赦しと贖罪の融和点
自分の大切なものを失った、個人の行き場のない怒りと哀しみを解消する責任転嫁の行為。それによって他者が何かを失うことで初めて自分と相手に空白の対照性を感じて折り合いをつけるという構図、分かるんだけど本当にやるせない。
登場人物それぞれに人間的欠損がバランスよく描写される一方で、あからさまに露悪的なマスメディアの描き方が気になった。
あと古田新太、恫喝する演技だけやたら芝居っぽく感じてしまって個人的にノイズだった。
からあげがトリガーになって溜まってたゲージが満タンになるの笑ったけど本当にそういうものなんだよな