YukiHommaさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

YukiHomma

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ソナチネ(1993年製作の映画)

4.5

北野武の映画監督の才能とお笑いの才能が見事に融合した傑作。
死と暴力を引き立たせる沖縄での青い最期の休息。夏の湿気をドライに演出したり色々なコントラストや緩急の使い方の上手さ。初っ端の雰囲気から既に死
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.0

ウォンビン爆イケメンすぎんか。キムタクと志尊淳のハイブリッドみたいな顔しとる。ひたすらに面白かったことには変わりはないがポン・ジュノの最高傑作みたいな扱いされてるのでハードル上げすぎてたかもしれん。

デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

2.0

どうせならこちらを見る前に見てなかったX-MENシリーズを重い腰を入れてようやっと見るぐらいには個人的に思い入れのないヒーローがX-MENだったけど『ローガン』はめちゃくちゃ良かったし、ウルヴァリン役>>続きを読む

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

1.5

『X-MEN:アポカリプス』がマシに見えてくるぐらい酷い。サイモン・キンバーグは宇宙でヤバめなエネルギーを浴びちゃって暴れちゃうキャラのくだりを脚本家として『ファンタスティック・フォー』でもやってたけ>>続きを読む

X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

2.0

X-MENとヒロアカって似てる気がするんだけど今回のラスボスのアポカリプスの個性ってヒロアカで言うところのワン・フォー・オールとオール・フォー・ワンのハイブリッドってことでいいのかな。見終わるのに1週>>続きを読む

SKINAMARINK/スキナマリンク(2022年製作の映画)

4.0

まだ自分たちが小さかったあの頃の真夜中、理解が及んでいなかっただけで本当は自分の周りを悪が蠢いていたとしたら。
天井の隅や暗い階段などに漠然とした例えようのない恐怖を感じてた人には中々にトラウマを思い
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.5

「大事なものは、たいてい面倒くさい」と宮崎駿が、「手を抜く方が疲れる」と木村拓哉が言っていたが言い回しは全然違うけど根本にある一流の仕事をするということでは同じなんだろう。『悪は存在しない』はまさにそ>>続きを読む

X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.0

このシーンをポストすれば絶対にバズると言わんばかりに擦られまくってるクイックシルバーの無双シーンはこれか。楽しい映画ではあったものの、こちらの事前知識の無さプラス激ねむ状態で感情が追いつく前に色々と解>>続きを読む

X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

3.0

『デッドプール&ウルヴァリン』は流石に気になるので見てないX-MENシリーズを遂に見る。
ヒロアカに影響を与えたんだろうなと思わせる個性を消す薬キュアの開発、ミュータントは個性なのか病気なのかを問う意
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処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ(2014年製作の映画)

3.5

前作で右腕を失いながらもなんとか生き残り病院で目覚めたマーティン。右腕にはナチゾンビの右腕で移植されていた!ナチゾンビに対抗するためゾンビの右腕でソビエトゾンビを復活させる!というバカ設定で面白いの確>>続きを読む

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.5

いじめられっ子のリベンジものかと思いきや、早々に予想外の展開になっていくのでかなり面白いし、その後もずっとハリウッドらしさとは逆の方向に進んでいくので新鮮。そもそものクオリティーがしっかりしていて質の>>続きを読む

オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.0

想像以上に良かったけどオリジナルより平均点高いのは流石に解せない。『ローズマリーの赤ちゃん』『エクソシスト』『ポゼッション』の影響を感じたし結構真面目に作ってて好きだったけど、手数の少なさと全体的に綺>>続きを読む

春画先生(2023年製作の映画)

3.5

弓子が働く喫茶店には変人で有名なオジサンが通っている。ある日、そのオジサンがテーブルに広げていた春画に一目惚れした弓子は名刺を貰い翌日には春画を見るためオジサンの家に出向く。ここまで開始僅か5分足らず>>続きを読む

処刑山 -デッド・スノウ-(2007年製作の映画)

3.5

ノルウェーと言ったら大自然とヘヴィメタルとトロールぐらいのイメージしかないが、なんとこちらはゾンビもの。何故かゾンビ化したナチスが山小屋に休暇に来た若者を襲うという話。途中からマーティンが『死霊のはら>>続きを読む

ゾンビーワールドへようこそ(2015年製作の映画)

3.0

このダサさを狙って出来るクリストファー・ランドンの安定感は流石。絶妙に力の抜けるコメディ演技がみんな上手いしリズム感も上手い。でもタイ・シェリダンだけ完全に浮いてる。クリストファー・ランドンが好きなら>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

2.0

主人公の不死身キャラだったり雪山でのルベツキ風カメラワークからヒグマの登場でもう『レヴェナント』じゃんってなったし、美味そうな鍋とか「食べちゃダメ」で『もののけ姫』じゃんってなった。スローモーションと>>続きを読む

死霊館のシスター 呪いの秘密(2023年製作の映画)

2.5

流石に死霊館シリーズだけあってちゃんと金掛かってそうで見れちゃう。ヴァラクってビジュアルめちゃくちゃ怖いけど毎度毎度「どんな登場したら怖がってくれるかなぁ」的な、いろんな登場演出を考えて自分をアピール>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

5.0

原作を読んだ時は藤野に自分を重ねてたけど映画版を見て、自分は京本だったんだと気付いてからは『リズと青い鳥』で肝の逆転現象が実際に起きたみたいな感覚になってもうしんどくてずっと泣いてた。悔しいし羨ましい>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.0

今年もどうせ予定無いだろうからクリスマスに見たかったな。平均点が高そうないわゆる今年の温モリティムービー枠。クリスマスの時期に長めの居残りとか最悪だしうぜー歴史教師が付き添いとか地獄だけど、教師と生徒>>続きを読む

炎628(1985年製作の映画)

4.5

若い兵士が戦争に行く前に撮られた写真と帰ってきた写真を比べた画像を見たことある人いると思うんだけど、どんな地獄を潜り抜けたらこんなにも顔つきが変わってしまうのかと戦争の凄惨さを物語っている。フリョーラ>>続きを読む

ファウスト(1926年製作の映画)

4.0

画力つっよ。多重露光と特撮こっわ。メフィスト可愛いのかよ。とにかくめちゃくちゃ面白いし笑えるし泣けるしで最高だった。特撮の町中にペストを蔓延させるメフィストのショットも最高だし、羽でThe終幕!みたい>>続きを読む

三茶のポルターガイスト(2022年製作の映画)

2.0

リアリティというものについて割と考えてたとは思うし、あのくだらない検証にあれだけ尺を割くのも嫌いではないがテレビ番組風の演出はいらん。コックリさん以外にも何か引き出しが欲しかった。

NIMIC/ニミック(2019年製作の映画)

-

この人じゃないとダメってものって意外と無い気がする。あの松本人志でさえテレビで見なくなってしばらく経つけどお笑い界は全く問題なく回っている。ほとんどの人間が他の人間でも代替可能なのでは?と怖くなる。エ>>続きを読む

ウィーン10区、ファヴォリーテン(2024年製作の映画)

3.5

とあるウィーンの小学校の1クラスを3年間追ったドキュメンタリー。いわゆるクラスに1人はいるような子がちゃんといるの面白い。「ちょっと男子〜」系女子だったり、その歳で悟り開いてるのかってぐらい鋭いこと言>>続きを読む

ベアトリックス(2021年製作の映画)

4.0

タイトルが名前なだけあって開始数分で主人公ベアトリックスの性格が分かる『ジャンヌ・ディエルマン』系だけど、ヨリが多いことから身体的特徴も見えてくる。ガサツで缶詰とか素手で食べたままの手で別の物触ったり>>続きを読む

ミダースの蟻(2022年製作の映画)

1.0

ずっとそのまんま神話すぎて流石にキチィ。分からん。蟻も喋るしロバも喋るし木も喋るしで、それをしないようにみんな映画作ってるんじゃなかったっけ。アジャコングに激似の人が出てきた。

無用物(2022年製作の映画)

3.0

地球汚れ過ぎやろ。ポイ捨てのツケは誰かが払ってる。ちゃんと分別してポイ捨てしないという当たり前の事ぐらいしか出来ないけども。「ゴミは勝手に消えない。誰かが運んで誰かが処理してる」って大田ステファニー歓>>続きを読む

最後まで行く(2023年製作の映画)

1.5

ラストの能面みたいな顔の綾野剛と柄本明でちょい加点。個人的に山崎貴よりも俳優に演技させるのが下手だと感じる藤井道人。主役は流石に行き届いてるけど、脇役に関してはもう適当に演出してるのか、自由に動いても>>続きを読む

アイス・ロード(2021年製作の映画)

2.5

『プレデター:ザ・プレイ』の子が出てるじゃない。言ってしまえば『恐怖の報酬』の劣化版みたいなイメージなので開き直ってリーアム・ニーソンを楽しもうと思ってたら弟役のマーカス・トーマスが1人勝ちしてる映画>>続きを読む

カンツォーネ(2014年製作の映画)

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「音楽があれば3時間のドライブも15分に感じる」by幼女

パンドラの箱(1929年製作の映画)

4.0

ルイーズ・ブルックスえっぐう。これがほんとのファム・ファタールですか。ルルが最初に画面に映るのは映画が始まって2カット目なんだけど、その瞬間におそらく全員が虜になっちゃうでしょっていうぐらい魅力のある>>続きを読む

フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.0

終始ダセェけどそこが良いっつうか泥臭さがあって嫌いになれない。リーアム・ニーソンのこういう映画シリーズ地味に初だったけど多く作られるのは分かる気がした。ジョン・ウィックシリーズのキアヌ・リーヴス的な癖>>続きを読む

クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

2.5

予想外の出来事が1つもないってのがかなりキツかったのと、改めて前作と前々作で主演とメガホンを取ったジョン・クラシンスキーの上手さが分かる本作の引き出しの少なさとルールの曖昧さ。主人公像も最後のあの行動>>続きを読む

ファントム(1922年製作の映画)

3.5

主人公のローレンツは妄想癖のある詩人なんだけど妄想から覚めるアウトフォーカスの表現とかこれが元ネタだったりするのかしら。でもそれより会話の不自然さから妄想に持っていくところの方がある意味凄かった。ちょ>>続きを読む

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.5

航空パニック×脱出スリラーという外しようのないやつ。次から次へと展開が変わっていくけどこれと言って何も言うことが無くただただ面白いだけの映画。傭兵がかませ犬じゃないの意外すぎる。こういう映画には珍しい>>続きを読む

HOW TO BLOW UP(2022年製作の映画)

4.5

『ジョーカー』に続く弱者の怒り、やがて革命に奮い立たせてしまうほどの影響力を持った《民衆を導く自由の女神》のような映画。環境破壊によって大切な人を亡くしたり居場所を無くした人たちが集まり、自己防衛とい>>続きを読む