HiroKawazoeさんの映画レビュー・感想・評価

HiroKawazoe

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アマデウス(1984年製作の映画)

4.5

天才と凡人。サリエリは、モーツァルトの神がかりな才能を愛しつつも嫉妬する。
"真の美"の描き方は、三島由紀夫的なところを感じる。神に寵愛された才能を自らのものにせんとして、彼の遺作を自らのものにしてし
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オカルト(2008年製作の映画)

3.7

個人的にはシュールで気が狂っていて好きです。
モキュメンタリー形式。
人にオススメするかと言われると絶妙なところであまりオススメはしないけれども個人的には好きという感じ。

キャビン(2011年製作の映画)

3.5

このぶっ飛び具合は嫌いじゃない。笑
最初は順当なホラーかなと思わせつつ、明かされていく陰謀。
普通に見たら見たで楽しめるし、ネタとしても人にオススメできるし見て損はないと思います。

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.5

オリバー・ストーンのウォール街をマーティン・スコセッシが現代の文脈で描くとこうなるのか、と感銘を受ける。
この映画の公開時、監督のマーティン・スコセッシは71歳。おじいちゃんが監督した映画と言われると
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.5

商業大衆映画感は否めなくもなく、それらを批判する批評家の気持ちはわからなくもない。

しかし、霞ヶ関の政治家、官僚の無能さの露呈や、東京首都圏をぶっ壊しまくるゴジラの姿は、個人的な「やれー!やれー!や
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チャンス(1979年製作の映画)

4.0

この映画はおすすめの一本。聖書とかキリスト教についてそこそこの知識がないと面白さ半減かも。

ラストシーンでのどんでん返しはちょっと地味な演出なのでよーく見ないとわからないかも。

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.0

リュックベッソンがどうしてもやりたかったんだろうなあー、、という感じの映画。「レオン」では、あんなに素晴らしい映画を作ったのに、壮大なSFを作らせると、彼はどうにも自分のやりたいことが先行してしまう気>>続きを読む

ギャラクシー・クエスト(1999年製作の映画)

4.0

これは面白い!もうとにかく抱腹絶倒!
スタートレックのパロディなのだが、とにかく巻き込まれていく様が飽きさせない。

ビル・マーレイ主演の「知らなすぎた男」というシュールコメディ映画があるのだが、それ
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.0

エンターテインメント作品として普通に面白いと思う。
こういった映画を批評する批評家たちは映画に対して高尚な芸術性を求めすぎて、映画の本質を見失っているのかなと。

大衆映画は普通に見て、楽しめればそれ
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セッション(2014年製作の映画)

4.5

素晴らしい映画でした。最後のシーンはもはや一点に凝縮されたエネルギーが自分という宇宙を貫いていくようなカタルシスの崩壊。

主人公と教師の間でなんだかんだあって確執もあったけど、結局、音楽って楽しいじ
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スナッチ(2000年製作の映画)

4.0

テンポの良い映像感覚はやはりガイリッチーその人という感じ。
内容は群像劇。この映画のオープニングは有名だと思う。
映画ではないが、アニメ「バッカーノ」がOPをオマージュしている。このアニメも群像劇でと
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生きる(1952年製作の映画)

4.5

ゴンドラの唄のシーンは映画史の名シーンの一つ。必見です。

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

本当にクエンティン・タランティーノのスクリプト(雑談の脚本)は素晴らしい。
本作品は群像劇。時系列はあっちゃこっちゃいってます。

そういえば、イタリア人映画監督は、時系列をぐちゃぐちゃにする傾向があ
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.5

人間の運命や宿命はDNAによって果たして決定づけられるのか?

それがこの映画の主題だろう。この主題を掘り下げるとすると、DNAを"優劣"という指標で評価することは進歩主義的であり、古典的な考え方では
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風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.6

語り尽くしたくても語り尽くせないほど、素晴らしい映画です。
そこそこのIQと感受性を持ってないと楽しめないので、見る人を選ぶのは確か。

宮崎駿は、"アニメが好きな人"を嫌いだったり、「アニメなんて幼
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(1984年製作の映画)

4.5

音楽が本当に素晴らしい。マカロニ・ウエスタン時代からの制作パートナーのエンニオモリコーネによる珠玉の音楽作品群。ストーリーは禁酒法時代のアメリカのジューイッシュマフィア(ユダヤ系マフィア)の話。ノスタ>>続きを読む

スカーフェイス(1983年製作の映画)

4.5

"I always tell the truth. Even when I lie." 俺はいつでも本当のことを言っている。例え、嘘をついている時でも。

このセリフはこの映画で僕が最も感銘を受けたセ
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8 1/2(1963年製作の映画)

4.0

実存主義系映画の原点たる作品。未来世紀ブラジル、マルホランドドライブ、エヴァンゲリオン、カッコーの巣の上で、などなど、そのほか影響を与えた作品は数知れず。自己実存の矛盾の肯定という文学的主題を描いた名>>続きを読む

アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.0

1960年代のニューヨークの前衛芸術文化(モダンアート文化)について知らないと面白さ半減。アンディーウォーホル、ジャスパージョーンズ、マークロスコあたりのモダンアートについての造詣や、当時最先端メディ>>続きを読む

イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

3.5

ソラリスの海が源流。思想的にはクトゥルフ神話に近い。スペースホラー。賛否両論だが、面白い。

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.0

SFの金字塔。日本といえばSFと言わしめるに世界に貢献したのは20世紀少年と本作だろう。アニメ映画とバカにはできない。一回でストーリーの全容を把握しきれないし、主題も深い。

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

4.5

「アマデウス」の監督及び制作チームの作品。同じチームで、「宮廷画家ゴヤは見た」などもあるが、主題は同じ。こちらの方が名作。未来世紀ブラジルに近いものがあるが、より、開けた作品になっている。

バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

4.0

"群像劇"というジャンルを見たことなければ見るの大変かも。群像劇とは主役不在の劇で同じ世界観、舞台で、異なる人物の異なるストーリーが絡み合うことで一つのストーリーを描く手法のこと。間違いなくこの映画は>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.0

ディストピア(ユートピアの対義語)思想作品の最高傑作の一つ。テリーギリアム特有のチープなSF感がより狂気を際立たせる。SFとディストピアについて語るならば一度は見なければならない映画の一つ。

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.5

デカダン映画の傑作。解説を見ずにストーリーが理解できたならば相当にIQ高い。見た後にネットで解説を読み内容を理解し、ストーリーを反芻すれば一生心に傷を刻まれる映画になること間違いなし。
個人的な感動ポ
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ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

4.5

かなり前衛的な作品。70年代特有の古典とロックの融合作品。Procol Harumというバンドの「A Whiter Shade Of Pale」はクラシックとロックの融合音楽で、日本では荒井由実、細野>>続きを読む

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

4.5

異色中の異色の恋愛映画。途中、Cat Stevensという70年代に活躍したシンガーソングライターの「Where Do The Children Play?」という曲が流れる。70年代のカウンターカル>>続きを読む

何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

5.0

主演の鬼気迫る演技は必見。映画史に残る名演と思う。当時、アカデミー賞含み主演女優賞を総ナメしたのは伊達じゃない。
映画上の役どころと、実際の人物のパーソナリティが逆だったり、もともと二人ともサイレント
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ギター弾きの恋(1999年製作の映画)

4.5

実在の人物、エメットレイというヨーロピアンジャズギタリストの半生を描いた作品。ウッディアレンのこぶしがパンチ効いてる作品。

フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

5.0

"Life was like a box of chocolates." 人生はチョコレートボックスのようなものなんだ。というセリフはとても有名。
必見です。

奇人たちの晩餐会(1998年製作の映画)

5.0

ほぼワンシーンのみの喜劇映画。「十二人の怒れる男たち」、「フォーン・ブース」などと近い。
劇場演劇の映画演劇化なので、とにかく役者の演技が上手い。
イチオシの作品です。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

5.0

素晴らしい映画でした。
タンゴのダンスシーンは、映画史に残る名シーンでしょう。