MasaFさんの映画レビュー・感想・評価

MasaF

MasaF

スリープ(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

映画は3つの章に分かれていて最後の第三章で真相が全て明かされる構成になっているので分かりやすいです。全体の尺も94分と短いのでサクッと観られます。妻スジンの職業柄という設定なのかもしれませんが、夫ヒョ>>続きを読む

新幹線大爆破(1975年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに観たくなり鑑賞しました。『スピード』の設定のモチーフになったのは有名な話ですが、その他数ある列車物パニック映画の原点とも言えるような作品です。ストーリーの主軸となっているのは犯人と国家の攻防>>続きを読む

モンスター(2003年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

美人女優のシャーリーズ・セロンが体重を13kg以上も増やし、実在の女性連続殺人犯という汚れ役に体当たりで挑戦した作品です。彼女の鬼気迫る熱演はアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞に相応しい>>続きを読む

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

リリー・ジェームズ演じるゾーイの職業がドキュメンタリー監督という設定が面白いです。日本だとあまりピンときませんが、多文化が共存するロンドンだと民族、宗教、結婚の問題が至るところにあるのでしょうね。一見>>続きを読む

ジェントルマン(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

作品の雰囲気は明るくテンポもそれほど悪くないのですが、登場人物が無駄に多くシンプルなストーリーを複雑に見せているので分かりづらく没入出来ませんでした。そのため最後のどんでん返しもモヤモヤ感が残りスッキ>>続きを読む

シークレット・サンシャイン(2007年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

タイトルの『シークレット・サンシャイン』は亡き夫の故郷で主人公が新天地としてやり直そうとして引っ越してきた土地の名「密陽」(秘密の太陽)を指していたんですね。都会のソウルから田舎の密陽に引っ越してきた>>続きを読む

バッドボーイズ フォー・ライフ(2020年製作の映画)

3.6

前作から17年後の三作目です。長年の相棒マーカスでさえ知らなかったマイクの過去に関係している人物が今回の敵になるという設定がストーリーを面白くしています。若手エリート刑事陣で結成されたハイテクチーム“>>続きを読む

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.5

原作小説未読です。タイムスリップした過去で未来から来た少女が何かをする作品かと思って鑑賞しましたが、タイムスリップは設定のみでメインは少女と特攻隊員のラブストーリーでした。ラブストーリーといってもベタ>>続きを読む

ブラインド(2011年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

日本のリメイク版『見えない目撃者』は先に鑑賞済みです。細かい突っ込み所はありますが、目が見えないことによる有利と不利を上手くストーリーに取り入れ、サスペンス描写の演出も良く出来た作品でした。視覚障害者>>続きを読む

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

3.3

良くある設定のスパイアクション物の作品で、コメディタッチという特色はありますが、チームを組むというところは『ミッション:インポッシブル』っぽくて、流れる音楽や雰囲気は『007』っぽいです。この手の映画>>続きを読む

バッドボーイズ2バッド(2003年製作の映画)

3.5

前作よりアクションのスケールはパワーアップしています。主役の二人は相変わらずしゃべり過ぎですが、キャラクターには慣れてきました。中盤の海沿いのハイウェイで二人の乗った車が落とされた車を避けながらのカー>>続きを読む

アムステルダム(2022年製作の映画)

3.3

実話ベースの作品は好みなので期待して鑑賞しました。主役級の豪華キャストが揃っていて、演じているキャラクターも良かったのですが、ストーリーが平坦だったのであまりのめり込めませんでした。サスペンスなのに雰>>続きを読む

バッドボーイズ(1995年製作の映画)

3.4

シリーズ化された映画の1作目で、マイケル・ベイ監督のデビュー作、ウィル・スミスの出世作となる作品です。良くある刑事のバディ物アクション映画で特筆すべき点はありませんし、二人ともしゃべり過ぎでうるさくて>>続きを読む

風が吹くとき(1986年製作の映画)

3.4

夫のジムを森繁久彌さん、妻のヒルダを加藤治子さんが吹き替えした大島渚さん監修の日本語吹替版で鑑賞しました。核戦争に直面した田舎で暮らす一組の老夫婦の日常を淡々と素朴に描いていますが、政府を妄信した無知>>続きを読む

ポリス・ストーリー 香港国際警察(1985年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ジャッキー・チェンが監督・脚本・主演・武術指導・主題歌歌唱を兼ねた作品でアクションシーンを最優先にして製作されただけあって今までとスケールが桁違いです。中でも複数の車がバラック小屋の集落を突っ切りなが>>続きを読む

ラブリセット 30日後、離婚します(2023年製作の映画)

3.4

韓国映画王道のラブコメ作品です。随所で韓国の映画やドラマのシーン、設定、シチュエーションのあるあるをいじっていて面白かったです。

天と地(1993年製作の映画)

3.4

ベトナム人女性レ・リーさんがベトナム戦争期に体験した実話を基に壮絶で劇的な半生を描いた作品です。例え戦争が終わっても戦争を経験した人の苦しみや悲しみはいつまでも続き終わりの無い戦いに挑むことになります>>続きを読む

朽ちないサクラ(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作小説未読です。ある意味タイトルがネタバレになっていたんですね。途中で何となく黒幕が分かってしまいましたが…大きな組織に対して何も出来ないというラストは良くありますが、杉咲花さん演じる主人公森口泉や>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.7

実話ベースのフィクション作品とのことです。ジェイク・ギレンホール演じる米軍のキンリー軍曹とダール・サリム演じる現地通訳のアーメッド、二人の間に感動させるようなわざとらしい台詞や挙動も無く、生々しさが伝>>続きを読む

ビバリーヒルズ・コップ3(1994年製作の映画)

3.2

シリーズ物として観ると過去作のアクセルのコミカルなキャラクターが生かされていないので、酷評されている理由は分かります。テーマパークが舞台のストーリーやアクションは有りがちですが、単体の刑事物の作品とし>>続きを読む

スパルタンX(1984年製作の映画)

3.5

『プロジェクトA』に続いて、ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウのトリオがスペインのバルセロナを舞台に活躍する本作も久しぶりに観たくなり鑑賞しました。キッチンカーのスパルタン号(三菱>>続きを読む

息もできない(2008年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

愛を知らないチンピラのサンフンと不幸な家庭の女子高校生ヨニの立場が全く異なる似た者同士の二人が交流し、やがて共感し合っていく描写が切なく胸を打つ感動作でした。ドキュメンタリー風の撮り方もリアルさがあり>>続きを読む

プロジェクトA(1983年製作の映画)

3.8

久しぶりに観たくなり鑑賞しました。この時代の映画は吹替版に馴染みがあり思い入れがありますね。自転車を使った活劇や時計台からの命がけの落下は今観ても全く色褪せていないアクションシーンです。ジャッキー・チ>>続きを読む

みんな元気(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

イタリアのオリジナル版は鑑賞済みです。子供たちが会いに来られなくなったから父親の方からサプライズで会いに行くというロードムービーです。父親は子供に対して理想を描き過剰に期待してしまいます。子供はその期>>続きを読む

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

3.4

前田敦子さんが23歳無職のぐうたら娘タマ子をリアルに演じています。康すおんさん演じる父親善次の娘に対する愛や苦悩もリアルです。伊東清矢さん演じる中学生仁が良いキャラクターをしていてタマ子とのやり取りが>>続きを読む

ビバリーヒルズ・コップ2(1987年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前作よりコメディの配分は減りましたが、アクションが派手になり、また違う楽しさがありました。エディ・マーフィ演じるアクセル・フォーリーのマシンガントークも相変わらず冴え渡っていて面白かったです。アクセル>>続きを読む

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.1

原作小説未読です。同監督の『ヘルドッグス』の時も感じたことなのですが、台詞が聴き取りづらくてストーリーに集中出来ませんでした。今作は関西弁だったので尚更です。特殊詐欺の世界を題材にしていたのは興味深く>>続きを読む

ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

3.7

過去に何回か観た本作を久しぶりに観たくなり再鑑賞しました。キャラクター、ストーリー、音楽が80年代に流行ったアメリカ映画そのもので、やっぱり楽しいですね。この作品はエディ・マーフィを山ちゃんが吹替した>>続きを読む

操作された都市(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

最初に登場した時から怪しかった弁護士ミンを演じているオ・ジョンセさん、役柄や風貌が全く違ったので気が付きませんでしたが、前日に鑑賞した作品の主役の方でした。後に邦画『新聞記者』で日本アカデミー賞最優秀>>続きを読む

スイッチ 人生最高の贈り物(2023年製作の映画)

4.0

クリスマスの時期に観ていたらもっと感情移入出来たかもしれません。良くある設定の入れ替わりドタバタコメディかと思っていたら、やはりそこは韓国映画のクオリティでファンタジー、コメディ、感動的な要素が絶妙な>>続きを読む

VESPER/ヴェスパー(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

少女が主役のディストピアSFなので、実写版『風の谷のナウシカ』と評されている所以は何となく分かりました。退廃的な世界観の描写や登場人物のキャラクターは良かったと思います。比較するのもあまり良くないです>>続きを読む

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

家族と変化の無い退屈な毎日を過ごしているところに自分とは住む世界が違う人が訪れて惹かれてしまうことはあるかもしれません。メリル・ストリープはフランチェスカの揺れ動く大人の恋心を見事に演じていました。い>>続きを読む

犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.5

前二作は鑑賞済みです。マ・ドンソクさん演じるタフな刑事マ・ソクトのコミカルなキャラクターや強烈なパンチが名物の格闘シーンが楽しめる作品です。今回のヴィランは悪徳麻薬捜査官と青木崇高さん演じる日本のヤク>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.4

色々と気になるところは有りましたが、全体的には様々なシーンや設定でウルトラQやウルトラマンへのマニアックな愛が伝わって来ました。『シン・ゴジラ』を観た時、ゴジラの世界観と政府が関係したストーリーの相性>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

オリジナルの韓国版は鑑賞済みですが、本作の方がコミカルな仕上がりになっていると思います。岡田准一さん演じる工藤はどうしようもない悪徳刑事ですが、どこか憎めないキャラクターで何故か応援したくなります。綾>>続きを読む

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

まだ何も起こっていないシーンなのに不穏なBGMが流れたりして違和感の演出が上手いなぁと思いました。些細な嫌なことに対してはっきりNOと言えずに我慢してしまう、ある意味日本人あるあるを観ているようでした>>続きを読む