Ya映画鑑賞さんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.8

描写力の高さのせいで、最初のカーチェイスが普通にスリル満点。ユニバ来たか思うた。

ごめん、虫とかほんと無理なんです…

ストーリーは結構面白い。3DCG苦手だったはずが、苦なく観れた。

ディズニー
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ひばりの三役 競艶雪之丞変化 後篇(1957年製作の映画)

4.0

「ここは俺がなんとかする!お前は先を急げ!」のパターンって、いつからあるんやろ笑

観始めると意外と面白い。割と登場人物多いし因縁に因縁が重なっていくけど、分かりにくいということは全くなかった。

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東海道四谷怪談(1959年製作の映画)

3.7

初・中川信夫。
初・四谷怪談。
こっわー
あまり分析の域に達するまで観ることができてないが…

幽霊とか化けて出る側が悪いとかじゃなく、これは完っ璧に夫側が悪い笑
数えてみたら全部で9人殺してるよ…
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斬る(1968年製作の映画)

3.3

ユーモラスな時代劇

最初のめしやのシーンと、偶然の仇討ちおめでとうは笑った笑

脚本がいいな。

序盤の殺陣は、身体の一部が飛んだりとか結構グロい。
中央の籠を護って闘う構図は、『侍』の桜田門外ノ変
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猫の恩返し(2002年製作の映画)

3.5

『耳をすませば』の月島雫が書いた小説という設定。だからか対象年齢はジブリではだいぶ下の方。

これは、、メタ的に観ると結構くるものがある。
将来、人間関係、色んな不安を抱えて暗闇の中にいた雫が、その末
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(1965年製作の映画)

4.1

木曽屋の「えっ」が某ドラマの藤原竜也みたい笑


以下ネタバレ

考えてみれば、桃の節句には珍しく雪が降った日の朝に大老暗殺とか、そりゃ映画になるよな…
しかも、暗殺成功した側も相当の犠牲を払ったわけ
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.8

何度目かの鑑賞。

初めて見た時の衝撃というか印象深さは今でも忘れられない。
今から10年以上前、iPhone発売されてすぐぐらいの時代に、これだけネット世界を想像し創造し映像化したっていうのが、すご
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.6


細田作品って、すぐ男女ペアみたいなの作るなあって感じるんですが…

九太に勉強を教えて背中を押してくれるのが、男じゃなくて可憐な女の子だった理由、誰か教えて頂けませんか…?


思春期だから…って安
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超高速!参勤交代(2014年製作の映画)

3.2

気楽に楽しめる時代劇が見たくて、2回目の鑑賞。超高速で参勤交代しちゃうっていう発想がそれだけで面白い笑

畑も人間関係も一緒で、長い年月を惜しまず、一時の損ばかりに固執せず、広い心で「土壌」を育ててい
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カツベン!(2019年製作の映画)

2.7

かつて活動弁士という職業があったことを、この映画でたくさんの人に知ってもらえたらいいなと思う。
純映画劇運動もあって、活動弁士は批判されがちだけど、江戸以前の日本の話芸の伝統を巧みに継いだ、日本が誇る
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武蔵野夫人(1951年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

最後の武蔵野の光景には痺れた。

青酸カリの致死量って成人でおよそ200mgらしいから、道子、思い切りが足りなかったね…
中途半端な量いれるからしんどかったやろ絶対…

富子、典型的なマッチポンプ型で
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屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

人間とゾンビのハイブリッド殺人っていうのは凄く面白い着眼点だと思った。
その設定が活かされていたかは微妙な気がする。ただ、二度殺せる、というメリットは独自性があって良いと思った。


一番もの申したい
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近松物語(1954年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

世間体がどこまでも愛の邪魔をする映画。
実の親さえ、我が子<世間体。

まあでもだからこそ、二人の愛がいっそう美しく見えるんやろかなあ…

最後の伏線回収はまじでびびった。今まで観た映画で、一番シンプ
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.5

この時から「狂ってるよ…」も「どうしてだよぉ!」も存在したんですね…


30人強?のクラスを時間内で一人ひとり描き切っていたのはシンプルに凄いと思う。漫画・暗殺教室に通ずるものがある。

音楽の対比
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

4.0

所々声出して笑ったし、チャップリンが込めた風刺と皮肉は現代にもしっかり通じている。

主人公は結局、工場の歯車にもならず、社会のどの枠組みにもはまらなかった。

近現代の価値観だと、歯車になれない無能
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.4

思ってたより結構怖かった

後半非常に引き込まれるけど、若干前半がスロースタートだった印象。だからこそ油断していたんですよね…あー怖かった

最初の殺人シーン、だいぶサイコの有名なシャワーシーンと重な
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

4.4

このエピソードなくして、巴なくしてるろうに剣心は語れない。
これの原作が少年ジャンプだなんて誰が思うだろうか。

シリーズでも異色の時代劇。同時に珠玉のラブストーリー。

人斬り抜刀斎の伝説に、そして
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るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 新京都編 後編(2012年製作の映画)

1.0

前編と後編しか無いんやから、光の囀とか変なサブタイトルつけんでよろし!

以下ネタバレ

褒めポイント
・日髙ボイス、いいですねえ〜
・志々雄が剣心のことなど眼中になくて、寧ろ斎藤の方を好敵手と見なし
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るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 新京都編 前編(2011年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

えーと…

まず褒めポイント
・斎藤一の声、全然違和感なかった!鈴置さん亡くなったのは寂しいけど…また斎藤の声が聞けて良かった。
・志々雄が新月村出身という設定は斬新だった
・絵は綺麗
・宗次郎が馬車
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ラヂオの時間(1997年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

これさあ…舞台はずっと局なのに、なんかスターウォーズ観たぐらいのスケール感あるの、凄いよね。


良かった!
すごくカメラワークが光っているように感じた。ひたすら動き回る唐沢を追いかけたり、ピントの合
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コララインとボタンの魔女(2009年製作の映画)

2.0

かなり序盤の方で吐き気を催した作品。
人間が不快だと感じるものを数分に一度登場させてくるし、プチ潔癖症の自分的にも耐えられない場面がいっぱいあった。
例↓
頭蓋骨の形
井戸の側で泥だらけの地面に頭をつ
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

1.5

普通に寅さんの行動全部胸糞悪いと思うのは私だけでしょうか。
口も素行も悪い、自分の行いについて謝罪するどころか逆ギレして家出する、久々に帰ってきたくせに全部我が物顔で兄貴面。
自分のトーク力に酔って自
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シックス・センス(1999年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

ミステリー、ホラー、ヒューマンドラマ。どの面をとっても申し分なし。


思えば伏線はあったけど、何せホラー物が苦手でそれどころじゃなかった。結の部分、思わず驚いて真夜中なのに声出した笑

死んでたって
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運び屋(2018年製作の映画)

3.5

ヒヤヒヤ度合いと、ちょっぴり和んで笑える度合いとが、丁度いい塩梅だったように感じた。

時間だけは金では買えないし元には戻らない…って、あの年齢になって初めて気付いたのかな?だとしたらとても哀れな人生
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.5

絶っ対に、日本人にしかつくれない映画。戦勝国がどんだけ頑張ったところで、こんな映画は絶対つくれない。

玉音放送を聴いて、「やった終戦だ」とほっとして喜ぶのかと思っていたから、叫んだすずがとても印象的
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燃えよ剣(1966年製作の映画)

1.9

『燃えよ剣』の「も」ぐらいしか無い。
燃えよ剣って、歳三とお雪の邂逅からが物語の始まりで、それ以前は序章に過ぎないと個人的に思っている。だから、池田屋事件までで終わられてもなあ…という感じ。

あと、
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

衝撃作っていうのわかる。考察する余裕もなかった。観終わった後になんか嫌な汗かいてた。ホラー以上に怖かった。「濃度」がすごい。

社会の下層に生きるような人々は、側からみれば汚らわしいゴキブリ同等の存在
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回転(1961年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

中盤の声にエコーがかかるところ怖かった。

手紙の中身を先に予知している違和感、あるはずのない人影が見える違和感、子供が大人のように振る舞う違和感…
色々な違和感が積み重なって怖い。

子供にしか出せ
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

4.8

地上波でn回目の鑑賞。
点数を0.1上げておいた。

これだけは言わせてほしい。
最後、縁が日記読むシーンの後に、あの音楽をバックに道場の稽古場面へ繋ぐ演出を思い付いた人は誰ですか?
…天才や。

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ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生(1968年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

お恥ずかしながらゾンビ物は初鑑賞。古い映画で技術的に拙いお陰で、さほど怖がらずに観れた笑
思っていたより面白かった。残酷描写の怖さと、人間という生き物の冷酷さという怖さの二種類がバランスよく襲ってくる
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るろうに剣心 伝説の最期編(2014年製作の映画)

4.9

何度も言う。21世紀アクション映画の金字塔。

以下、原作ファンの長いネタバレ感想。





…ストーリー…
原作だと剣心は蒼紫戦→宗次郎戦と連続で戦って、志々雄に辿り着く頃には満身創痍なんですよ。
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るろうに剣心(2012年製作の映画)

4.0

過去記録。

これが伝説の始まりとなった映画ですね。
原作ファンにはたまらないシーンも数多く。

そして何がすごいかって、伝説の最期編を観てからこの作品を観ると、アクションがややチープにさえ見えること
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