あんなさんの映画レビュー・感想・評価

あんな

あんな

福祉(1975年製作の映画)

5.0

役人側は、どうやって自分の人生とバランスをとるか、二元論でいかないことに挟まれ続けるか。
逆に依頼者たちは、社会のねじれと自身の捻れ色んなものの中でどう生きるか

上手く言えないが本当に色んなことが頭
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モデル(1980年製作の映画)

4.9

求める像の具現化/物としての「モデル」

美しいというだけに価値を置かれること、そう信じること=人間的灰汁の欠如

若い子は習ったことを繰り返すだけで、返ってくるものがない

乞食とショーウィンドウ
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霊長類(1974年製作の映画)

4.8

毛を剃られたオランウータンとチンパンジーの後ろ姿がガリガリの人間にしか見えなかった。

無表情な猿たちと無表情な研究者たちはやっぱり同じ生物だった。
なんかもう人間はいききってるきがするのに、どこに向
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オキナワより愛をこめて(2023年製作の映画)

3.7

石川さんの言葉一つ一つのエネルギーがとても魅力的なのに、編集があんまり自分には合わなかった。監督は現代美術に造形が深い方らしい。

ただ、トークショーで言っていた「日常に散らばっている」というのがとて
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柄本家のゴドー(2018年製作の映画)

5.0

幸せが分からない、つまり不幸せも分からないって事だ。

書いてあることを言うということは、書いてあることを言えないということに気づくことだ。

そこら辺を歩いてる人は、2人ならエストラゴンとウラディミ
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

4.0

感情たちがライリーを愛しているということが一貫していることで、自分の感情に素直でいよと思える。


ラスト、ライリーが本当の意味でアイスホッケーの一挙手一投足を楽しんでいる描写が本当に涙が出る。ライリ
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

3.8

周りは変えられるけど自分は誰にも変えて貰えない男と、周りは変えられないけどその分自分は変化に敏感な男。

ユートピア的な思想と現代を生きるための諦め

ルーツを巡る旅

など複合的な歴史の上にそれぞれ
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私の想う国(2022年製作の映画)

4.0

リーダーもイデオロギーもない。怒りと痛みによって動かされた人々。

4人組の女性詩人たちが印象に残った。

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

1.0

この映画が大腕を振れるようになったならおしまい。苦痛の時間

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

-

ミュージカルの中では恐怖ない
全て受け止めてくれる

反アメリカ、優生思想的なことを考えたり。
現実:妄想と考えられがちだが、妄想の先には、現実と妄想が絡み合った何とも言えない空間があること。最後の最
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妻は告白する(1961年製作の映画)

4.2

必死に生きようともがく男と血まみれになりながらも助けようともがく男に挟まれる。
終盤一気にら観客と女の中に情が流れて繋がる感じが圧巻。

大和なでしこな妻を切り捨てた先で、愛した人に新時代の女である自
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