MasaFさんの映画レビュー・感想・評価

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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

2020/09/04に鑑賞済みですが、SFの大作が観たくなり再鑑賞しました。クリストファー・ノーラン監督がワームホール理論や相対性理論など、理論物理学者をコンサルタントに迎え、難解で専門的なSF要素を>>続きを読む

アマデウス(1984年製作の映画)

3.3

160分と長尺ですがアカデミー賞関連なので鑑賞しました。数々の名曲を残した天才音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが35歳という若さでこの世を去り、その死の謎に迫った戯曲を、オペラシーンなど>>続きを読む

小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

3.6

かなり久しぶりに観たくなり鑑賞しました。11歳の小さな純愛カップル、マーク・レスター演じるダニエルとトレイシー・ハイド演じるメロディが頭の固い大人たちに反抗し、結婚を決意、そんな二人を祝福するジャック>>続きを読む

無双の鉄拳(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

普段は騙されやすく人が良い優しい男ですが、一度キレたら誰にも止められないほどケンカが強い鮮魚市場で働く主人公ドンチョルはマ・ドンソクにピッタリの役柄でした。ソン・ジヒョ演じる愛する妻ジスを人身売買組織>>続きを読む

ディア・ファミリー(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

奇跡のような実話に基づいた感動作です。心臓疾患がある娘を救うため、10年というタイムリミットの中で医療の知識も経験も無い父親が人工心臓の開発に全力を注ぐ姿勢に心打たれます。途中でバルーンカテーテルの開>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.0

宇宙空間の迫力ある映像と音響の素晴らしさ、主人公の宇宙飛行士ライアン・ストーン博士役サンドラ・ブロックの熱演が光る作品です。当時の最新映像技術を駆使し、長回しのカットでリアルな宇宙体験が感じられるよう>>続きを読む

ライド・オン(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジャッキー・チェンの映画初主演から50周年を記念して作られた作品です。スタントマンの主人公ルオ・ジーロンがかつてスタントをしたという設定で『プロジェクトA』など多数のジャッキー・チェン主演作の映像が引>>続きを読む

クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

サバイバルホラー『クワイエット・プレイス』シリーズの第3作目で第1作目の前日譚を描いたスピンオフ作品です。田舎の町を舞台にした前2作と違って、今回はニューヨークが舞台なのでクリーチャーと軍の攻防が観ら>>続きを読む

恋におちたシェイクスピア(1998年製作の映画)

3.3

若き日の人気劇作家ウィリアム・シェイクスピアが裕福な商人の娘であるヴァイオラという女性との恋愛体験から名作「ロミオとジュリエット」を生み出したという虚実のエピソードを織り交ぜ描写したラブロマンス作品で>>続きを読む

華麗なるリベンジ(2015年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

冤罪で投獄されたファン・ジョンミン演じる熱血検事ジェウクが、刑務所で出会ったカン・ドンウォン演じるイケメン詐欺師チウォンとバディになり、ジェウクが獄中から先に出所したチウォンを使って罠にはめた人間に復>>続きを読む

ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

第96回アカデミー賞で国際長編映画賞にノミネートされたドイツの社会派ドラマ映画です。主人公の仕事熱心で正義感の強い新任女性教師ノヴァクがある事件をきっかけに学校という社会の中で、保護者、同僚教師たち、>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.4

1965年の名作SF小説のシリーズを原作にした大作映画の続編です。壮大な世界観で映像や音響が素晴らしく、ティモシー・シャラメ、ゼンデイヤ、オースティン・バトラー、フローレンス・ピューなど若手を筆頭にそ>>続きを読む

イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

3.4

ナポリ沖の小島へ亡命した実在の詩人パブロ・ネルーダを題材に、彼宛の手紙だけを運ぶ島で唯一の郵便配達人との心温まる交流を描いた物語です。主役の純真素朴な郵便配達人マリオ・ルオッポロ役のマッシモ・トロイー>>続きを読む

REDリターンズ(2013年製作の映画)

3.4

『RED/レッド』の続編で前作に引き続き、ブルース・ウィリス、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレンが出演、今作ではアンソニー・ホプキンス、イ・ビョンホン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズという豪華な共演>>続きを読む

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.3

河合優実さんが『あみこ』を観て衝撃を受け、「いつか女優になって一緒に仕事がしたい!」と山中瑶子監督に直訴したというだけあってテイストは似通っていましたね。カナという21歳の女性の日常を定点観測のライブ>>続きを読む

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

短編小説を基に映画化した1957年の『決断の3時10分』のリメイク作品です。ラッセル・クロウ演じる悪党ベン・ウェイドを護送する危険な任務を、生活苦からあえて請け負ったクリスチャン・ベイル演じる牧場主ダ>>続きを読む

守護教師(2018年製作の映画)

3.4

強面で腕っぷしが強く、誠実で少し不器用な女子高の新任体育教師オク・ギチョルはマ・ドンソクさんにピッタリの役柄でした。そんな彼がキム・セロンさん演じる一人の女子高生カン・ユジンを助けながら、選挙絡みで腐>>続きを読む

ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.4

「モンスター・ヴァース」シリーズの第5作目です。タイトルにゴジラと入っていますが、コング中心のストーリーなので、ゴジラファンは物足りないかもしれません。思わず笑ってしまうようなご都合主義で何でもありの>>続きを読む

RED/レッド(2010年製作の映画)

3.4

古巣のCIAに命を狙われた元工作員が昔の仲間たちとチームを組んで戦いに挑むというコミカルなテイストのエンタメ痛快アクション作品です。突っ込みどころもありますが細かいことは気にせずに楽しめます。ブルース>>続きを読む

死霊のえじき(1985年製作の映画)

3.5

「ゾンビ」三部作の第3作目です。作品中盤までは、ほとんどの時間を地下の施設で暮らす生存者たち(軍人グループとゾンビを研究する科学者たちに二分)の対立に費やしていてゾンビ映画として観ると退屈で物足りない>>続きを読む

ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版(1978年製作の映画)

3.6

「ゾンビ」三部作の第2作目でダリオ・アルジェントが監修したバージョンです。音響効果が特徴的でヘッドホンで聴くとエコーの残響が面白いです。音楽もサントラを購入する程好きなイタリアのプログレバンド「ゴブリ>>続きを読む

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

「ゾンビ」三部作の第1作目でゾンビ映画の原点です。“生者を襲って食べる”“ゾンビにかまれた生者もゾンビになる”“ゾンビは脳を破壊されると倒される”という「ゾンビ3原則」を確立させた作品ですが、この時点>>続きを読む

オオカミの家(2018年製作の映画)

3.4

ナチスの残党が慈善団体を装って南米チリに築き、数々の非道を行なった「コロニア・ディグニダ」という実在のカルト教団をモデルに、そこから逃げ出した一人の少女が体験する奇妙な悪夢を描写した作品です。今まで観>>続きを読む

(2021年製作の映画)

3.2

『オオカミの家』に感銘を受けたアリ・アスターが共同の製作総指揮をし、“1901年に制作された作者不明の謎のフィルムが発見され修復したもの”という体で制作されたモノクロの短編ストップモーション・アニメで>>続きを読む

あみこ(2017年製作の映画)

3.1

『ナミビアの砂漠』を観る前に山中瑶子監督の初監督した作品を観ておこうと思い鑑賞しました。当時の普通の(若しくは一風変わった)女子高生の生態を覗き見したような作品なのでしょうが、世代が違い過ぎてあまり面>>続きを読む

クラッシュ(2004年製作の映画)

3.5

多民族国家であるアメリカのLAで暮らす様々な人々を取り巻く差別、偏見が衝突をもたらす物語を描いた群像劇です。所々で登場人物が交錯する場面があるので整理しながら観ると繋がりが分かり、112分が短く感じら>>続きを読む

犯罪都市 PUNISHMENT(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前三作は鑑賞済みです。マ・ドンソク演じるタフな刑事マ・ソクトのコミカルなキャラクターや決して武器は使わず拳一つで敵と戦う爽快な格闘シーンが名物の作品です。今回のヴィランは無表情で冷酷な元傭兵チャンギと>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

観光客はどんな犯罪を起こしても大金を払えば自分のクローンを作ることができ、身代わりとして死刑に処すことで罪を免れることができるという設定は面白かったです。中盤まではストーリーにも引き込まれましたが、途>>続きを読む

怪談晩餐(2023年製作の映画)

3.0

韓国の電子コミックで連載された人気のホラーを基に映画化した6編のオムニバス作品です。確かにそれっぽく、スマホで縦スクロールしながらコミックを読んでいるような軽い感覚でサクッと観られます。ストーリーは最>>続きを読む

NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

タイトルの『ノセボ』という言葉を初めて聞きました。調べましたら、ラテン語で「害する」と訳し、「プラセボ(プラシーボ)効果」の反対語として「ノセボ効果」という使われ方が一般的で、治療や薬に対するネガティ>>続きを読む

俺は、君のためにこそ死ににいく(2007年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

陸軍特攻隊の出撃地となった鹿児島知覧基地のそばで、軍指定食堂を営み、“特攻の母”と呼ばれた実在の女性、鳥濱トメが体験した回想を基にした話と祖国のために命を散らした若き特攻隊員の悲しい青春群像劇を描いた>>続きを読む

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.7

実話に基づいた作品です。“車椅子の天才物理学者”ホーキング博士は有名なのでもちろん知っていましたが、夫婦の間でこんな切ない愛の物語があったなんて知りませんでした。徹底した役作りで博士役に臨んだというエ>>続きを読む

バッドボーイズ RIDE OR DIE(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前作から4年後の四作目です。今作も派手なアクション満載で見応え十分です。ポンコツだと思われていたマーカスの義理の息子で海兵隊員のレジーが家族を守るために覚醒し笑っちゃうほど強くて意外な活躍をしていまし>>続きを読む

デシベル(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

タイトルや予告編から音に反応して爆発する爆弾を仕掛けたテロ犯とそれを防ごうとする人物の攻防がストーリーの中心なのかと思っていました。実際それは前半のみで後半は連続爆破事件が起こるきっかけとなった海軍の>>続きを読む

スリープ(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

映画は3つの章に分かれていて最後の第三章で真相が全て明かされる構成になっているので分かりやすいです。全体の尺も94分と短いのでサクッと観られます。妻スジンの職業柄という設定なのかもしれませんが、夫ヒョ>>続きを読む

新幹線大爆破(1975年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに観たくなり鑑賞しました。『スピード』の設定のモチーフになったのは有名な話ですが、その他数ある列車物パニック映画の原点とも言えるような作品です。ストーリーの主軸となっているのは犯人と国家の攻防>>続きを読む