はやしさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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エネミー・オブ・アメリカ(1998年製作の映画)

4.3

監視社会の是非を問う古くて新しい映画。当局が敵、というのはベタベタだけどよい。悪は滅ぶ、というアメリカ映画らしい展開も。

巻き込まれたウィルスミスが、ブリルという強力な味方をつけ反撃に転じるところか
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ベティ・サイズモア(2000年製作の映画)

3.0

モーガン・フリーマンが最後に全てを持っていく映画。

一番気の毒なのは完全に巻き込まれただけのジョージ。

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.8

原作を読んでいる時も、これはぜひとも音を聞きたいと思っていたので、映画化は待ち望むところでした。

亜夜、マサル、塵、明石、全員原作のイメージをそのままに実写化されており、予告編を見たときのテンション
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ダウン(2001年製作の映画)

3.3

人食いエレベーターの話。
ナンジャコリャ展開の連続だけど、ホラーでありサスペンスでありアクションであり、あの手この手で暴走するエレベーターに終始釘付けだった。

いきなりエレベーターの底が抜けたかと思
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ニーゼと光のアトリエ(2015年製作の映画)

4.0

人間の尊厳について考えさせられる映画だった。
人間は、どんな状態になっても感情や、表現したいことはある。そして、完全にとは言えなくても回復力や再生の可能性がある。
その過程を支援するのが、精神病者への
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アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.5

原作を読んでいれば、また違った感想になるかもしれないが、映画単体で見たときの印象を述べるなら、素朴で味わいのある物語。

グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.8

すごくポップでユニークなスタンドバイミーって感じ。

家型の車がコトコト走っている様子がかわいかった。車が燃えてダムに落ちて行ったときには、ああこれが彼らのひと夏の終わりなんだな…という予感があり、旅
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HELLO WORLD(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

普段恋愛系アニメーションを見ないので、結構新鮮だったし素直に楽しめた。

ナオミの裏切りも、全く責める気にもなれず、一人で今まで抱え込んでいた苦悩や努力を思うと泣けた。頼むから、ちゃんと幸せになってく
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3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

3.8

登場人物たちが若干感情豊かすぎなのでは?とも思ったけど、もがきながら、間違いながらも前に進む彼らの姿は心を打つ。原作ではほぼ空気の歩と零の交流もいい味だった。

後藤・桐山との対局は、将棋しかなくなっ
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WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

3.8

映像化していたことを知らなかった。
木の切り方、登り方、普段知りえない林業の様子を垣間見えて楽しかった。

山里深い田舎の景色はどことなく懐かしく、夏を感じられる作品かと。

ニキータ(1990年製作の映画)

3.5

厨房でのアクションシーンがテンションマックス。こんな感じでニキータ無双するのかな、と思ってたけど予想以上にラブストーリーメインだった。

マルコは監視役かもしくはニキータの命を狙う暗殺者かと思ってたけ
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ライアー ライアー(1997年製作の映画)

3.5

ジムキャリーの顔芸映画かな、って思ってたけど意外とストーリーもしっかりしてた。

本能寺ホテル(2017年製作の映画)

3.5

本能寺のタイムスリップを通じて、主人公が成長する物語。
信長がブラック上司ぶりを見直す場面などは、主人公との交流がいい影響を与えてるんだなーと思ったけど、ちょっとメッセージは弱いかな。
京都の街並み、
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二ノ国(2019年製作の映画)

3.3

原作を知らないので、先入観抜きで楽しめるかな、と思ったけど、後半は思った以上にきつかった。

世界観の風呂敷を広げるまではよかった。コトナのためならひとを殺せる!とハルが言い出したあたりから不穏な予感
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天気の子(2019年製作の映画)

3.5

少女か、世界か。すごく「テイルズオブ天気の子」て感じだった。

自分の保身に葛藤しつつも最後はほだかの味方をしてくれた須賀さんと、世渡りうまーく立ち回っちゃう凪くんがいい味を出していた。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.3

説明も少ない。言葉も少ない。受け手に委ねられている部分が多い、多くを語らない映画。

血の繋がらない同士の絆の強さは美しいけど、切れると脆い。でも、子どもは違う。クライマックスで、全員の幻想の世界が打
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アース(2007年製作の映画)

3.5

人間に生まれてよかったなと心の底から思った。

食物連鎖の頂点であるはずのシロクマが、捕食対象であるはずのトドを目の前にして力尽きるシーンがセンセーショナルだった。

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.5

このような再生の物語が自分にとってピンと来ない理由を考えてみました。

多分、再生のための過程が、ゴールのように描かれているからだと思う。
いい大学に入れた、就職に成功した。結婚できた。それはゴールじ
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喜びも悲しみも幾歳月(1957年製作の映画)

4.0

ヒューマンドラマかつロードムービー的な作品。

一つどころに留まらず、全国を飛び回る。雪に閉ざされた灯台の官舎で、職員の家族が寄り添いマンドリンを演奏する。そのシーンを切り出すと、俗世と無縁のようで憧
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ナミヤ雑貨店の奇蹟(2017年製作の映画)

3.5

東野圭吾だし、後味の悪いエンディングを迎えるのかも、とはらはらしていたけど、希望のある終わり方をしてくれてよかった。
こういう人間ドラマものは、人物画線でつながっていくのが気持ちいい。まずは原作で読み
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ウォーターボーイズ(2001年製作の映画)

3.8

テンポよい展開と軽快なギャグ、男子高校生の青春とはよきものだ!

釣り堀と化したプールでお魚を回収するシーン、チケットの営業、地獄絵図のような悲惨な中間発表、ダンレボの修行や予想外の片思いなど、笑える
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.3

キャリアはあるけど頑固で保守的なおじいさんと、老人は役に立たないと決めつけて、狭い視野でつっぱしる若者がお互いのいいところを認め合い、受け入れていく…という映画かと思っていたけど違った❗️若者よ、望む>>続きを読む

Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)

3.5

誰がブルーなんだ!って妄想するサイモンにはティーンの清々しさがあってかわいい。

サイモンは元来友情に厚くていい奴だと思う。そのサイモンが、自分の秘密を知られたくないがために、友達に嘘をついて騙したり
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デジャヴ(2006年製作の映画)

4.3

今まで見たサスペンスの中でも圧倒的な面白さが光っていた。

よくあるクライムものだと思っていたら、いきなりSF要素が打ち込まれて茫然とするしかなく、そこからの物語の加速度ぶりが最高に決まって気持ちいい
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ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

3.5

音楽や映像はちょっとファニーな感じでイマドキ。

主人公よりアールのが彼女へのファーストインプレッションがよくてむくれてるシーンとか、ティーンの未熟な感じが初々しい。

青春グラフィティとして描かれて
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エコール(2004年製作の映画)

3.0

数年前に見た映画で記録漏れ。

意図的な耽美の世界観に圧倒された。少女だけの閉じた世界には何かドギマギし、秘密を覗き見てるような背徳感すら感じる。

ストーリーは覚えてないけど、芸術映画というやつに該
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

4.3

自分の運命を受け入れて静かに生きていたであろうデキスターが、暗闇への恐怖や病気のおそれをエリックにもらすところで泣きそうになった。

一番強いのはデキスター母。エリックに何度も無茶をさせられても、エリ
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映画ドラえもん のび太の月面探査記(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

辻村深月のドラえもんを期待して鑑賞。

のび太の異説バッヂが外れてエスパルたちに遭遇するところ、そこからの世界観の広げ方が秀逸でわくわくした。

エスパルはただの人間、という本当は事実でない異説を現実
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