を守る事を真剣に考えていたように描かれているし、どちらかといえばグッチ家の上流意識の方が鼻につくこ>>続きを読む

金の糸(2019年製作の映画)

3.5

何気ない言葉やよく聞くような台詞も、93歳の監督が紡ぐと妙に説得力が増す。エレネが唯一外の世界と交われるバルコニーからの景色に人情味が溢れていて、あんな場所でボーッとしたいなぁ。。。
まるで生き急ぐな
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愛なのに(2021年製作の映画)

4.1

2組のエピソードと会話がやんわり刺激的で両方おもしろいし、それが交わった時にも大きな笑いを用意してくれていた。
完全におっさん目線での物語な気がするので、若い女性はどんな感想を持つんだろう。

逃げた女(2019年製作の映画)

3.7

逃げた女というタイトルが、主人公たちの会話や言動について余計にあれこれ推測させる。
満たされているように見えても各々が些細な不満や不安を抱えながら生きている。人と自分を比較する愚かさと、でも自分を客観
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

とても素敵な定点観測。観客にいろいろ想像させる時間の戻し方がおしゃれやなぁ。
過去があって、今がある。ちょっと思い出すことは決して悪いことじゃない。優しいメッセージがじんわりしみる映画でした。永瀬正敏
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.8

家族のチーム感の羨ましさと煩わしさに挟まれる気持ちで観た。
すごくいい話でたぶん嫌いな人はいないだろうと思うし、あぁいいなぁこの演出。と思うシーンもあったのだが、予定調和というかなんというか、少し物足
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さがす(2022年製作の映画)

4.3

伊東蒼さんがとにかくめちゃくちゃ良くて、場所が西成という設定も人生の場末感が増幅されてしょっぱなから惹きつけられた。
桐島的な雰囲気で進んでいくのかなと思ったら全然そんなことなく、佳境に向かうほど胸が
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.2

字幕を読む時間が惜しいぐらいに絵の情報量が多くて、すごく目の保養になった。
記事の内容シーンはほぼモノクロで、それはそれで良いのだけど特別編的に全部カラーのバージョンも上映してくれないかなぁ。と思って
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

3.9

タコってあんなに擬態するんや!
タコに肩入れしながらも生態系を崩さないように見守るおっさんの姿勢が良い。
かなり私的な話として語っている割には途中から刺激的なシーン撮ろうとしてる感はあったけど。
こん
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鵞鳥湖の夜(2019年製作の映画)

3.8

ネオンが映える映像美、雑多で不穏ながらなぜか優美さも感じるロケーションがすごく良かった。主人公が牛肉麺をめちゃくちゃ美味そうに食べてて腹が減った。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.8

趣味嗜好がぴったり合いすぎた2人がその繋がりを失った時に折り合いをつけて一緒に暮らしていけるのか。
幸せすぎたが故にハードルを下げられない難しさって、なるほどなーと感心しました。

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

人生において焦りは禁物だが、同時に時間は無限ではないことを改めて教えてくれる。登場する曲には等身大の想いが込められていて、ミュージカルでたまに感じる違和感が全然無く観られました。

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.8

思わず突っ込みたくなるところは数あれど、御大がスクリーンの真ん中にいるだけでオールOK!な映画でした。ピンチも引っ張ったりすることなく、終始ほっこり観られます。

エッシャー通りの赤いポスト(2020年製作の映画)

4.0

前半、というか大部分は結構支離滅裂で淡々としてるけど最終的にはその熱量・気迫・余韻で胸が熱くなり、後味がすごく良い。
監督のパーソナルな部分や想いが込められていて(たぶん)、まさに原点回帰的な作品なん
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

最初の方はなんでやねん、はよせえよとか思ってちょっとモヤモヤしながら観てたけど、すごい力技で全部持っていかれた。
確かにそうなるのはあり得ることやけど全然予想してなかったな〜、あっぱれ。

浅草キッド(2021年製作の映画)

4.5

誰もが知るスーパースターをあんなにもモノマネっぽくならずに演じられる柳楽優弥は本当にすごいし、大泉洋も素晴らしかった。
昭和の粋な師弟愛に涙腺が緩みっぱなし。
監督のリスペクトが滲み出てて、たぶんすご
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ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

4.1

巨悪が渦巻く中で、超個人的な事を懸けて闘う2人に釘付けになり、終盤ではわかっていても泣かされる。
何よりアクションシーンがかっこよくて鳥肌ものです。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.3

政府・マスコミ・大企業などへの風刺を堅苦しさゼロでユーモラスに描いていてめちゃくちゃ面白かった。
そして超豪華キャスト。Netflixおそるべし。

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.3

1対1の会話の応酬にもれなく引き込まれるその脚本は本当にさすがとしか言いようがない。緊張感がありながらも笑える場面も多く、観た後は誰かと丁寧な長話がしたくなった。

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.9

勝ち目のない戦争に突入していく時代の話なので否応にも心を揺さぶられる中で、主役2人の演劇のような台詞の応酬が妙に心地いい。蒼井優は相変わらず凄いが、高橋一生が負けず劣らず良かった。

GUNDA/グンダ(2020年製作の映画)

4.2

超寄りの動物目線で撮られた映像と臨場感抜群の音で家畜たち(主に豚の親子)の生命を微笑ましく堪能していたのだが、最後の長回しに見事にしてやられた。
なんでモノクロなんやろう、カラーで観たいな〜と途中まで
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

冒頭のきらびやかでファンタジックな世界観にワクワクしたが、思ってたより5倍ホラーだった。カフェ・ド・パリのシーンは圧巻!

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.3

抑え気味の前半と打って変わっての後半〜ラストの余韻にしてやられた。
カンバーバッチってこんなに格好良かったっけ?って思うぐらい魅力満開。
結局ピーターは親父の教えを守ったということなんやろうなぁ。
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.2

この映画を作った勇気が何よりすごい。
収容所はまさに地獄で、実写だと惨すぎて観てられなかったと思う。
今この時代にもこんな愚行が続いていることに強い憤りを感じる。

ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

3.9

前半はところどころ記憶が飛んでるが、後半はかなり興味深い内容で最後は胸が熱くなった。
市民の行政への要求や主張が日本の比じゃなく激しい中で、市長や職員はとても頼れる存在に映った。
中国人はどこ行っても
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.1

硬派アクションな仕上がりで大満足。子どものときからあんな境遇って、ナターシャそりゃ強いわ。フローレンス・ピューもアベンジャーズに入ってくれ!

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.1

人生においてある種の諦めを感じ無難に収まるのか、プレイヤーとして一歩踏み出して行くのか。
知らず知らずのうちにモブキャラとしての快適さに慣れてしまいがちで、そこにも良さはあるという発想自体がもう良くな
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.7

チャレンジングなことをやってるのかもしれないけど、どう見てもアベンジャーズの方が強そう。

MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

4.3

ほとんど説明がないまま始まるが、観ているうちにどんどん引き込まれていき、状況がなんとなく飲み込めた時には作品世界にどっぷりはまっていた。コロンビア内戦についてはよく知らなかったが、それが余計に興味を引>>続きを読む

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

4.0

ダメ刑事たちの奮闘を応援し、最後は胸が熱くなった。チキンがめちゃくちゃ食べたくなる。

空白(2021年製作の映画)

4.4

思わず顔を背けたくなる強烈シーンから始まり、古田新太の狂気に引き込まれていく。それぞれが気持ちの捌け口を探してもがき、少しずつ着地点を探していくのを苦しい気持ちで、時に笑ってしまいながら見届けた。
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.1

ストイックな宇宙船などのデザインや色を抑えた映像がかっこいい。SFなのにとにかく上品で、それにティモシーシャラメが輪をかける。
音楽もさすがの重厚さで痺れます。