Redick4さんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

Redick4

Redick4

映画(1446)
ドラマ(2)
アニメ(0)

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

4.7

前回のスパイダーマンがファンサの到達点と引き換えに作品の出来を落としていた訳だが、本作はサムライミ映画としてしっかり作られている。なんならこれまでのMCU作品の中で最も映画としての出来が良い部類だと思>>続きを読む

囚われの女(2000年製作の映画)

-

冒頭のシークエンスは上手すぎてびびった。追跡シーンのお手本として素晴らしい。途中から長回しでのやり取りの連続で台詞が横滑りしたが、集中できたらより楽しめたのかも。

13F(1999年製作の映画)

4.2

佳作。60〜70年代の予算少なめがんばってるSFに近い雰囲気を感じる。

ポーラX(1999年製作の映画)

-

カラックス版『ブルーベルベット』とも言うべき光と闇のお話。謎の楽団が出てくるところはめちゃくちゃかっこいいが意味不明。しかし、この作品自体が『ウィークエンド』へのオマージュだと思えば腑に落ちる。

パリ13区(2021年製作の映画)

3.6

ルーシー・チャンという女優さんは全く知らなかったけど、彼女はとても良かった。あとは割とどうでもいい映画。

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.0

映像は素晴らしいし、『クリムゾン・ピーク』の時より大分テーマを意図した撮影がされてる。けど、ノワール映画という感じでもない。ノワールと呼ぶにはあまりに金がかかりすぎてる。前半部のサーカスのシーンはいか>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.7

めっちゃつまらん訳じゃないし、ノーランのよりは100倍努力しているとは思うが、180分という尺は本当に隙がなく面白くないと許されないことがこの映画でよく分かった。話の運びは遅いし、ストーリーも紋切り型>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

-

オープニングがバカかっこいい。120点のシーンと50点のシーンが一つの作品に同居するのはカラックス毎度のこと。切れ味は未だ衰えていない。

飾窓の女(1944年製作の映画)

-

デパルマの『ファムファタール』の元ネタの一つ。普通に面白い。

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.0

久しぶりに腹の立つ映画に遭遇した。前半までは結構楽しめていたのだが、クライマックス周辺の作為的な感じに反吐が出る。もちろんこの映画が伝えたいメッセージそのものには何の反論もないが、それを上手く包み込ん>>続きを読む

フランス(2021年製作の映画)

3.7

映像や衣装は綺麗だけど、その人工的な感じがかえってお話の部分を邪魔してる。レアセドゥのキャラクターはどっちつかずである意味リアルだけど、前述の理由から突き放して描いてるように見えてしまう。その割にはシ>>続きを読む

タリーと私の秘密の時間(2018年製作の映画)

4.3

開始25分、人間が追い詰められていく様からのホラーモンタージュが凄い。ジェイソン・ライトマンは派手さはないけど本当に演出力に優れている。

スパイの妻(2020年製作の映画)

3.8

撮影と編集がゴミ。面白くなりそうな題材とキャスティングを映像素材が台無しにしてしまっている。つまらなくはないが、だからこそもっと面白くできたと感じた。

JSA(2000年製作の映画)

4.3

ラストの写真の切れ味は凄まじい。最近ポン・ジュノの映画をちゃんと観たせいでこれまでとパク・チャヌクの見え方が変わった。粗削りだけど凝った語り口で、瞬間最大風速の強さが彼の良さなんだろう。他の作品でも思>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

公開日に観た。いいところと悪いところがごちゃ混ぜで、ジャンル的にもエドガー・ライトの素質と噛み合っていない感じがした。撮影監督との相性の問題な気もするが。後、女性と男性の描き方が少しステレオタイプ過ぎ>>続きを読む

シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.9

期待して観るような映画ではないので期待せずにみたらそこそこ面白かった。70点映画としての出来は100点

処刑の丘(1976年製作の映画)

4.6

力のある映像。ソヴィエト映画としての出来は120点

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

4.4

やっと劇場に行けた。もっと早く観に行きたかったけど。
お話、アクション、編集どれをとっても『インセプション』の120倍面白い。改めてマトリックスの世界観がよくできてることがわかった。リローデッドとレボ
>>続きを読む

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

4.0

クローネンバーグ級の痛々しい描写を久しぶりに観た。終始主人公の感情と思考にシンクロしたストーリーテリングで、そこはなかなか上手くいってるとは思うが、その作りがあまりに生真面目過ぎて観ているのが辛くなる>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.3

気落ちしそうな話をエンターテイメントに昇華するのがアメリカの凄さ。美術と音楽がとても良かった。

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

-

結婚生活の欺瞞をポップにテンポ良く描いている。というよりももはや馬鹿にしている。結婚式の写真撮影シーンでわざわざ写真を撮る合間の移動を写すところは、幸せなはずの瞬間の裏側をみせる意地悪な撮り方。

地獄の警備員(1992年製作の映画)

4.2

音楽然り、松重豊の非人間的なビジュアル然り、『ハロウィン』/カーペンター味が強い。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

-

MCUにしかできない第四の壁の破り方。噂には聞いていたけどここまでやったのは素直に凄い。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.5

今年1番のくだらな超大作。馬鹿映画だけどだんだんリアルに笑えなくなってくる作りはさすがアダムマッケイ。