ジュンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ジュン

ジュン

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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

終盤のアクションシーンのクオリティがめちゃくちゃ高くてあがる。

キャラクターが多いけどしっかりそれぞれで見せ場があって、ガーディアンズ1作品だけでアベンジャーズのようなワクワク感が楽しめた。

あと
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街の灯(1931年製作の映画)

4.0

初チャップリン。

ここまで笑ったの初めてくらいに笑った!
めちゃくちゃシンプルで典型的なのに不思議と笑ってしまう。

貧富差や体格差などをコメディで打ち返していく構成は、社会的視点でも大衆にうける作
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無限の広がり(2022年製作の映画)

3.0

きれいな物語ではなく、きれい事だけでは済まない人生や人の生活そのものが描かれている気がした。

パジャマ姿で歌うシーンは良かったが、テレビの映像に合わせて仮装して歌っているようにも見えるシーンはコメデ
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オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.0

感動ヒューマン系かな?と思いきや災害もの、SF、サスペンスという意外な組み合わせが新鮮。

時代の異なる親子の人生が重なりつながっていく脚本は見事で、ラストもしっかり期待を超えてきてくれて良かった。

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.5

マット・デイモンのスピーチシーンがさすが。あれは熱くならずにはいられない。

「just do it」の由来など、何気なく当たり前に感じていたNIKEのあれこれがわかるのも楽しい。

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

3.5

この作品でボウイに起きた出来事をどこまで網羅できているかは分からないが、歴史に名を刻むアーティストとしてはバランス感覚の優れた人だったのかなと感じた。

圧倒的な個性やカリスマ性を持ち、業界を牽引する
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.5

大味のアクション作品かと思っていたけど、伊坂幸太郎原作の面白さや思い切りの良いCG演出で期待以上によかった。

レモンとタンジェリンコンビのやり取りとその行末もぐっとくる。

ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.5

ループすることで主人公が自身に抱えた問題に向き合い解消していってめでたし。
というような様々なループもの作品へのカウンター的な内容になっているのが良かった。

時間も短めでサクッと楽しめる。

アパートの鍵貸します(1960年製作の映画)

4.5

久しぶりにかなり刺さった。
設定、脚本、主人公どれもすごく良い。

人が良すぎて他人の情事のために自室の鍵を貸し出すという設定のアイデアがよく出来ていて、一つの部屋に様々な人物が出入りすることで多くの
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

何事も疑ってかかってしまうほど、今の社会には悲惨な出来事が溢れていることに気付かされた。

シャマランだし、まさかこのまま進まないよね?と思わせておいて、そのまま進むんかーいという逆張りは、これまでの
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サムライ(1967年製作の映画)

3.5

数分間のセリフなしシーン。
そこからのたった二言。

「Jef?」

「Oui」

今までで1番スマートなオープニングだった。

殺し屋や警察の今となってはアナログさを感じるテクニカル描写が、ちょっと
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

映画の素晴らしさや恐ろしさが監督自身の視点で個性的に描かれていて、新鮮な見応えだった。

現実を繰り返し再現できる映像の良さ。
現実を捻じ曲げてしまうことができる映像の恐ろしさ。

言われてみれば当た
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ある男(2022年製作の映画)

3.5

世にも奇妙な物語を観た時のような、なんとも言えない後味。

その人が何者であるかはいったい何で決まるのか。
家柄、血縁、国籍など、普段何気なくそこにあるもので無意識に決めつけていないかということを投げ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

ハートフルとコメディと SFアクション的カオス展開のバランス加減が個人的にはそこまでハマれなかった理由かも。

親子や夫婦関係を描くならもっと丁寧に深掘りして欲しいと思うし、カオスなアクションを描くな
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.0

モノづくり現場のリアルをもっと泥臭く重みのある感じで描いてくれることを期待してしまった。

これはこれでライトな見応えとして広い層に届けやすいと思うと、作中で語られるようにどうやったら多くの人に届くか
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.5

ここ最近多い疑似家族をテーマにした作品。

だけど、肉親と向き合う大切さを描きながらも無理に縛られる必要もないという柔軟な落とし所は、とても今っぽいし作中のちひろさんが纏うなんともいえない包容力のよう
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.0

バビロンからの雨に唄えばを鑑賞。
楽しい!

俳優たちの演技や表情の作り方が良い意味で大げさなこともあってか、全体通してコメディチックな雰囲気。
普段ミュージカル映画に対して、若干の違和感を感じてしま
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バビロン(2021年製作の映画)

4.0

売れっ子監督だからこそできる、お金をかけて試したいことをやりたい放題した感じ。

パーティーシーンだけでも観る価値あったと思えるほどオープニングは強烈で、無声映画からトーキーへの流れで変わる映画業界の
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.0

シリアスな展開のはずなのに、登場人物たちがどこか落ち着いていたりBGMがなく淡々と進むことでコメディチックな印象を受けた。

テンポがまったり過ぎるように感じる箇所や、シーンの切り方が唐突に感じる箇所
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.5

心臓が大きいというのは、物理的なことだけじゃなくてハートの大きさのことでもあったんだろうと思う。

大切なものやことへの愛が強すぎるがゆえに、それを脅かされることへの反発も強い。

不器用だけど愛され
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

3.0

二枚目な感じの若葉竜也が、新鮮でもあり若干の違和感。

なんとなくめでたしな感じになっているけど、あの夫婦の問題は解決されてないんじゃないかと心配になる終わり方。

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.0

シーンによってすごく幼くも大人っぽくも見える黒島結菜が魅力的。狙っているのかは分からないけど、主人公からは歳上だけどどこか不安定な状態が反映されていたと思う。

あるタイミングで意外な展開になるんだけ
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.5

人間同士のいざこざも戦争も、本質は同じなのだろうと思わされた。

優しさに溢れた主人公さえも徐々に怒りに支配されていくことで、些細ないざこざから大きな争いへと発展し止められなくなっていく恐しさがショッ
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.5

きれいにまとまっている映画。

バレッタ、朝の体操、バンドマンetc.
作中の違和感や繰り返し出てくる要素が全体通してうまく繋がっていく演出が良かった。

ナイト・オン・ザ・プラネットの真似をしている
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(1963年製作の映画)

3.5

よそ者や他者をなぜ排除するのか?という根源的な問いに思えた。

さすがに時代を感じる描写もあるけど、今観ても鳥を題材にここまで怖がらせられるテクニックはやっぱり凄い。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

これまで観た中で1番ゆるーいゾンビ映画。

だけど、メッセージはいたって真面目で環境問題や大量消費社会への皮肉たっぷり。

タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら(2010年製作の映画)

3.0

「犬質」は笑った笑

失ったものと得たものバランスが取れてなさすぎるのが面白い。

漁港の肉子ちゃん(2021年製作の映画)

3.0

子どもから大人へ移り変わる微妙な年の子の気持ちが、繊細に描かれていた。

子ども目線で描かれているようだけど、子どもっぽい肉子ちゃんがいることで、「実は大人だって未熟なことばかり」という大人目線の共感
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複製された男(2013年製作の映画)

3.5

作品全体の不穏な雰囲気や映像のテイストはやっぱり好き。

ただ、こういう方向の展開だったら面白い!と感じた内容と違った方向で終わった。と思ったら、解説によるとまさに期待していた展開だったらしい。

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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.0

ゴーストバスターズのシリーズにそこまで思い入れがない状態で観たのが勿体なかったと後悔。

ただ、メタ的な見かたとして、出演俳優の現状と作品世界がリンクするのはファンであれば絶対あがると思う。

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.5

あの音楽を聞くだけで陽気な気分になるし、内容もツッコミどころ満載だけど、気づけばツッコミながらケラケラ笑って何も考えずに楽しめてしまう。

作業着にプロトンバックを背負ったビジュアルも、いい意味で絶妙
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ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.5

豪華な俳優陣や散りばめられたコメディ要素で全体としては楽しめたが、個人的には前作の方が好きだったかな。

犯人のどこか手ごわくなさそうな雰囲気や比較的あっさりと真相がわかってしまう感じが今ひとつに思っ
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Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

3.5

現実的な解ではなく、人間や命の可能性を希望を持って描くテレビシリーズの雰囲気がそのまま映画に。

映画ならではの変化を期待していた部分もあったが、島の変わらない魅力と同じく、これはこれでよかったのかな
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隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.5

大抵、風呂敷を広げたまま話として決着がつかない作品はイマイチに感じることが多いが、この作品の場合はうまくはまっていた。

現在進行系で社会問題となっているからこそ、テーマと話の締め方がうまくマッチして
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.5

誰にも気に留められないような世界の片隅で暮らす人に生きる力を与えられるほど、恋愛は多くの人にとって等しく必要なのかも。