にくさんの映画レビュー・感想・評価 - 81ページ目

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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

5.0

緊急事態宣言開けに劇場で。劇場で見たのはパリ以来。細かい部分が良くできているのが分かる。やはり特攻隊だけどね。
 それから、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の流砂はこっから来てるよね。

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

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『借りぐらしのアリエッティ』。『ゲド戦記』がそうであったように、過去の宮崎作品のパッチワークにしか見えず。引用はもう少し遠い所からすべきだろう。また、「人間の少年」の視点と「小人の少女」のそれの間に大>>続きを読む

コクリコ坂から(2011年製作の映画)

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宮崎吾朗監督『コクリコ坂から』(11)。冒頭から歌詞付の音楽(手嶌葵の辛気臭い声)が流れ、登場人物たちの振舞や感情を支配する。そのせいか、人間だけでなく自転車や車の動きまでもが妙に速く感じられた。宮崎>>続きを読む

風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.0

宮崎駿監督『風立ちぬ』(13)を初日の25時開始上映(満席)で。人間の声による効果(機械)音に最後迄なじめず。滑空する戦闘機の背後にも低い声が不気味に響き、男たちの未来に影を投げかける。手放しでは祝福>>続きを読む

悪の法則(2013年製作の映画)

5.0

R・スコット監督『悪の法則』(13)。いかに人の首を切るか。その一点に捧げられた兄スコットの美学。つまり本作が扱うのは、リドリーが『エイリアン』(79)以来囚われ続けている「女性(器)による去勢恐怖」>>続きを読む

プロメテウス(2012年製作の映画)

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R・スコット監督『プロメテウス』(12)。『エイリアン』(79)の前日譚ではあるが、あれが悪夢版『2001年宇宙の旅』(68)だったとすれば、今作はその続編という感あり。冒頭の3D効果を活かした風景描>>続きを読む

ロビン・フッド(2010年製作の映画)

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R・スコット『ロビン・フッド』。十字軍から脱走したサクソン人傭兵ロビン・ロングストライド。ノッティンガムへと辿り着いた彼は、死んだ領主の息子の身代わりとして騎士身分を詐称、英王と対立しつつも王軍の先頭>>続きを読む

エクソダス:神と王(2014年製作の映画)

4.5

R・スコット監督『エクソダス:神と王』(14)IMAX3DW。Ch・ベイルのモーゼがヘブライ人を率いるに至った訳が全く分からず。北村一輝と朝青龍を足して二で割ったような顔のJ・エドガートンのラムセスの>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

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D・イェーツ監督『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(11)。最終章を二分してまで3Dにこだわった理由は見出せなかった(表現/集客効果の両面で)。だが、本シリーズにおける子供たちの成長過程を提示>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

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『ハリー・ポッターと死の秘宝/PART 1』。ラドクリフの髭が濃くなる程に話が暗くなる「ポッターもの」最終作パート1。ポッターとロンの中途半端な喧嘩、どうせなら『LotR』のフロドとサム程度に陰惨にや>>続きを読む

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

2.0

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(04)。いかに自分を過酷な環境に置く連中とはいえ、このシリーズの魔法使いヒーローは、彼らマグル(一般大衆)を一緒くたにして、端から馬鹿にして見下して、憎悪すら抱>>続きを読む

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.0

ハリポタって明確に「人間(マグル)」つまり庶民を馬鹿にしてるよね。『〜秘密の部屋』でも冒頭から人間を収容所然とした画一的な家に住んでる無個性な存在として提示してる。勝手に記憶は奪うし魔法動物には触らせ>>続きを読む

バットマン ビギンズ(2005年製作の映画)

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C・ノーラン監督『バットマン ビギンズ』(05)。スケアクロウの幻覚ガスを吸ったゴッサム市民を恐怖のどん底に突き落した空飛ぶ悪バットマンには快哉を叫んだ。

ダークナイト(2008年製作の映画)

4.0

C・ノーラン監督『ダークナイト』(08)。本作の何が素晴らしいかといえば、それはもちろんキリアン・マーフィー、の無駄遣い。あれ? 今のスケアクロウ、本物だったよね?

レーザーIMAXで再見。やはりノ
>>続きを読む

ダークナイト ライジング(2012年製作の映画)

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C・ノーラン監督『ダークナイト ライジング』(12)。ノーランは常に「人違い」を主題としているように思われるのだが(『メメント』、『インソムニア』の犯人、『~ビギンズ』のラーズ・アル・グール、前作のデ>>続きを読む