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いてててて いてー!
と、妻が叫ぶので、ゾンビ映画に対する経験が殆どない。ゾンビ映画の嗜みというものを知らない。
従って、私は「ライフ・アフター・ベス」を恋愛映画として味わった。
ゾンビ×悲恋×コメデ>>続きを読む
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テレビシリーズを一か月前に一気視聴し、愛した。好きになったとかじゃない。もう愛した。
出てくるおっさんすべてを愛した。マキ、マサムネ、はるたん、そして部長。
当方38歳、妻子持ち。好みのタイプは田中麗>>続きを読む
1~3までは普遍的な愛の物語だった。
あえて言うならば、それは家族愛に分類されると言える。
1~3までのウッディとアンディの関係は、実は親子関係のメタファーに近しい。
「ともだち」とは言うものの、もは>>続きを読む
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子供の頃に眠れない夜、適当に回したチャンネル放映してた深夜映画についついひきこまれて、最後まで見てしまったものの、タイトルがわからない映画ってありませんでしたか?
私はこの「続・少林寺三十六房」と、「>>続きを読む
2017年秋、「アイアン・ジャイアント」シグネイチャー・エディション上映中止の報に、私は反射的に「ファオッ!!」と叫んだ。都心の駅構内である。勿論、周囲の注目を浴びたが、私は体勢を立て直さない。そのく>>続きを読む
劇場、3Dでご覧になった方々が、心から羨ましい。
さぞかし爽快な空に吸い込まれたことだろう。
ご存知の通り、3Dアニメの技術は最早ピクサーの専売一強ではない。どころか、「ヒックとドラゴン」の空中戦たる>>続きを読む
心理学や精神医学、神経科学など、人間の心を司る学問を徹底的に研究し、それをピクサー一流のイマジネーションで具現化して魅せた映画。
構造として恐ろしいまでによく出来ている。
ライリーという少女のアタマ>>続きを読む
「ロック」ってなんだ?
これは私が地球上でもっとも愛する大喜利の一題である(次点においては、「ビアンカか?フローラか?」に続く)。
ある種の人間にとって、これは永遠に続く命題であり、万人が納得する真の>>続きを読む
ヒロインはドリュー・バルモア。ビジネス・コンサルタントのキャリア・ウーマン。ややワーカホリック気味な独身女性だが、人並みに結婚願望はある模様。
主人公のベンは教師。愛嬌があって、なかなかハンサムで、優>>続きを読む
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(!ネタバレ前提。未見の方注意です!)
引きこもりの少女がいる。金髪のおかっぱで、うつむきがち。優しかった父親を早くに亡くし、母親は欲深でヒステリックで彼女に冷たい。
抑圧され、委縮しながら成長した>>続きを読む
90年代も終わりに差し掛かろうという頃、渡部篤郎にハマった。
きっかけは「スワロウテイル」のランだった。イェンタウンに暮らしながら唯一金に興味を示さない寡黙なエージェントは、赤面するほどクールであった>>続きを読む
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<1>「ケイゾク」概要。
90年代後期に制作されたこのドラマは、堤幸彦のそれまでの集大成的な作品だったと思う。
すでに「金田一少年の事件簿」「サイコメトラーEIJI」などで、その演出と構成を高く評価さ>>続きを読む
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「うる星やつら」というコメディアニメが好きで、子供のころ劇場版をまとめて借りました。10歳くらいだったかな。
その頃は押井守監督という人の異才も知らなかった。じぶんの予備知識の無さを讃えたい。おかげで>>続きを読む
「まあるい命」「なごり雪」で有名なフォークシンガー、イルカさんが声優、音楽、キャラクターデザインを手掛けたほっこり作品。
幼少期にVHSで相当観ました。
主人公ノエルは、犬(?)のキンノスケと自然あ>>続きを読む
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<0>OPとED。
言うまでもなく、この映画は少年向け映画であり、同時に大人向けの映画でもある。
映画にその魔法をほどこしたのは、OPとEDの、5分に満たないであろう黄昏のシーンだ。
主人公ゴーディ(>>続きを読む
マイケル・J・フォックスのキャリアの中では、「バック・トゥ・ザ・フューチャー・シリーズ」に次ぐ佳作だと思っています。
主人公のニック・ラング(演:マイケル・J・フォックス)は俳優。ミーハーなシリーズも>>続きを読む
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これは超一級だ。
アクション大作としてはもちろん、群像劇としてずば抜けて優れている。
巨大にそびえたつビルを主軸として、マクレーン、ハンス、ホリー、パウエル、アーガイル、TV曲のプロデューサーやキャス>>続きを読む
レトロゲームで宇宙戦争することになりましたので、元世界ゲーム大会二位で今は大統領の友人であるアダム・サンドラーが闘うことになりました。
とまあ、一言でいうとそういう映画。宇宙人相手に、リアル・パックマ>>続きを読む
面白かったです!
一見原作を忠実に再現しているように見えながら、テーマ的には逆方向へ向かったとすら言っていい、なかなか大胆な換骨奪胎が為されているのではないでしょうか。
一本の映画としてよくまとまって>>続きを読む
片桐はいりさんの魅力をふんだんに引き出していることにまず拍手を送りたいです。冒頭のスキップからすでに、「今日ははいり魅せるよ!」という気合いに満ちている。本作は、隅から隅まで、片桐はいりさんの魅力を味>>続きを読む
いったいぜんたい、このシリーズの何が、こうも我々を温かく感動させるのだろう、とずっと考えていた。
それは、シリーズ通して「捨てられるおもちゃの悲哀」がストーリーに組み込まれていること。そして、主人公ウ>>続きを読む
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超ネタバレです。
みさえ、今回やけに冷てぇなぁ。夫がロボットになったくらいで、こんな冷たくなるような女だったかなあ…。と思ってたら、すごいだまされた。
とーちゃんが本物じゃないことに、実は気づいてい>>続きを読む
もとひら了。
彼が帰ってきた。本作の脚本家である。
かつて「ドラえもん のび太とパラレル西遊記」で、日本中のこどもを恐怖のどん底に叩き落したあの男が、またやった。
あまりに出来がいいので、そう知られ>>続きを読む
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実を言うと、私は、この映画の主人公をダニエルでもメロディでもなく、オーンショーだと思っています。観方はひとそれぞれということで、勘弁してください。もうすんごい好きなんです。
ちょっと不良ぶってるオー>>続きを読む
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と同じくらい好きなアメリカ映画です。
大統領が不倫中に脳卒中になり、昏睡。悪賢い補佐官は、大統領そっくりのモノマネ芸人(本業は派遣会社経営)に目をつけ、自身の栄達まで>>続きを読む
生活苦の黒人テレンス(マーティン・ロレンス)が車強盗を試みた相手は、人生の落とし穴にハマり自暴自棄になっていたホワイトカラー(ティム・ロビンス)だった…。
名作「ショーシャンクの空に」と同時期に制作さ>>続きを読む
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まず、TVシリーズのDVDを観ていない人は、本作を観てはいけません。
本当に何が何だかわからないから。
TVシリーズを楽しんだ人は、心の準備を整えて観ましょう。
1stシリーズの「MOZU」は、ほん>>続きを読む
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この劇場版に至る前に、すでに主人公はファーザー・コンプレックスに敗北している。
本来、越えるべき壁としてあるべき父が、無関心(という言葉は適当ではない。むしろ、無力というべきだ)である以上、彼にとって>>続きを読む
んんんー。面白ぇー!
バリー・ソネンフィルド最高ー。
今回はゴシックな一家のセンスが、外界の常識と特に対比され、価値観のパラドックスがストーリーに魔法をかけている。
ウェンズデーとパグスリーが参加す>>続きを読む
ここには凶悪しか描かれていない。
誰が一番凶悪だったのか?
凶悪は、この世界のどこで起こっているのか。
我が国で、実際に起こった「上申書事件」をもとにした物語。
その背景で、事件を取材する記者の母が>>続きを読む
「I'm gotta be 500miles」という曲に乗って流れるオープニング。これは若きジョニー・デップ演じる変わり者と、(かなりの)苦労性の兄妹の物語の始まり。
同じ「I'm gotta be >>続きを読む
ハイセンス、独特の世界観づくりはさすがの一言。
ただ、実際に移民の人がこの映画見てどう受け取るのかな?と、思います。また、日本人から見ても、自国の「円」に対して、強く訴えかけることができるだろうか。そ>>続きを読む
恋愛を長引かせるコツは初期のときめきを忘れないこと。それは人間のなかにある、最も強い力のひとつだ。
この力があまりにパワフルなため、神様は人間に「慣れ」という、ある意味で悪魔の装置をくみこんだわけだ。>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ジョディ・フォスター演じるアレックス・ローパーが島に着く寸前あたりで観るのをやめて、洗い物など始めます。
アレックスと可愛い子どもがなんか喋ってて、家事終わってふと画面に目をやると、イケメンのお父さん>>続きを読む
充溢の映画だ。
生命がどこまでも溢れ出す、不死身のひまわりのような映画だ。
開始2秒で精神が太陽のもとに晒され、ああ、私はいま生きているという、心底からの実感で満ちた。
あの時、真っ暗なはずの映画館は>>続きを読む
第一次世界大戦後、経済が困窮しつつあるイタリアがモデルらしい。
「空飛ぶ豚」や「空賊」がいた、というファンタジーも、徹底したイタリアン・ディティールの緻密な描写とセンスによって、ほんとうにこんな時代が>>続きを読む