このレビューはネタバレを含みます
組織がでかくなるほど、決定が遅くなる。
それをすごく感じさせる映画。すごく、自分の会社にも当てはまるような気がしてならなかった。あとは「礼には及びません。仕事ですから」というセリフに痺れた。
きっかけはくだらないかも知れないが、仲間と何かを作るって素敵なことで、私ももっとしとけば良かったなって感じた。歌はすべて素晴らしい。最後のシーンは、むむむ?となったが、好きな人は好きだろうな。
主人公よりも、それを支える奥様の姿に涙した。そこまでのことができるのか、それが愛なのか情なのか。モヤモヤするが、そのモヤモヤもちょっと心地いいような気がする。
作画が素晴らしい。映像だけでも観る価値あり。ストーリーは先が読めちゃう人もいると思うが、高校生らしい感じが好き。
ストーリーはわかりやすく、後味もすっきり。本当に夢に向かって努力する姿は好感が持てる。ダンス・歌も色気があり、観ててとても気持ちがいい。好き。
岡田将生が好き・原作も好きということで鑑賞。あのストーリーのグロさは漫画の繊細なタッチだからこそ耐え得るのではないかと感じた。原作に強い思い入れがあると物足りなさを感じるかもしれない。
神木隆之介が合いすぎてて素晴らしいの一言。将棋の映画で淡々と思いきや、色々な思いがぶつかり合ってて良い。どんでん返しとかハラハラ感が好きな人は物足りないかも。私は好き。次回も期待。
ラストに涙。ハッピーだけど、悲しさもある。少し違った選択をすれば、変わる未来があるということを感じさせられる。幸せだけど、本当に幸せなのか、すごく考えさせられた。
他人の生活への興味が少しずつその人も自分も壊していくのが、怖いけど面白い。もう一度ゆっくり観たい。