千頭利地蔵

007/消されたライセンスの千頭利地蔵のレビュー・感想・評価

007/消されたライセンス(1989年製作の映画)
4.2
ボンドが完全に私情で動くという、これまでの定番プロットから完全に逸脱した作劇になっているのだけれど、過去作のセルフオマージュに溢れた場面やアクションの景気のよさは完全に総決算といった気概が感じられる。 

後ろ楯がなくなったボンドにQが前線にまで乗り込んで援助してくれてるのにデカい感情が発生して泣いちゃった。 

ボスの殺し方も今までで一番気が利いてると思う。 

でも、ここまでしといてボンドは平然と復職してそうなところが唯一の問題点なんだよな