千頭利地蔵さんの映画レビュー・感想・評価

千頭利地蔵

千頭利地蔵

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

4.0

いじりにくいキャラを弄れるのって、その同姓の兄弟姉妹だけだよな…と思いグッときた

クリーン、シェーブン(1993年製作の映画)

4.5

面白さとかを別裁定にして、重程度の統合失調体験としてこれ以上のものはないんじゃないか。 

ラスト本当に悲しくて思い返すたびに泣ける

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.8

ラスト凄すぎて唖然とする。こんなに主人公をわけわかんない極限状態で放り投げて物語が閉じることあるんだ

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.2

原作の、あまりにもなシンデレラストーリーと、ポンポさんを初めとした実力者の金言を正義としてしまう描き方が好みではなかったのですが、天才的な肉付け(追撮)によって全てを肯定できる物語になった。 
原作物
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地獄の警備員(1992年製作の映画)

4.5

とにかく松重豊がデカいという機能だけで話が成立していてよかった。

クソでかい商社ビルにおける、あまり使っていない空間の廃墟感などが諸星大二郎の「会社の幽霊」と同じ視点で商社ビルを見ており、会社を幽霊
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.5

昨今の日本映画で希にみる登場人物の激昂にライド出来る作品で、 
一緒に「殺せーーー!!!」となれる松坂桃李パンチよかった

怪怪怪怪物!(2017年製作の映画)

5.0

自分で善悪を判別することの難しい思春期、邪悪ないじめっこ集団の中に居場所を見出だしてしまうのも無理はないよなぁ~と思わせてしまう中盤からのリーダーの弱さの共有と共犯意識とジャイアニズム描写、すごすぎる>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.8

よくよく思い返せば実は非常に練り上げられた日常コントなのだけども、それを作為的と悟らせずに日常の質感として切り出して行く技量、相当なものですよ。 

特にラスト、朝帰りの三陣営によるすれ違いコントは「
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

4.1

この監督、男に「ばか」って言う女性のエモシチュエーション描くの上手すぎ

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

4.5

金も食い物も帰る家もない、唯一ある車と犬も喪くしてしまった女が、漠然とした希望の土地へ向かうこともできない足踏みの時間だけで構成される映画…。 

特に前へ進めたわけでも成長したわけでもないが、人が羽
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.6

ここまで現実をドカンと提示されてしまうと、 
あくまでもドラマとして描く利点を全く見出だせなかったよ…。 
俺は“嘘”が大好きなんだよな

アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.1

ウディ・アレンが自身の恋愛を自己分析し、自らその反省点(自意識過剰で傲慢で自己愛が過ぎる、など)を俯瞰的に描写しているように見えて、やっぱりナルシズムを感じちゃってキツい。 

イーストウッドとかウデ
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ザ・グリード(1998年製作の映画)

4.0

映画を見てニッコニコになる要素が全部つまっているな

ウィッチサマー(2020年製作の映画)

3.5

伝承怪物ぽいルールが設定してある魔女と、妄執に駆られながら捜査していく青年という構図は面白かったが、リゾート地やひと夏という時間舞台設定をまったく生かせてないので勿体なかった

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

「押井守がきっかけでくっつく」って言うから、てっきり趣味の話の延長で盛り上がったりするのかと思ったら本人出てきてデケェ声出して笑っちゃった。マジのキューピットじゃん。 

ミイラ展とか今村夏子の新作と
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悪魔の植物人間(1973年製作の映画)

3.6

話や映画文法に特筆するところはないけれど、奇形男の醜美学的な悲哀がよい

スペース・スウィーパーズ(2021年製作の映画)

4.7

カウボーイビバップ、ナディア、アウトロースター… 
これこそがアニメの映像化だ…。
これが日本で作れなかったこと、作れないであろうことが本当に悔しい…

ヒッチャー ニューマスター版(1986年製作の映画)

4.2

主人公をいたぶり「自分を殺せる者」として成熟させていく殺人ヒッチハイカー、呼応するように「自分だけが奴を止めることが出来る」とさだめを背負う主人公。
二人にしか分からない理屈の境地…これが巨大感情BL
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.0

テープのところ、突然黒沢清に全力で殴られた感じで良かった

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

4.4

成長して魔法が使えなくなった「劇画オバQ」などれみ達なんて観たくない。 
これは魔法を信じられなくなった俺たちのための物語…
懐古作品復活させる試みは全てこの作品を参考にしてほしい。 

バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

4.6

最高。 
「圧政と貧困に喘ぐ村VS外部の敵」と 
「舐めてた奴(村)が実は殺人マシーンでした」のプロットって同時に存在できるんだ

とっととくたばれ(2018年製作の映画)

3.6

途中から完全に主人公関係なくなって、ソファで死にかけながら状況眺めてるだけなの可愛い

クラッシュ(1996年製作の映画)

4.6

全編に渡り登場人物がセックスをしているかオカズ探しをしているかだけで構成される異常映画。 

交通事故とセックスを同一視してしまう性的倒錯者たちのセックスは凸の性的エネルギーのぶつかり合いになっており
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ディック・ロングはなぜ死んだのか?(2019年製作の映画)

4.5

俺の好きな人間のダメなところが詰まった映画だった。 
このワンアイディアだけで映画作っちゃったことに何度思い返しても笑えてくるな

マッド・フィンガーズ(1978年製作の映画)

4.3

よくわかる狂人のつくられ方 じゃん 

やはり金玉を潰すことで勝負が決まるバトルは説得力が違う

実録・幼女丸焼き事件(1993年製作の映画)

4.6

一番大事な人間を失い、狂人強度が最高潮に高まった二人の男のラストバトルなんですが、当初の復讐心や報復といった動機を超越してただ「相手を破壊する/燃やし尽くす」ことに固執する殺意のみになっていくのが本当>>続きを読む

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