Utaromuranoさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

運命の女(2002年製作の映画)

4.0

エイドリアン・ラインらしいオシャレエロ映画として楽しめる。結構サスペンスな展開になる後半も良い。ダイアン・レインの色気が凄い。

ナインハーフ(1985年製作の映画)

4.0

スタイリッシュな演出と80年代ニューヨークの雰囲気が味わえるのが良い。キム・ベイシンガーとミッキー・ロークの二人が最高にセクシー。

ゼロの焦点(1961年製作の映画)

4.0

ミステリーとして見応えある。能登半島のロケーションも良くて引き込まれる。脚本が橋本忍と山田洋次なの何気に豪華で凄い。

暴力教室(1976年製作の映画)

4.0

70年代東映らしい不良性感度高めで反体制的な作風が最高。暴力事件で干されていた松田優作の復帰作がこれなのいろいろ狂ってて最高。松田優作と舘ひろしの殴り合いがアツい!

暗殺の森(1970年製作の映画)

5.0

絵作りや色使いがとにかく良い。映像美に魅了される傑作。回想シーンと現在のシーンを交差させた構成がこの時代の映画にしては斬新かつうまくいっていて凄い。邦題そのまんまな森での暗殺シーンや盲目の人々が誕生日>>続きを読む

花を喰う蟲(1967年製作の映画)

5.0

スタイリッシュな絵作りと台詞がとにかくかっこいい。これが当時は殺しの烙印と同時上映だったなんて凄い。

「無頼」より 大幹部(1968年製作の映画)

4.0

任侠映画の王道のような物語だが結構ヤクザに批判的な部分があったり義理も人情も無いような極悪非道なヤクザが出てきたり後の東映実録ヤクザ映画に近い所があって興味深い。ラストのカチコミのシーン等アクションシ>>続きを読む

マタンゴ(1963年製作の映画)

5.0

極限状態に置かれた人間を描いたスリラーとして見応えある。他の東宝特撮作品とは一味違ったダークな作風も良い。本多猪四郎の演出も素晴らしい。妖艶な水野久美も魅力的。

劇場版 虫皇帝(2009年製作の映画)

4.0

モンド映画的ないかがわしさがたまらん。昆虫と毒虫の戦いはかなりアツく見応えある。コワモテな新堂冬樹が虫取り少年のようにアツく語っているのも面白い。日本のカブトムシとサソリの戦いは全ての日本人が感動する>>続きを読む

狂熱の季節(1960年製作の映画)

5.0

和製ヌーベルバーグの大傑作。自由奔放でアンモラルな作風が最高。ダイナミックなカメラワークも良い。野性味溢れる川地民生が魅力的。

男と女(1966年製作の映画)

5.0

アヌーク・エーメの美しさと映像美のあらがえない魅力に心を奪われる傑作。ミュージックビデオ的な編集や音楽の使い方が50年以上前の映画にしては斬新。有名なテーマ曲もやっぱ良い。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

ゴジラの登場シーンのVFXがとにかく素晴らしい。ジョーズみたいな水中戦と銀座のシーンが最高。戦後間もない日本を舞台にする発想も良い。明らかに性的不能を抱えた主人公が男性性のメタファーとされる事の多い怪>>続きを読む

女獄門帖 引き裂かれた尼僧(1977年製作の映画)

5.0

東映異常性愛路線と言ったら石井輝男だが牧口雄二による本作も負けず劣らず素晴らしい。和製グラインドハウスムービーの大傑作。エロとカニバリズムとサイケデリックと詰め込みまくりの闇鍋的な魅力がある。立ち上が>>続きを読む

ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ(1985年製作の映画)

5.0

三島由紀夫という題材がポール・シュレイダーの作風にマッチしていて良い。日本人キャストも豪華でヘンな日本描写も無いので日本での視聴が困難で劇場公開もされていないのがもったいなく感じる。三島由紀夫の生涯と>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

5.0

Netflixオリジナル作品だが劇場で観るべき傑作。デヴィッド・フィンチャーらしいセンスのある絵作りと遊び心のある映像が楽しめる。クールな殺し屋を演じるマイケル・ファスベンダーも良い。the smit>>続きを読む

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

4.0

最高に楽しめた。ハリウッドメジャーのSF映画でここまで独創的な作品は久しぶりに観た。AIを脅威としては描いていないところが斬新で面白かった。世界観やビジュアルも素晴らしい。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

5.0

スコセッシの作品にディカプリオとデニーロが揃うってそれだけでも最高。スコセッシらしくテンポ良く進む編集で200分近い上映時間もあっという間だった。

ハードコアの夜(1979年製作の映画)

5.0

ポール・シュレイダーの映画はやっぱり面白い。狂信的というか何かに取り憑かれたような人物を描いた作品をやらせるとポール・シュレイダーの右に出るものはいないだろう。ジョージ・C・スコットの演技が見応えある>>続きを読む

オカルト(2008年製作の映画)

4.0

フェイクドキュメンタリーの第一人者と定評のある白石晃士が監督なだけあって面白い。フェイクドキュメンタリーでここまで面白い映画になるのは驚き。黒沢清の登場がインパクトある。

グロテスク(2008年製作の映画)

4.0

日本の作品でこれほどまでのトーチャーポルノは中々無い気がする。感動した。まさかのオチはギャグなのか?

TAKESHIS’(2005年製作の映画)

5.0

わかりやすく娯楽に振り切って実際に最大のヒットになった前作『座頭市』から一転して難解でアヴァンギャルドな本作のような作品を撮ってしまう北野武の監督としての振り幅の広さに驚かされる。次作の『監督ばんざい>>続きを読む

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

シチリアのロケーションとスケールアップしたアクションシーンが良い。シリーズのフィナーレにふさわしい傑作。

座頭市(2003年製作の映画)

5.0

北野武流の新解釈で独自の座頭市が見られてこれはこれで面白い。殺陣が最高にクール。

ビジターQ(2000年製作の映画)

5.0

家族の再生を描いた感動的な傑作。遠藤憲一が凄い。

新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争(1995年製作の映画)

5.0

初期の三池崇史作品らしく毒気が強くて見応えある。取調室でパイプ椅子で顔殴るシーンからのタイトルというオープニングからのぶっ飛び具合が三池らしくて良い。無国籍感溢れる当時の歌舞伎のヤバい雰囲気が味わえる>>続きを読む

告白(2010年製作の映画)

5.0

中島哲也の露悪的で挑発的な演出は今あらためて観ても刺激的で見応えあった。スタイリッシュでダークな映像と音楽のチョイスや使い方も良かった。松たか子の演技も素晴らしい。

アンダーカレント(2023年製作の映画)

4.0

原作付きの共同脚本ではあるものの今泉力哉作品らしい会話劇の面白さと雰囲気があって楽しめた。ミステリー的な展開や過去の事件の回想シーンのホラー的な演出等と普段の作風とは違った一面が見られて面白い。リリー>>続きを読む

ハント(2022年製作の映画)

4.0

やっぱり韓国のスパイアクションは面白い。イ・ジョンジェの演出も初監督ながら見事。

イコライザー2(2018年製作の映画)

3.0

ラストのハリケーンの中のアクションシーンが良い。ロバート・マッコールの手際の良さは惚れ惚れする。デイブ役のペドロ・パスカルの演技も良かった。

イコライザー(2014年製作の映画)

5.0

ロバート・マッコールのキャラクター、演じるデンゼル・ワシントンの演技が素晴らしい。ラストのホームセンターでのアクションシーン最高。

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

5.0

16mmフィルムの少し粗い質感が思春期の二人の心情を表現するのにぴったりで良かった。クロエ役のサラ・モンプチが魅力的。

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

5.0

大笑いしながら何も考えずに楽しめる傑作。尺が95分というのも良い。80年代のB級アニマルパニックムービーとブラックコメディを上手く融合させた作風が最高。抱腹絶倒のドラッグネタのギャグも満載で面白い。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

めっちゃエモい傑作。ノスタルジックなホームビデオ映像も良いが普通のシーンの絵作りや映像美も魅力的。父役のポール・メスカルの演技も素晴らしい。アンダープレッシャーで踊るシーンが凄く良い。

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

5.0

このところあまり名前を聞かなくなっていたニール・ブロンカンプだが本作はかなりアツい傑作で安心した。実話が基になっているのは驚き。レースシーンは迫力あるし、デヴィッド・ハーバーの演技も良いし見応えある作>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

5.0

幻想的な映像美とアナ・トレントの魅力に引き込まれる。アナがフランケンシュタインの怪物と遭遇する場面が良い。

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

5.0

観る前は流石に169分は長過ぎだと思ったが観てみたらこれまで以上にスタイリッシュで洗練されたアクションシーンの連続で大満足だった。大阪コンチネンタルでのアクションシーンとクライマックスのパリでのアクシ>>続きを読む