Redick4さんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

Redick4

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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.2

冒頭10分は退屈だったけど話が進むにつれて予想してなかったシビアでドライな話になっていったので良かった。菅田将暉がどんどんつまらない男になっていくところはめっちゃ笑えるけどなかなかリアルだとも思う。

SAFE(1995年製作の映画)

4.4

映画全体にグロテスクな気持ち悪さがべったりと貼り付いている。ジュリアンムーアの痩せ方が役作りにしても病的でやばい。
時折絵画のように綺麗なショットが入る。

ガンズ・アキンボ(2019年製作の映画)

4.0

オープニングからめっちゃ偏差値低くくて良い。最後までそのテンションでいってくれたので楽しめた。

私の中のもうひとりの私(1989年製作の映画)

4.4

撮影監督がスヴェンニクヴィストなので言わずもがな撮影が素晴らしい。基本的に地味で抑えめな演出だが、時折みせる大胆なカットにウディアレンの巧さがでてる。
「インテリア」と同じくベルイマンの影響がとても強
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.3

オープニングからとても良い。ポスター貼り替えるとこが凄く良い。スケボーで二車線道路の真ん中突っ切るところは情緒的。
欲を言えばあと10分長くして主人公と母親の関係をもう少しだけ掘り下げてほしかったが、
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

相変わらずのノーラン。アクション下手。インセプションよりはジャンプカットの使い方がまし。でもお話を語る気がないところは一緒でどうもダメだと思う。
ただ、映画館に人をいっぱい集めてくれてるしフィルムでI
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眠る虫(2019年製作の映画)

3.5

バス降りた後は本当につまらない。多分映画としての出来とかじゃなくてこの監督の感性が生理的に受け付けられないから自分はこの映画好きじゃないんだと思う。日常の細かな描写に根差した映画はもっといいのが沢山あ>>続きを読む

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

4.7

ロメール+アントニオーニな恋愛映画。
ラストの街の情景だけが淡々と写し出されていくところは「太陽はひとりぼっち」のオマージュだろう。
主演2人の会話が自然かつ興味を惹く内容で延々と繋げるのは凄い。
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フィラデルフィア(1993年製作の映画)

4.2

ジョナサンデミの技巧派な部分を感じる事ができる作品。
デンゼルワシントンが図書館に行き、差別を受けるひとりぼっちのトムハンクスを見つけて弁護を決めるシーンは凄く良い。この前のシーンで一瞬だけクリスマス
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サンライズ(1927年製作の映画)

4.7

喜怒哀楽全てが詰まった大傑作。
教会でのキスシーンは今まで観た映画の中でもトップレベルに良い。
湖の反射に光に満ち満ちた都会の情景が浮かぶところはめちゃ凄い。

俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク(2013年製作の映画)

4.5

笑っていいのかわからない意地悪なギャグが延々と続く。さらに、この映画に出てくるニュース局が明らかにCNNとFOXニュースが現実でやってることをギャグにしてるのでなおさら笑えなくなってくる。
無駄にカメ
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.4

主人公2人の関係性が素晴らしい。とにかくどんな時もお互いを褒め合って協力できる友達関係が羨ましい。
「オデッセイ」と並ぶポジティブ映画。

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

-

本作の別れ際のカップルのいざこざについての物語ではない。自分から行動を起こすことが出来なかった人間が死ぬ間際に見た走馬灯である。

本作の主人公はジェシーバックレイが演じる女の子ではない。劇中彼女の名
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行き止まりの世界に生まれて(2018年製作の映画)

3.9

映像かっこいい。観る前に期待しすぎたのか、あまりピンと来なかった。
断片的に良いところは沢山あるが、映画全体としては言いたいことが少し散漫な気がする。アメリカの片田舎での若者の現実、虐待、スケボーなど
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飛行士の妻(1980年製作の映画)

4.9

出だしからフランソワを応援せずにはいられない。大したことは何も起きないのだが、逆にここまでミニマムな設定だけで面白い映画ができるのかと感動した。
終盤でフランソワが彼女の家に行く場面の素晴らしさ。

美しき結婚(1981年製作の映画)

3.9

オープニング・エンディングでかかるポップソングはなんか良い。
本作でもカラーコーディネートが成されていて、撮影規模から考えると凄いなと思う。

ブリーダー(1999年製作の映画)

4.3

レフンは若い頃からセンスに溢れている。暴力描写が良い。

リサと悪魔(1973年製作の映画)

4.6

ゴシックロマンス+ジャッロ。
本作のほとんどのシーンはとある大きな屋敷の中だけで展開するが、装飾や美術品が美しく、グロテスクで素晴らしい。
エンディングのよく分からなさが異常に不気味で良い。

血みどろの入江(1970年製作の映画)

4.1

雑な展開も多々あるが、しかし、ショック描写の表現がとても豊かな映画であることは間違いない。
エンディングの突拍子もない感じはルチオフルチの「マッキラー」に似ている。どちらも迷エンディング。

緑の光線(1986年製作の映画)

4.6

主人公の孤独で居場所がないが寂しいから誰かと一緒にいたい感じは「フランシス・ハ」とか「勝手にふるえてろ」に通ずるところがある。
撮影が素晴らしいのだがスタッフは素人の女性を数人起用したらしい。エリック
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友だちの恋人(1987年製作の映画)

4.3

ロケーション、美術、衣装は100点。
セルジーの近代的な建造物が観れただけで幸せ。
とにかくセリフが多くて疲れるが、登場人物の描写が緻密なので話を追っていける。

アルプス(2011年製作の映画)

4.6

今まで観たランディモスの作品に共通して言えるのは現在地に居場所の無い人のもがきを描き続けていることだ。

病院のベッドで寝たきりの女の子にラケット持たせてテニスするところは笑える。
新体操のバトンでぶ
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インセプション(2010年製作の映画)

3.9

子供の時に観たの以来久しぶりにIMAXにて鑑賞。
やっぱりノーランの映画はいろいろ問題がある。映像作家としてとても凄いとは思うが。
「インセプション」の一番の問題点はキリアンマーフィーの頭にインセプシ
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