ジュンさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ジュン

ジュン

映画(450)
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.5

胃袋を掴むと、こんなにも周りの人たちに助けてもらえるのか笑

何も考えずに楽しめて、美味しそうな料理を眺めて幸せな気持ちになれる作品。

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.5

ただ真実を知りたいという純粋な気持ちが強い人が、最後まで残るという展開が良かった。

「それは私が書いた字だよ」のとこ怖すぎ。

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

4.0

監督の母親がモデルということもあり、20世紀を生きた女性たちの、たくましくどこか欠点のある魅力がリアルに描かれていた。

息子に幸せかどうか質問されて、「幸せか?なんて考えてたら、鬱になる」などと返す
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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

3.5

一度見終わってから、観直すとそれぞれの場面がまた違って観えた。

ある人にはただの山に見えるが、ある人には犬に見える景色のように、一見するとフィルの横暴さが目立つが、視点を変えると母と子の歪んだ愛が見
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スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)

3.0

行動の理由が分かるような心理描写がもう少し欲しかったかな

一連の出来事の概要を理解するにはさらっと見れていいのかも

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

悪人を退治する正義から、市民と同じ目線に立って街を守る正義も描かれていて、過去作への挑戦状にも思えるような内容に好感を持てた。

強いて言えば、話のややこしさやダークな演出の突き抜け具合はもうひと声欲
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

コロナ禍に生きる人に響く映画だと思う。

何かを介して伝わってしまう曖昧さや、だからこそ思いやりをもって深く理解しようとすることの大切さなどコミュニケーションの本質を突いてくる内容だった。

穏やかな
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アイデン&ティティ(2003年製作の映画)

3.5

夢を追うことを、あんなに真っ直ぐ応援してくれる人が居てくれたら嬉しいだろうなぁ。

あと、女遊びする人の考えてることが少しだけ理解できた気がする。
納得はできないけど笑

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

師匠の深見が、自分のポリシーを曲げることができずに衰退してしまった一方で、そのポリシー(芸人だったら、いつでもボケろ)のお陰で大切な人間関係を修復できる流れが良かった。

偶然が重なって変化してしまう
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

3.5

親子の物語であると同時に、音楽や映画などのカルチャーに対する賛美を感じる作品。

主人公が、映画「クレイマー・クレイマー」の言葉を使い、親として必要なことを語るシーンが印象的。

親子の愛も様々なカル
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0

ぶっ飛び大ボケ映画

だけど、意外と良いこと言ってるところが心憎い。

「人は何をしてても結局は持ちつ持たれつ」

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.0

恋人になるかどうかの微妙な男女の距離感が、演技とは思えないほど繊細に描かれていた。

電話を掛けるくだりの出来レース感とか一番楽しいやつです。

この時代にモーニングルーティーン配信する話していて驚い
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

ただ単にスカッとする復讐映画とは違った後味が良い。

主人公の平穏な幸せを願いつつも、車から降りて颯爽と歩いていく姿にテンションが上がってしまった。

矛盾した感情が共存する、人間の恐ろしさが垣間見え
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.0

一回観るだけではもったいないほど、色んな楽しみ方ができる作品。

記者の書きたいものを書かせる編集長の姿勢のように、監督の作りたいものや試したいことを詰め込んでる内容が一貫したメッセージを感じる。
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人生はビギナーズ(2010年製作の映画)

4.0

父親の本心を知って改めて理解していくことで、自分を見つめ直したり過去に悩まされもする様子が丁寧に描かれていて説得力があった。

親も、親である前に様々な思いを抱えた不完全な人間。
歳を重ねた今はそれが
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.0

一見すると映画作りというニッチな層へ向けたテーマにも思えるが、作中で語られているように、なるべく多くの人に響く工夫がされていた。

あらゆる創作に関わる人の苦労や喜び、更には人生観にも重ねて観られる仕
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

死後の世界をこんなにも明るく楽しく変えてしまうディズニーに脱帽。

「家族より大切なものはない」という当たり前に思えるようで、ある意味振り切ったメッセージも、夢を追うことを選んだ人、そうでない人にも共
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ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.5

何事においても本気で取り組まないと気づけないこと、見えない世界があるよね。

花様年華(2000年製作の映画)

3.5

一線を越えるのかどうかの大人のやり取りが淡く切ない。

いちいち説明しすぎず、想像をかき立てるような面白い構図や演出で展開されていくところが良かった。

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

3.5

挑戦することに目覚めた者
直向きに挑戦し続けても結果が出ない者
挑戦の末に結果を出してもなお、挑戦をやめられない者

三者三様の挑戦者を描くことで、誰かしらの視点に共感できる。

様々な矛盾を抱えなが
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.0

目が見えない怪物という特徴をいかした、怖い演出のアイデアが良かった。

親からの愛を疑っていたお姉ちゃんが、しっかりと親の愛のおかげで何度も救われる展開が上手くできている。

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.5

家族を築く幸せを求める夫と才能を発揮して社会で活躍したかった妻は、結局始めから違う方向を向いていたのかな。

作中でいう現在の状態になる過程が描かれていないが、劇的な結婚を迎えた後に比較的早く関係が冷
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

最高にエンタメしてたなぁ。

過去の資産をメタ的に使うアプローチは最近よく観ていて、またかと思ってしまったが、今回は現実世界でも制作上の様々な壁を超えて実現していると考えると肯定的に捉えられた。

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ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年製作の映画)

4.0

よくある家族のドタバタ劇だけど、ウェスアンダーソンの手にかかると、一気におしゃれでユーモアに溢れた世界に浸らせてくれます。

今年の締めとして、いい時間を過ごせました。

音楽(2019年製作の映画)

3.5

表情の少ない登場人物との対比で、演奏シーンの感情の盛り上がりがより強調されて観えて印象的。

好きな事と出会うきっかけなんて結局なんでもよくて、意外と理由は女の子だったりするよなぁと改めて思う。

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.5

不穏さや不気味な印象を与える演出や伏線が散りばめられいて、気づいた瞬間ゾッとする構成が巧み。

共同体という概念を聞いて、資本主義と社会主義だったり、人類補完計画的なことをなんとなく想起した。

個が
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.5

地球を滅亡の危機から救う作品の多くがすっ飛ばすであろう問題に、しっかりかつ笑いを含めて向き合ったアプローチが面白かった。

アメリカ以外の国が舞台だったら、また違った結果やプロセスになったのかなと色々
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東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.5

他の今敏作品よりも観やすく、何も考えずに楽しめる作品。

奇跡のような偶然や嘘によって進行していくこの楽しげな物語を観ていると、真実や現実だけでこの世界が回っているのではないことを改めて感じた。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.0

不器用すぎるほど真っ直ぐな主人公のおかげで、この世界の歪みが強調されてよく分かる。

社会全体で考えると必ずしもすばらしいことばかりではないが、その人にとってすばらしい世界がきっとどこかに存在すると思
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町田くんの世界(2019年製作の映画)

3.5

すべての人に等しく優しい町田くんを通して、「誰かを好きになること」とはどういう事なのかが分かりやすく表現されていた。

作中の登場人物たちのように、映画を通して町田くんを知った自分も、今までより少しだ
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マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.0

巧みな設定で作られていることで、一度完結したシリーズ作品の続編としては予想を超えた展開で楽しめた。

作中の現実世界とマトリックスやモーダルとの境界に加え、メタ的な表現が加わって本当の現実世界との境界
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.5

前作の良い所は抑えつつ、ヴェノムが意外と真っ当なこと言うようになっているなど変化もしっかり描かれていてよかった。

欲を言えば、カーネイジのもっとグロくて圧倒的に強い感じを期待してしまったかな。

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アップグレード(2018年製作の映画)

3.5

こわいこわーい

旧車好きで先端技術を毛嫌いしていた男が迎える最後が…

切ないけど嫌いじゃなかった

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

3.5

30歳前後に起きがちな周囲の友人や知人たちの変化が、自分にとってはタイムリーで刺さった。

アーティストやクリエイター視点での共感ポイントが散りばめられているのもいい。

キャロル(2015年製作の映画)

3.5

作中で2回出て来るあるシーンが、最初と最後で見え方が違ってくるのが面白い。

映画全体も前半はテレーズ目線からキャロルを想うような構図やシーンが多いが、後半はキャロル目線が多くなって、ラストへ向かって
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ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.5

日米の違いだけでなく、松田優作と高倉健それぞれが違うアプローチでしっかり存在感を出している所が見事。

当時は撮影協力の関係で、日本での撮影が予定の半分くらいで切り上げられたらしく残念…雨の大阪のシー
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