Tommyさんの映画レビュー・感想・評価

Tommy

Tommy

The Terrible Eruption of Mount Pelee and Destruction of St. Pierre, Martinique(英題)(1902年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

メリエスの特撮への挑戦?
映像ならミニチュアを本当の風景のように見せられる。

火山というテーマもあって、個人的にはとても好きでした。画面下、水がちゃんと液体を使って表現されてて、波打っているのが良い
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踊る小人(1902年製作の映画)

3.5

映像だからマジックも自由自在。

やってることはメリエスとしては、この作品で特に新しいことはないかな。

あるじ(1925年製作の映画)

5.0

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まずプロット、BGM、メッセージがよかった。ドライヤーの、監督自身が真の「あるじ」とする主婦たちへのリスペクトがすごい。
好みのカットもちらほら。
「あるじ」たるヴィクトルが車にぶつかりそうになりなが
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

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圧巻の映像・音声・キャストで壮大な神話を紡いでいる。Part1で感じた傑作の雰囲気は間違ってなかった。3部作通して、リアルタイムで見れていることが嬉しい作品。

香料採取への攻撃で信頼を勝ち取り、原住
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吸血鬼(1932年製作の映画)

4.5

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草刈鎌のショットがめちゃくちゃ決まってる

影のシークエンスがすごい
力強いクローズアップを取るドライヤーとホラーは相性良い感じがするな

どこまでが現実でどこまでが超自然か

(2023年製作の映画)

4.5

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映像として映らないシーツの中を最後にカメラが捉えることで明らかにする流れが、とても映画的な題材。

舞台装置をさまざまな角度から切り取るような画角・視点の選択が巧み。
スリリングで面白い作品だった。

ハエ人間(1902年製作の映画)

4.0

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スパイダーマン的視覚効果。

背景に置いてる絵のパネルを倒して床につけて撮影して、っていうのと合成してるのかな??

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

4.0

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ねずみはパントマイムと思いきや、人形が出てきて、その人形が動く。
しかしその動きはねずみ取りの男のセリフにリンクする。
その後ねずみを殺すシーンでは、修理工(?)の男がねずみ役になる。

ねずみの表現
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白鳥(2023年製作の映画)

4.0

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ウェスアンダーソンの均整の取れた画面が心地よい。

列車を映さない列車のシークエンスすごい。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

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外の世界を知らない「不自由」なベラは、この映画に出てくる誰よりも自由。
ベラはあまりにもピュアで、人間の知性と改善を疑わない。そしてピュアがゆえに「良識」に閉じ込められた世界を破壊する。「良識」の世界
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青ひげ(1901年製作の映画)

3.5

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画面の端に固定される青ひげ
少し巧みになってきた人形と人間のカットによる入れ替わり。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.5

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面白かった。

舞台装置の前で劇が展開されていく様は、メリエスとか初期の映画を彷彿とさせる。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.2

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市井の人々の苦しみと哀愁。
どうしようもない社会の閉塞感と一縷の幸せ。

ジャンヌ・ダルク(1900年製作の映画)

3.8

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舞台芸術的なラストシーンの興味深さ。

行進のシークエンスの長さの意図があんまりわからなかった。

破局(1961年製作の映画)

5.0

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ピタゴラスイッチ的な、奇術的な映像の面白さ。不相応な音を付けたり、行動が全て微妙にずれて上手くいかない感じとか、「ズレ」で笑わせるコメディの真髄。

顔を破けないとことか、切手が張りついちゃうとことか
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.2

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ケリーライカートowl
https://youtu.be/lP1fsp533us?feature=shared

良いビジネス(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

状況を把握するのに過不足ない台詞による説明と、一個の大オチで短編として成立させている。

最初から最後までしっかり緊張感があって、最後のオチまで駆け抜けている。

風刺的メッセージ性もある。

ショーイング・アップ(2023年製作の映画)

4.2

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寝不足もあって最初の方うとうとしちゃったんだけど、後半メキメキ面白かった


鳩が逃げていくシークエンスの緊迫感がよかった。

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.8

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タイムトラベルの新解釈。

ドレフェス事件(1899年製作の映画)

4.2

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wikiで各シークエンスの説明を読みながら鑑賞。

今まで「映像の魔術師」らしく、特殊効果的な側面でアプローチするメリエスを見てきたけれど、これは少しトーンが違う。

今まで見てきたメリエスは割と背景
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ガリバー旅行記(1902年製作の映画)

3.5

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「ゴム頭の男」である種実験的に行われていた(?)、同一フレーム内のマルチスケールな映像を用いてガリバー旅行記を映像化している

ガリバー旅行記自体の話を知らないので、ストーリーはよくわからなかった。

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