咎さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

咎

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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.2

陰キャの私には分かりみが強すぎた。
ネットがない子供時代で本当に良かったと思う。父と娘の対話には号泣。子供から大人まで幅広い世代にオススメできる1作。

アド・アストラ(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

悲壮なブラピに浸る2時間。
父からの承認を求めている息子が、変えることができない現実を目の当たりにして、折り合いをつけて生きていく様を淡々と描いた映画だった。ロイの精神世界と壮大な宇宙のビジュアルの対
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.1

バッドマンシリーズ未見ですが楽しめました。貧困や不平等から生まれる不満って誰もが少なからず持っているものだと思うけど、それを外へと発散させる発端となるものがあれば、現代でもこのような出来事は起こりかね>>続きを読む

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)

4.0

ず〜〜〜〜っと地獄。リアリティはあるけれどずっと精神を削られるのでもう少し余裕が欲しい気もした。ドキュメンタリーぽさある。
テロリスト側も描いているのが良い。
たった10年前の事なのにこのテロについて
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WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

4.3

単なる恋の始まりから終わりまでとは違う、人対人、人間関係のあり方や築き方、セクシュアリティ、その中で自分がどうありたいかについて考えさせられるいい人間ドラマだった。アンドリュー・ヘイは繊細な感情を突く>>続きを読む

マイ・ビューティフル・ランドレット(1985年製作の映画)

3.7

アナカンやモーリスに並ぶ同性愛映画と期待して観に行ったけども、それよりも当時のイギリスの移民問題や貧困格差にスポットが当たっている話だなぁと思った。

ダニエル・デイ=ルイスは思い入れのある役者ではな
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

5.0

グランドシネマサンシャイン のIMAXにて。

久々に見たけどやっぱり隙のないカッコよさ!世界観やキャラクターが最高すぎる…!大画面で見れて幸せだった〜〜

荒野の誓い(2017年製作の映画)

4.0

土地の争いや復讐には終わりがないな、と痛感する。仲間たちがどんどん去っていく展開が物悲しい。
ラストのかつての狂気を蘇らせたクリスチャンベールの演技がカッコよかった〜。

ブレイク前のティモシー、使い
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サタンタンゴ(1994年製作の映画)

4.7

やはり達成感で高スコア。
思ったより体感時間が短く、映像美に没頭できた。気持ち的にはあと2時間はいけるw!

ストーリーもちょっとゾッとする話で面白かった。今の時代でも十分あり得る普遍的な話だと思うけ
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アス(2019年製作の映画)

3.7

レビューや批評を読まないと単なる都市伝説系ホラーだなと感じてしまう。あ〜タイトルはそういう意味か〜!とレビューを読んで気づく。

ゲットアウトはまだ風刺的な要素が日本人にも分かりやすかったけど、今回は
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やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.6

アナイリン・バーナード目当てで。やはり彼は厭世的な役が似合う!強気な雰囲気のヒロインとの相性も良かった…!
殺し屋夫婦が凄く理想的な夫婦。刺繍萌え。
最初から最後までシュールでポップな話でした。もっと
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.0

二人のキャラクターが良い。
ライトな雰囲気を纏った重厚な中身の映画だった。根底にある黒人差別もそうだけど、黒人文化が根強い環境で育った白人であるマイルズが余所者の白人達と相容れない感じになる辺りもこの
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.7

監督の60年代のハリウッドへの懐古とシャロン・テートへの愛が感じられた。
あまりこのテーマに関心が無いので話にのめり込むほどでは無く、当時はこんな感じだったのか〜と眺めていた感じだけども、上映時間の割
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ロケットマン(2019年製作の映画)

4.1

ボラプと比較されるため分が悪いが、ボラプがグループの軌跡や栄光を描くエンタメ映画ならロケットマンはエルトンの依存症や幼少期の愛着障害などのパーソナルな部分を描いた普遍的なテーマの作品であったと思う。あ>>続きを読む

風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.8

道徳の教科書のような映画だった。話は予定調和だけどもアフリカの文化や経済状況、暮らしなどが理解できて退屈ではなく楽しめた。
改めて飢饉などない(今は)日本に暮らしている事は幸せな事だな、と思った。

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.6

カルリートスの美しさと唇ムチムチな可愛さは堪能できたけどストーリーとしては無駄が多く体感時間は30分くらい長く感じた。

もっとサイコパスを求めてたから拍子抜けしたのかもしれない。どちらかというと彼は
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

4.2

80年代の映画あるあるをふんだんに盛り込みつつ、ただの青春ホラーでは終わらせないラストがとても良かった。音楽もいい。

HOT SUMMER NIGHTS ホット・サマー・ナイツ(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

90年代アメリカのティーンの文化に馴染みが無い分、物語としてはそこまで入り込めなかった感じ。ストーリーテラーが"名もなき子供"なのもキャラクターに感情移入しづらかった。音楽に助けられているところはある>>続きを読む

ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

4.0

1と2連続上映
まさか1のあの子が主役級になるとは😂
ホラーというよりSF色が強くなっています。そんなに怖く無い。

1に比べたらバカバカしい小ネタ満載、家族ドラマや青春恋愛要素もありとても面白かった
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.7

驚かせ系ホラーは苦手だったけど、そこまでビックリ描写は無く、コメディやサスペンス要素もあり面白かった。
1.2連続上映で観て、これを見ないと2は楽しめないと思うけど、1と2ではちょっと毛色が違うので1
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トム・オブ・フィンランド(2017年製作の映画)

4.1

フィンランドの歴史、ゲイカルチャーの変遷をトウコの人生を通して知れたのがよかった。元々保守的な地域だったんですね…

アートが人を救う事を改めて認識した。彼が居なかったらもっと性の多様性を認める時代は
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.0

大迫力で楽しめましたがシリーズ未見なのでキャラクターや世界観の知識があればもっと楽しめたのかも。ホブスとショウの"仲良く喧嘩しな"的な掛け合いがもっと欲しかったかな。コメディ要素を期待しすぎていたのか>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.7

レバノンの映画といえば判決、二つの希望が面白かったので今回はどんなもんだろうと気になって見に行きましたが、だいぶ世界の違う話なので感情がついて行かなかった感じです。共感できるポイントが無くてただただ他>>続きを読む

マーウェン(2018年製作の映画)

3.8

異性装者が受けたヘイトクライムからの回復

女装家とは似て非なるクロスドレッサーというカテゴリがあるのは初めて知った。こんな事で暴行を受けるアメリカ怖い…

ドールを使った空想世界の描写がとても良いで
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よこがお(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

他者の幼稚な感情により加害者に仕立て上げられてしまった女性の物語。とても恐ろしい…。
こういう話を観ると自分ならどうするかと考えてしまう。それこそSNSが普及した現代では他人事では無いのかもしれないけ
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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

4.1

ただ挑戦する、というより自分達の最大限の力を出し切って挑むおじさん達に胸熱でした。コーチとの特訓シーンが面白いw最後のシンクロシーンもカッコいい…!

ままならない事が多い人生だけども一生懸命何かに取
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.8

ビクトール・ポルスターの存在感あってこそ。
トランス女性をシス男性が演じる事に批難があったみたいだけど、完璧にララを演じきれていたと思う。
バレエシーンの単調なカメラワークが少し気になったかな。
ラス
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ソヴァージュ(2018年製作の映画)

3.7

LGBTものというよりゲイムービーでした。

ホームレスの男娼、幾度となく社会的に回復する機会が差し伸べられるにもかかわらず、自滅の道を選んでしまう。彼はこういう生き方しか知らないし出来ないのかもしれ
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ジェイクみたいな子(2018年製作の映画)

3.6

親達の物語。

母親と父親の子育てに対する熱量の差を改めて意識させられる。父親のあんな中立(スイスw)というか煮え切らない態度取られたらそりゃあ引っ込んでろ!と言いたくなるわ…

ジェイクには色んな価
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マリオ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「ちいさな独裁者」を見て気になっていたマックス・フーバッヒャーが主演という事で観に行きました。スポーツ業界のLGBTQものは初めてかも。

性的指向でキャリアを失うのは本人にも優秀な才能を失う業界にと
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.0

またサスペンス詐欺に遭ってしまった。日本の広報は悪質。

原題からも分かる通りシスターズ兄弟の物語。化学者と仲介役もスポットは当たりますがメインは殺し屋兄弟。

情深い兄と荒くれ者の弟の不器用だけど支
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

4.0

子供の素を取り入れたような自然な演技が良い。その微笑ましさが後半のストーリー展開に活かされていた気がする。
久々に見たけど佐伯日菜子さんも良かった〜!いい存在感…!

子供の頃から神様という存在に触れ
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凪待ち(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

悪くは無かったけど話の焦点があやふや過ぎて体感時間が長かった。
誰が殺したのか、なぜ殺したのかっていうポスターのコピー要ります…??観てもなぜなのか分からなかったんですけども…😅

吉澤健の演技は素晴
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神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

4.0

第1章に比べるとエンタメ度が低く派手な展開は少ないが、3人の使者が好きなら楽しめる作品!キャラ萌え映画です。

マ・ドンソク、もっとアクション要員になって欲しかったかな。
あといろんなキャラを無理やり
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スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

4.1

良くも悪くも話は子供騙し

敵役のエピソードが弱くてホームカミングよりもハラハラしない、ただただCGとキャラクターが楽しい娯楽作でした。それで良いのかもしれないけど。

ゼンデイヤちゃんとトム・ホラン
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パピヨン(2017年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

オリジナル未見

長丁場の割には流れが良くて飽きずに観れて面白かった。
2人が最後に各々の生き方を尊重して別れるのが良かったな…。これより長いオリジナルもいつか観たい。

チャリハナとラミマの共演は2
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