Redick4さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

Redick4

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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.2

これで脚本執筆料など貰えるんだとしたら終わってる。今作で起きることは前作に全部ぶち込めたはず。とにかく話が進まない、アクションと絡まない。予算かかってるからヴィジュアルはある程度はいいけど、アクション>>続きを読む

殺人狂想曲(1971年製作の映画)

4.7

久しぶりに出会った怪作。ゴードン・ウィリスは何かの間違いで撮影を担当してしまったのだろうか。へんちくりんな話なのにとにかく撮影はめっちゃ凄い。メインの照明が常夜灯からロウソクへの切り替わりをワンカット>>続きを読む

美しき仕事(1999年製作の映画)

-

ペドロコスタは嫌いだけどクレールドゥニは好き。
撮影がとんでもなく綺麗だが、何より凄いのはまるでカメラではなく眼でその自然の美しさを見ていると錯覚する色彩設計。ここまで自然を自然として捉えた映画を観た
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.5

丁寧どころか行き過ぎなホラーシーンが多い前半からの盛大な振りオチ。だけれどもその振りオチの突き抜けたハイテンションさがとにかく最高。最近大作が多かったジェームズ・ワンが初期作品の規模感で生き生きと撮っ>>続きを読む

よこがお(2019年製作の映画)

4.5

『エル』のイザベルユペール並に筒井真理子がかっこいい。ハネケの静けさと、ヴァーホーヴェンの力強い女性像を併せ持ったような映画。

蜘蛛女のキス(1985年製作の映画)

4.4

狭い空間の中だけで話が進んでいくが、ヴィジュアル的な見せ方に優れている。カメラワークがとても良い。

ローラ殺人事件(1944年製作の映画)

-

台詞、長回し、編集、どれもテンポが良く素晴らしい。『バニーレイクは行方不明』と構造は一緒。

ハロウィン KILLS(2021年製作の映画)

4.3

前作はまあまあ楽しんだけど、今作はめっちゃ面白かった。暴走するマイケルにより無闇矢鱈で不条理に死がかさんでいく様が愉快すぎる。また前作よりもよりホラー演出が丁寧で、洗練されていると感じた。

由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.4

『万引き家族』みたいな社会派映画かと思ったら、真実に近づこうとすればするほど遠ざかっていくカフカ的なお話だった。そういう意味ではとてつもなくリアリティがあり、生々しい。
ラストの感じは『アマチュア』を
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下女(1960年製作の映画)

-

ほぼ同時期に『召使』がイギリスで作られてたことが興味深い。国が違えば同じテーマでも表現や演出は当然異なり、そこが観ていてとても面白いと思った。『下女』については、やはり韓国ということで、父権主義が崩壊>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

4.0

クソみたいな演劇が出てくる場面は惚れ惚れする。

愛は死より冷酷(1969年製作の映画)

-

ファスビンダー最初の長編は、青臭いゴダール憧れ。ドイツ人がアメリカ人やフランス人のようにカッコつけるとほんとにダサいのは不思議。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.2

三浦透子が自身の重めな身の上話を唐突に話し出すところは違和感として残るが、それ以外はとても楽しめた。
とにかく撮影が素晴らしい。芝居の拾い方、かっこいい画角の使い所、撮影と編集の良さが詰まった映画。
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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

4.3

かなりのシーンをIMAXカメラで撮影していて、久しぶりに大作を映画館で観ている感覚を味わえた。
話の展開やギミックはスペクターよりもさらに大味な感じが007ぽくて良い。撮影もディーキンス味が消えてアク
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オールド(2021年製作の映画)

4.2

撮影がとても良かった。「スプリット」以来あの撮影監督と一緒にやってるけど今回が1番合ってるのでは。「イットフォローズ」的な上手い長回しが本作でも機能してた。あと、結構いい塩梅なネタバラシだった。無茶な>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.1

前作の方が映画としての完成度は高いと思うが、鈴木亮平のキャラクターは突出して良い。ガタイのデカさによる暴力の説得力が凄い。全体的にはやはり前作の方が映像、演者ともにバランス取れてて良かった。