FancyDressさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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ベルイマン監督の 恥(1966年製作の映画)

5.0


凄い映画だった。ベルイマンが戦争によって起こる悲劇を描いている。

主人公の音楽家の男が、段々と人格破壊を起こしていくのが悲しくも恐ろしい。ラストも救いようがない。

マックス・フォン・シドーとリヴ
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狼の時刻(1966年製作の映画)

4.5

『恥』と同様に本作でも、シドーとウルマンは夫婦役。本作のシドーは、画家でもある。この二人がやはり凄い!見ていてため息がでる。

もう、最初から、シドーが精神を壊していくわけだが、シドーの佇まいがとにか
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心と体と(2017年製作の映画)

3.0

地味な映画であるが、設定が面白いので、中々に興味深く見た。

映像が素晴らしかった。

後半、大丈夫かこの映画はと思う俺的には?な展開(血が出るとこね。あれは、私的にはあまりにも唐突すぎる展開で、ちょ
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ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.5

一言、凄く面白い!

約90分ワンカット、NO 編集、NO CGという本作。凄い!

彼は秘密の女ともだち(2014年製作の映画)

4.5

原題「Une nouvelle amie」

ケイティ・ペリーの音楽が流れ、買い物をするシーンが、素晴らしい。
見てるこっちもワクワクしちゃう。

オゾン、やっぱり、いいなあ。
この監督は、映画を見る
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17歳(2013年製作の映画)

4.5

原題「jeune et jolie」

一言、美しい。つまり、とてもシンプルな映画だ。

小さな死(1995年製作の映画)

4.0

原題『La petite mort』

95年製作の26分の作品である。

男性が射精する瞬間の顔の写真を撮ることを趣味にしているゲイのカメラマンの青年ポールが主人公の話である。

この青年には死期が
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はい、泳げません(2022年製作の映画)

1.0

つまらない。てか、嫌いすぎて虫酸が走る。

出来の悪いホラー映画でした。w

突っ込みどころ満載!これをほめてる人、頭大丈夫か?苦笑

いやあ、醜い日本映画でした。
ホント、勘弁してよという感じです。

裏町のお転婆娘(1956年製作の映画)

4.5

最高!

主演の江利チエミの歌声にうっとり。脇の芦川いづみは、天使みたい可愛いし、 フランキー堺は芸達者すぎる。素敵!

長門裕之も岡田眞澄もいいねー!お二方とも、また素敵なんだ。

特別出演の月丘夢
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.0

ダメ男の話ですな。

舞台が東京から苫小牧に変わり、原田美枝子が演ずる主人公のお母さんが出てくるあたりから、つまらんと感じてたんです。あ、これ、いい話に持っていきハッピーエンドで終わるのかと。。。
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白い嵐(1996年製作の映画)

4.0


実際に起きた、海洋学校訓練船の海難事故の悲劇を描いた海洋映画ということしか知らずに見たら、  

これ、青春群像劇の傑作であった。

リドリー・スコット版スタンド・バイ・ミーともいえる。

ラスト、
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

1.5

一言、つまらん。そして長い。

最後のアカペラとか勘弁してくださいよと思った。期待はずれでした。

零落(2023年製作の映画)

2.5

竹中作品は苦手というか、ある時期から私の好みではないと感じていたので、別に期待はしていなかったが、やっぱり、たいして良いとは思えなかったわ。

ホテルの部屋のネオン管を強調した美術と主人公と趣里が演じ
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追想ジャーニー(2022年製作の映画)

1.0

追想ジャーニーは映画ではなかった。映画的な要素が全くない。演劇みたいだった。

しかも、安易な脚本と展開に辟易。

48才の売れない役者が過去の自分に会いに行き、人生の分岐点で、自分が自分にアドバイス
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夕方のおともだち(2022年製作の映画)

2.0

冒頭、ムラジュンのキンタマに釘を刺す(原作はペニスにもキンタマにもいっぱい釘さしてる。)ところから始まる。期待して見始めたのだが俺的にはダメでした。

エンディングはダディ竹千代&東京おとぼけキャッツ
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きみはいい子(2014年製作の映画)

3.5

群像劇として面白かった。今見るべき一本だと思う。前作『そこのみにて光輝く』もかなりの力作だと思ったが、この監督すごいんじゃね?

音楽(1972年製作の映画)

3.5

三島由紀夫原作。ATGのポルノ映画。

主演の黒沢のり子って『人妻集団暴行致死事件』で室田日出男の妻役だった人なのね。 この映画、ウルトラセブンの森次晃嗣も出てる。

本作は、実相寺昭雄のATG映画に
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.0

劇場公開時に見た時の感想↓

面白かった。今泉監督の映画を劇場で見るのは『たまの映画』以来でした。

女優に手を出す監督の描写が実にタイムリー。w

ラスト近くの四人の会話がとにかく笑える。 とくに
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愛について語るときにイケダの語ること(2020年製作の映画)

4.5

本作と佐々木誠監督の『マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画』は両方一気に見るべし! なんの予備知識もなしに見るべし。予想以上に凄かった!必見である。

マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画(2015年製作の映画)

4.5

本作には、まんまと騙された。そして、いろんな意味で凄く面白かった。

見てよかった!

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)(2021年製作の映画)

5.0

たまらない。最高!

スライでヒートアップ。ニーナ・シモンで涙。 個人的にはもっとB.B.のステージを長く見たかった。あ、『マイガール』はもちろん一緒に口ずさんだ。w   

てか、自然と身体が揺れち
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突然炎のごとく(1994年製作の映画)

4.0

リアルタイムで劇場で見て以来、約20年数年ぶりに再見。初見の時に、山本竜二と小川美那子のスワッピングカップルと山本太郎の場面で思わずニャッとした覚えがあるが、今回見てみたら、あれ、これヌーベルヴァーグ>>続きを読む

若草物語(1933年製作の映画)

4.0

オルコット原作『Little Women』の数ある映画化作品の中で、本作が一番最初の映画化作品である。

原作の第二部までを120分弱でみせる。

やはり、次女ジョーを演じたヘプバーンが素晴らしい。

ドリヴン(2001年製作の映画)

3.5

これ評判悪いけど、私的には滅茶苦茶面白かったわ。これ、かなり傑作じゃんと思ったよ。

スタローンは当初、F1映画を作ろうとしていたが、多分、権利料などの問題で揉めて、結局、アメリカのCART(Cham
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デッドフォール(1989年製作の映画)

3.0

原題 「Tango & Cash」


スタローンとカート・ラッセル主演のバディムービー。

コメディ的な要素もあり、それなりには楽しめた。悪役にジャック・パランス!

脇に、イーストウッド映画の常連
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

2.5

タイムループラブコメ。

評判良い映画だが、私的には、そんなにいいか?って感じ。

主人公の2人があんまり魅力ないし。主演の女の方はブスだし。パッとしない映画だと思うんだけど、世間評は良いよね。 みな
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アクション、ヴェリテ(1994年製作の映画)

4.0

フランソワ・オゾン監督の1994年の約4分の短編。

4人の少年少女が実行(アクション)、告白(ヴェリテ)ゲームに興じている(王様ゲームみたいなもの。)。


思春期特有の性への好奇心からの無邪気な遊
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三月のライオン(1992年製作の映画)

5.0

矢崎監督の最高傑作だといまだに思う。

アイスキャンディーが食べたくなる映画。

そして、名優、趙方豪さんを見るためにある映画。

いろんなことが、よみがえってくる。

高校生の時にこの映画を見に行っ
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ピンク・フラミンゴ(1972年製作の映画)

5.0

ピンクフラミンゴを嫌いだという人とは、私は友達には一生なれないし、口さえも聞きたくない。


以前、リバイバル公開された時のVHS型パンフレットはマストアイテムだが、私の手元には今はない。涙

裸の十九才(1970年製作の映画)

5.0

「裸の十九才」について、

“僕がいま、撮りたいのは、ようしゅるに、『イージーライダー』じゃからね。ま、僕の映画にはバタンコ(バイク)は出てこんけどねえ”by.新藤兼人


↑なるほどです。御大、参り
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任侠外伝 玄海灘(1976年製作の映画)

2.0

いやあ、参ったわ(悪い意味で。)。

つまんなかったというか、見ていて恥ずかしくなった。で、見てる間中、何度も眠くなったわ。


これ、李礼仙のプロモーション映画なのかな?w
風呂入ったり、ストリッ
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一枚のハガキ(2010年製作の映画)

5.0

誰も新藤監督の、あのみずみずしい映像を、真似できないだろう。そして、失礼を承知で云えば、最高にエロくて、最高にチャーミングな映画!アッパレ!

グッバイ・ゴダール!(2017年製作の映画)

3.0

五月革命うんぬんというよりは、ラブストーリーとして単純に面白かった。私はこういう伝記的な映画好きなんだよ、真実はおいといて。苦笑

本作は、ただのダメ男と若い女のラブストーリーでした。w

五月革命と
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ジャン=リュック・ゴダール/遺言 奇妙な戦争(2023年製作の映画)

5.0

お見事!

コラージュと音が迫る。

美しい。

絶対に、映画館のスクリーンで見なければ意味のない一本。

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

2.9

二時間半くらいある映画だが全く眠くならなかった。しかし、ラストが弱い。音楽が、松浦祐也がリコーダを吹く冒頭のシーン以外使われていないのが良い。

しかし、私は別にそこまでみなさんがいうほどの作品ではな
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